河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1681- エロード、Va協、鈴木学、ブルックナー2番、小泉和裕、都響2014.9.19

2014-09-20 10:28:12 | インポート

2014-2015シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2014-2015シーズン
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2014年9月19日(金)7:00pm 東京芸術劇場
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エロード ヴィオラ協奏曲 10′7′8′
 ヴィオラ、鈴木学
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ブルックナー 交響曲第2番(ノヴァーク1877)
       19′16′5′19′
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小泉和裕 指揮 東京都交響楽団
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小泉の棒、前回の第1番のときも感じたのですが、今回の2番もアダージョ楽章が濃い。綿々と歌い込むといったことでは全くなくて、少しドライで、なにか干し草のようなものが、それも一度濡れていたものを乾かした後のような、なにかを通り越してきたような乾きの表現。実に味わい深い。
まさに、小泉アダージョ!!
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ソナタの構造は内部からの光の当て具合が良くクリアで実にわかりやすい。若い番号ながら3主題がこれだけドラマチックに響いたのは驚き。恐らくそういう気構えで曲にあたっているのだと思いますが、演奏解釈と表現がうまく結びついてインスパイア的にパルスが伝わってきた。若番ブルックナーに興奮しました。
いつもながら硬くて明るい都響サウンド、こうゆう曲には合ってます。明瞭度が高まるほどに曲の輪郭がよく見えてきます。ブラスも弦も硬いのですが、このブルックナーに弦5部は最高のバランスの演奏となりました。
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演奏解釈の深さという点では、8月にあった同じく都響&インバルのブルックナーとは天地の開きでした。
おわり