柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

144号 ニホンミツバチ捕獲大騒動、マンテマモドキ?、膳所高校09年大学入学状況 他

2009年04月30日 16時38分25秒 | 花、写真、家庭菜園
   
 4月25日(土)は大雨で茨城に帰るのをあきらめ、会社で仕事をしました。翌日、朝早く茨城に帰りました。
 朝からやや寒いながらもよく晴れていました。ニワトリに餌をやらなければならないと、急いで鳥小屋に行くと、鳥小屋の周りをものすごい数の虫が飛んでいました。「ウワーこれは何だ!」一瞬、ニワトリが死んでハエがたかっているのかと思いました。しかし、虫たちがだんだんと梅の木の下に集まっていきます。覗いてよく見ると日本ミツバチでした。分蜂したものがそこに集まっていたのです。「シメタ!」と思いました。
 日本ミツバチは我が家の壁面の裏に巣を作っています。このハチの蜜は壁を壊さないと採れないのであきらめていますが、いつかは分蜂するだろうと新しい巣箱を作っておきました。
 まず、家に戻り、帽子とビニール袋を頭からかぶり、虫取りを網を持ち、巣箱に蜂蜜を塗り、底に板を敷き、おそるおそる網ですくって巣箱に入れました。しかし、ビニール袋をかぶっての作業はやりにくく、どこに女王蜂が居るかわかりません。そこでビニール袋を脱ぎ捨て、軍手をして、手で直接ミツバチをすくって箱に入れました。頭の周りはワンワンワンとハチだらけです。それでも幸いにも刺されることはありませんでした。
 巣箱をそのままにしておき、小1時間ほどして見に行くと梅の木にはハチは一匹も居ません。「逃げられたかな」と思い巣箱の中を覗くとハチ達は一塊になっていました。「ニホンミツバチ捕獲成功!」と心の中で叫びました。
 巣箱を直射日光の当たらない木陰に移し、巣箱にふたをして、底に板切れでハチの出入り口を作りました。観察しているとハチが出たり入ったりしています。日本ミツバチは気に入らないとすぐに逃亡すると言われています。ハチが出て行くばかりでは「まずいな」と思いましたが、入るハチもいるので一安心しました。この群れは4日ほど巣箱にいるので、逃亡はしないだろうと思っています。

しかし、ニホンミツバチ騒動はこれで終わりではないのです。

    
 4月29日(昭和の日)、この日も朝からよく晴れて暖かい日でした。花の写真を撮ろうとして、芝生の庭に行くと、また、大量の虫が飛んでいました。今度は、すぐにミツバチだとわかりました。26日に獲ったミツバチが「逃げたか?」と慌てて巣箱に行くとハチ達は穏やかに出入りをしていました。飛んでいるのは新しい分蜂した群れだとわかりました。どこに集まるだろうと見ていると裏の林のコナラの木の5、6メートルの高さの所に群がりました。
 今度は高い所なので困りました。「焦るな」と心に言い聞かせて、まず園芸支柱をつなぎあわせて長い虫取り網を作りました。しかし、2群も分蜂することを想定していないので獲ったハチを入れる巣箱を用意して居ません。困ったなと思い、何か巣箱になるものがないかと探すと土管がありました。これを木陰に移動して巣箱にすることにしました。高い脚立を使わないと捕虫網だけではハチの群れに届きません。コナラの下はササ薮で足場が悪いので転落する危険があります。仕事が忙しいので妻も息子も東京におり私一人です。「まあ落ち着け」と思い、脚立から転落した時危険なので鉛筆など尖ったものをポケットから出し、緊急連絡用の携帯電話を持ちました。脚立を上がり捕虫網をハチの群れに近づけました。何とか届きますが捕虫網が長いのでふらふらとして不安定でなかなかうまくいきません。それでも2,3度ハチをすくって土管に入れました。4度目に脚立からついに転落しました。最初から危険を想定していたので大事には至りませんでした。5度、6度とやっていると「痛ててて」ついにオデコを一発刺されてしまいました。土管に入れたたハチはすぐに皆逃げてしまいました。
 これは失敗かなとあきらめかけた時、ハチがいっせいに飛び出し、天空がハチだらけになってしまいました。女王蜂が群れを荒らされるのを嫌って、場所を変えようとしたらしいのです。どこか、遠くに行ってしまうのかと見ていると今度は庭のヤマブドウの幹に集まりはじめました。今度は地上20センチの所でした。「これでいただき」と思いましたが、しかし、重い土管をここまで運ぶのは大変です。何か巣箱になるものはないかと探すと都合の良いことに、寄せ植えの徳原先生が作った撮影台を発見、少し小さいがこれを巣箱にすることにしました。
 巣箱に蜂蜜を塗って、後は前の群れと同じようにハチを移動させました。女王蜂が巣箱に入ったと見えて、後のハチたちもゾロゾロと自動的に巣箱に入りました。

