柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

107号 スイレン、スカシユリ、センノウゲ、コマツヨイグサ、キバナミソハギ、コジュケイ

2008年08月01日 14時32分23秒 | 花、写真、家庭菜園
 今週の月曜日に盆栽家の時崎先生のお宅に取材の途中、少し時間があったので日立市の鵜の岬海岸によって見ました。ちょうど海岸に近い砂場や岩場にスカシユリが 咲いていました。スカシユリの名前の由来は花弁の間が透けていることによるらしいです。
 
 海岸にはスカシユリの他にハマニガナ、ラセイタソウ、コマツヨイグサなどが咲いていましたが、コマツヨイグイサの花は早しぼんでいました。午後6時ころ取材の帰りにまた寄ってみましたところ、きれいに咲いていました。
 朝のコマツヨイグサ  夕方のコマツヨイグサ
 近くの国民宿舎「鵜の岬」の池のスイレンが朝に見た時はきれいに咲いていましたが、帰りには皆しぼんでいました。
 植物の解説書などにスイレン「ヒツジグサ」の花の名の由来は羊の刻「午後2時」ころに咲くことに由来する書いてあるものがありますが、これは間違いで羊の刻ころしぼむことに由来します。
 午前のスイレン  夕方のスイレン
 コマツヨイグサは夕方に咲き、朝にしぼみ、スイレンは朝に咲き、昼過ぎにはしぼみます。このように花の咲く時間が決まっている植物はかなり多いです。花の咲き方で時間を知ることを花時計と言います。

  鉢植のセンノウゲが咲きました。センノウゲは中国原産のナデシコ科の花で、名の由来は京都の仙翁寺で栽培されていたことに由来するそうです。朱紅色の花が鮮烈で美しい花です。マツモトセンノウに似たところがあります。

   先週、ニワトリになついていたコジュケイがメスのニワトリに追われたため、もう帰ってこないかと残念に思っていました。ところがうれしいことにまた帰ってきてニワトリのすぐ近くにいつもいるようになりました。
 どこかでスリコミ(動物、特に鳥は卵からかえった時、一番名最初に見た動くものを親と思う)の間違いがあったようです。このコジュケイは雛の時に、親とはぐれてしまった時にたまたま近くにいたニワトリを親と間違ったのではないかと推測しているのですが。ニワトリ達がいなくなるとピョピョと鳴いてニワトリを探します。眺めていると親に似た茶色のメスではなくて白い大きなオスになついているようです。
 人間も最初に習った知識がインプットされると、新しい正しい知識が入ってもなかなか頭が認めようとしないことがよくあります。
 先日も庭にポポーがなっているおじいさんに「これはポポーですね」と聞いたところ「いやこれはライチーだ」と言うのです。「いや、これはポポーです」と言っても「これはライチーだ。貰って食べた実の種を庭にペッ、ペッと飛ばしたものが発芽して実がなるようになった」と言っていました。このペッ、ペッの2回が味噌で、ポポーは2種類の品種があると実がなりやすいのです。運よくこの性質の違う2個共が発芽して育ち、たくさんの実がなったようです。
 最後までこのおじいさんはポポーを認めませんでした。どうも最初に間違ってライチーと教えられたようです。
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2 コメント

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花時計 (浜野ウッドN)
2008-08-06 22:54:47
こちらで毎回 色々と植物について
勉強させていただいていますが
花時計とは なんとも
おしゃれです
コジュケイも、帰ってきて
何だか うれしいですね
植物の画像ですが
やはり 専門家の撮られるものは
違いますね
以前から 思っていたのですが
クリックして 画像を
拡大してじっくり見たいのですが
そのような設定 していただけたら
嬉しいのですが
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浜野ウッドN様 (kakinouenosarumaro)
2008-08-08 10:02:39
 いつも小生のブログを見手いただきありがとうございます。
 毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。小生は園芸関係の本の制作が5本あり、毎日、暑いさなか写真撮影や庭、植物の管理に追われ気も狂わんばかりです。

 写真拡大の件ですが、残念ながら写真をブログで拡大して見られるようにする方法を知りません。
 申し訳ありません。
 秋に涼しくなったら一度お出かけください。
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