河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1333- デニス・ラッセル・デイヴィス=ハイドン交響曲全集 完了!99-104

2012-01-08 00:10:00 | drd-haydn-complete syms


例の37枚組聴き終えました。
今まで聴いた内容は以下にあります。
ここ
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ロンドン・セット第2期
一気に6曲聴き終えました。全てに序奏が非常に魅力的。そして各楽章の味が濃くなっていて曲の特色が非常に明確になってきた。やっぱりこのあとはベートーヴェンなんだと思う。
それぞれ副題にとらわれることなく聴こう。
第99番は演奏が妙に落ち着いていてあっさりと短い印象。
第100番も端正だ。第2楽章結尾のトランペットが印象的。ブラスの大胆な使用がだんだんと出てくるということだ。
第101番は流れが美しい。特に流麗なフィナーレはお見事。
第102番はうってかわってこぎみがいい。
第103番はさらに大きくなり、第1楽章の序奏が回帰するあたり規模の拡大を感じる。序奏のティンパニのリアルなサウンド収録は特筆に値する。
第104番はもっと大ごとになる。オーケストラがひきずるような音を出してくる。次の作曲家にこのあとはまかせよう。といったところか。
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これで全部聴き終えました。
若い頃のデニス・ラッセル・デイヴィスのイメージからして、よもやハイドンやブルックナーの交響曲全集を振るとは思いもよりませんでしたが、研ぎ澄まされて鋭角的で美しくも明快。へんな小細工に弄されることなく、己自身のハイドン像をりきむことなく表現。何度でも聴きたくなります。今後は曲順ではなく、思いついたところからこちらも自由自在にピックアップして繰り返し聴いていきたいと思います。
すばらしい全集でした。
おわり
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