 短期間に2群もニホンミツバチをゲットできたのはラッキーでした。逃亡しないように願っています。
 
 最初の群れをA群、後をB群と名づけました。
 
  4月228日(火)はカツラの花の撮影をしようと筑波実験植物園に出かけました。途中でレンゲ畑を発見。筑波山をバックに撮影しました。関東北部でレンゲ畑を見るのは珍しいことです。
  
 カツラは残念ながら花は終わり小さな実になっていました。
 帰りに腹が減ったので、遅い昼飯を食おうと思って、ラーメン店の駐車場に入れようとした時に歩道脇に小さなピンクの花がたくさん咲いているのを見つけました。一瞬、マンテマだなと思いました。マンテマは以前、富山の雨晴海岸と滋賀県の野洲川の川原で見て以来久しぶりで、こんな所で出会えるとは懐かしいなと思いました。
 車を降りてよく見てみると記憶しているマンテマと様子が少し違います。多少ガッカリしました。写真を撮り図鑑を見ても、マンテマかマンテマモドキなのか良くわかりません。マンテマのような気もするのですがピンクの地と白の覆輪がはっきりしません。
 

 今年も私が卒業した滋賀県立膳所(ぜぜ)高校から同窓会のタブロイド新聞「JUNGIDO」(遵義堂)が送られてきました。それに今年の主要大学合格者人数の報告がありました。主な大学合格者数を抜粋すると「京都大学45名、大阪大学42名、東京大学7名、そのほか国立、公立多数。私立では立命館大学273名、同志社大学102名、早稲田大学22名、慶応大学7名、そのほか私大多数」でした。私が卒業した日本大学にはたったの1名でした。私は芸術学部写真科卒ですが、日芸も最近は作家、コメンテータ、芸能人などたくさん活躍する人が出てきました。しかし、膳所高校では日大はあまり主要な大学と思っていないフシがあります。
 膳所高校は田舎の滋賀県立高校ですが大学入学率は高く、公立では関西でトップクラスではないかと思っています。私は学業最下位入学、最下位卒業ですが、それでも心の隅で膳所高卒を誇りに思っています。あまり学風は好きではありませんが。

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143号 コーヒー、パパイヤ、ダイダイ、大実キンカン 他

2009年04月24日 07時47分52秒 | 花、写真、家庭菜園
 Bluestar flowersさん、イヌノフグリには色々とお手数をおかけしております。申しわけありません。私も外に出かけた時は地面に目を近づけて探していますが今のところ見つかりません。今年は忙しいので、来年には遠征してでも見つけたいと思っています。

    
 八重桜も咲きましたので、室内で栽培していたコーヒー、パパイヤ、バナナなど熱帯性の植物を温室に移動しました。
 室内は無人の時も最低温度を16℃に設定していますが、温室は最低温度を5℃に設定しています。外気温が上がってきたので温室内が10℃以下にはならないだろうと思っています。
 コーヒーは沢山の真っ赤な実がなっています。実を食べてみましたが、ほの甘く、食べられる部分はほとんどありませんでした。種は思いの他コーヒー色でなく真っ白でした。
 パパイヤは昨年暮れに2個実がなりました。あまり大きくなりませんが、落ちることもなく木にくっ付いています。陽気が上がれば大きくなるだろうと期待しています。
 バナナは大きな葉が2枚ありましたが温室に入れるときに折れてしまいました。
観賞用の紅花バナナはよく実はなりますが、鉢栽培で本物のバナナに実をならすのは難しいです。私が栽培しているのは‘島バナナ’で矮性の品種です。
  鉢栽培をしているダイダイと大実キンカンです。ダイダイは沢山実をつけました。大実キンカンは一度水切れをしていまい実にしわができてしまいました。

 鉢栽培のジャコウフジです。良い香りがします。大きなクマバチがブンブンと周りを飛んでいます。
 フリージアの寄せ植えです。フリージアの葉や花茎はダレて姿良く咲かせるのは難しいです。写真では、まだ白花と紫花は咲いていません。

    畑にズッキーニ4種を植え付けました。これから乾燥が続くので高畝にしなくても良いと言われましたが、梅雨が来るので私は畝を高くしました。乾燥する盛夏には収穫は終わらせるつもりです。

 プランター栽培のセロリ、九条ネギ、スイスチャード、レッドチコリ、カステルフランコなどです。週に2日ほど留守にするので、時々水切れをしてしまいますが今のところ順調に育っています。

 3月に買ったズミの小品盆栽を水切れで葉をチリチリにしてしまいました。何とか木の命は助かったようですが今年の実を楽しむことはできません。週に2日留守にするので、残念ながら私には小品盆栽は無理なようです。
無理と言いながらも盆栽店に行くと何かを買ってしまいます。
先日1800円で買った黄実のオトコヨウゾメです。赤実のオトコヨウゾメは良く見かけますが黄実は珍しいので購入しました。何とか枯らさないようにしたいと思っています。
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142号 清水公園、カスマグサ、スズメノエンドウ、カラスノエンドウ、八重咲きスノードロップ 他

2009年04月16日 14時54分32秒 | 花、写真、家庭菜園
 まだイヌノフグリに引っかかっています。三浦半島や関西地方ではやや多く見かけるそうです。何とか茨城、東京の近くで見られないかと探しています。
 以前ネットでイヌノフグリの写真撮影地が清水公園駅前とか清水谷公園駅前とか書いてあったように記憶していました。どちらだったか、うろ覚えで自信がありませんでしたが、清水公園駅なら東武野田線にあるし、清水公園には一度も行ったことないので、イヌノフグリがなくても良いかと思って12日(日)に出かけました。
 清水公園駅前の草地や畑の畦などを探しましたが案の定、残念ながら見つけることはできませんでした。
 清水谷公園は千代田区、千葉県、大阪府などあちらこちらにありますが清水谷公園駅はないようです。
 とりあえず探すのをあきらめて清水公園に出かけました。
 清水公園は思いの他広く、中には有料のアスレチック広場や花ファンタジアという植物公園もありました。
 以下は花ファンタジアでとった写真の一部です。
      
 
13日(月)は久しぶりに笠間市岩間にある「花ぞの」に出かけました。花壇はまだ開花の花が少なくボリューム感がやや乏しいようでした。帰りに近くの田んぼの畦などで野草を撮影しました。
 それほど珍しくないかもしれませんがカスマグサを見つけました。カスマグサはカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間ぐらいの大きさの花を咲かせるので、カラスノエンドウの「カ」とスズメノエンドウの「ス」の間「マ」から名が付きました。カラスノエンドウは自宅の庭でスズメノエンドウは清水公園駅前で撮ったものです。
   
 山のほうはソメイヨシノやヤマザクラが綺麗に咲き、田の溝には沢山のクレソンが生えていました。
 

八重咲きのスノードロップとブルーチューリップです。いずれも花が萎縮してしまってまともに開花しません。今まで何度も挑戦しましたがうまく開花したことがありません。病気なのでしょうか。人に聞くと栄養不良と言われたのでかなり肥培をしたつもりでしたが今年も失敗してしまいました。
 うまく育ている方がおられましたら栽培法をお教えください。
 
 鉢植でラナンキュラスを育てているつもりでした。葉がすくすくと育ち葉の色もすべすべとして綺麗でした。ラナンキュラスもあまりうまく育てたことがないので今年は良い花が見られるとかなり期待しておりました。しかし、いよいよ花が咲きましたが、それは何とキツネノボタンでした。いつの間にすり替わってしまったのでしょう。それこそ本当にキツネにつままれたような気がします。不思議です。 



以下は庭や栽培棚で咲いている花です。
 ジューンベリー
 スパラキシス
 黄金葉ワイルドストロベリー‘ゆうびウインド’※ 写真の「ゆうびウインドウ」は間違い「ゆうびウインド」が正しい。 
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141号 日立風流物、コジュケイ、イヌノフグリを探しに千葉へ

2009年04月10日 10時27分20秒 | 花、写真、家庭菜園
 4月4日(土)に日立さくらまつりに出かけてみました。日立市は日立製作所の企業城下町として発展した所です。多くの住民が日立製作所に関わっており、住民同士の仲間意識が強いようで、なかなか雰囲気の良い祭りでした。
 私が祭りの催しの中で最も期待したのは日立風流物(ひたちふうりゅうもの)です。
 日立風流物は国指定有形、無形民俗文化財に指定され、山車でからくり人形の芝居が行われるものです。
 山車は本町と西町の二台山が出ておりました。芝居は山車の表と裏で行われます。
 出し物は本町の表山が「風流時代絵巻」、裏山が「日本の神話 因幡の白兎と七福神宝船」。西町の表山が「風流忠臣蔵」、裏山が「風流地雷也」でした。
 いずれの表山も、山車の館が左右に割れ中からからくり人形が出て動くものです。
 
本町の山車の芝居の変化
表山 
 
裏山
 
七福神がやや貧相で安っぽい感じがする。 

西町の山車の変化
表山
    
 忠臣蔵の人形がどんでん返しをして赤い着物を着た人形に変わり傘がくるくる回る。
裏山
   
農夫の表情がごうつくジジイとババアのようでやたらに怖い。武士の射る矢がとこに飛んでくるかわからないので「危険があぶない」(古いギャグ)。
風流物の印象としては人形のからくりは面白いが 京都の祇園祭りや岐阜高山の山車に比べてやや豪華さや品格に欠けるように思った。

その他に行われていた催し物の一部
       

コジュケイ
   先週はコジュケイが妻を捜しに遠くに行ったように書きましたが、5日(日)に台所のドアーを開けるとそこにいました。その後は私の近くでちょろちょろしていました。その内に芝生で砂浴びをし始めました。気持ちが良いのか半眼になってすっかりリラックスした様子です。
 本来コジュケイは林や藪を住処にして目立たないように暮らしているのに、この様な開けた所に身をさらして良いものかと心配になります。ネコも徘徊しておりますが、十分に餌にありついているせいかのんびりしているのでやや安心はしていますが。

イヌノフグリを探しに千葉へ
 オオイヌノフグリはどこにでもありますが最近イヌノフグリを見ることがありません。
 イヌノフグリの写真を撮りたくて出かけることにしました。以前、千葉県鴨川市で見たことがあるので、千葉県の海岸近くの畑の畦などに生えているのではないかとあてずっぽうにその方向に車を走らせました。途中のあちらこちらで探しましたが見つかりませんでした。途中で立ち寄った名所の写真です。
  水郷佐原水生植物園
 飯岡港
 屏風ヶ浦
 犬吠崎
 結局、イヌノフグリは撮影できませんでした。何方か茨城県または東京近くでイヌノフグリが生えている所をご存知の方、教えてください。

 

 
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140号 花壇、寄せ植え、コジュケイ、オキナワチドリ、野草料理 他

2009年04月03日 11時57分45秒 | 花、写真、家庭菜園
   
 今、我が家の庭に咲いている花たちです。今年は思いの他寒い日が続いているので花持ちが良いようです。水曜日の夜(不在中)にひどい雷雨があったのでどうなってしまったか心配です。
  
 パンジー、ビオラの寄せ植え。黒いパンジーにエンジ色のパンジーでアクセントをつけました。
 
   
 またまたコジュケイです。3月31日(月)に向かいの家の庭でコジュケイがないているので、口笛で「チョーイ、チョイー」と呼んでみました。出てくることはまず無いだろうと思っていました。しばらくして足元で小さな声で「グー、グー」と言う声がするので見るとコジュケイがおり私を見上げていました。早速、餌を与えて写真を撮りました。
 火曜日は朝から我が家の庭におり、私の行く所についてまわり、少し邪魔になりました。
 水曜日は裏の林の遠い所で鳴いており、口笛で呼んでも出てきませんでした。午後になると鳴いている所が口笛が届かないほどだんだん遠くなっていきました。
 彼はもう大人になったので雌を探すうちにだんだんと遠くに行ってしまったのだろうと思っています。
 いつの日か奥さんとと子供をつれて帰ってくることがあればよいなと願っています。

  十数年ほど前に新宿の百貨店で7球ほどを10000円で買ったオキナワチドリです。管理不良で一時は全滅するほど減らしましたが、写真のように復活しました。花の形が他のチドリ類ほど端整でないのがやや残念です。

  オニソガラムとジャーマンカモミールの苗です。オニソガラムはホームセンターで見切り特売で300円で売っていたので安いと思って買ったのですが後に花木センターで179円(割引後値段)で売っていました。残念。
 ジャーマンカモミールはローマンカモミールを買うつもりでいたのですが、より良い苗を探しているうちにジャーマンカモミールの苗を選んでしまったようです。ジャーマンカモミールは庭にこぼれ種で増え、雑草のようになり、売るほどあるのでこれも残念でした。

 家の玄関の前に生え花を咲かせた、ど根性ダイコンです。

     妻が作った野草の酒の肴です。材料はツクシ、ナズナ、クコ、カラスノエンドウです。少々見た目は良くありませんが味は「うめ~」です。皆さんも春の野に出て0円料理はいかがですか。
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