柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

299号 ブラッシノキ。ニオイバンマツリ。野原、荒地の植物達。

2012年05月26日 07時46分27秒 | 花、写真、家庭菜園
 以前は園芸植物の写真ばかりを撮っていたのですが、最近は野山や荒地、休耕田などに生えている植物の撮影に凝っていると言うか情熱を燃やし、はまってしまいました。最近の都市や近郊の植物達の大半は帰化植物です。世界各国からはるばる日本に来て、世代の交代をしています。植物達は色々な形態があり、非常に興味を注がれます。中には繁茂しすぎて日本の生態系を壊すと言って栽培禁止の植物もあります。しかし、もう、影響するほど繁茂している帰化植物の駆除は不可能でしょう。オーストラリアやニュージーランドは外来の生物の入国を厳しく制御しています。野放図に植物や動物の規制をやらなかった日本は帰化生物の新しい開拓地となっています。お陰様で?日本にいながら世界の野草を野山や荒地などで見ることが出来ます。

 5月25日(金)以前は帰化植物の宝庫と言われた江東区の夢の島に出かけました。ところが、「夢の島熱帯植物館」の前に来てビックリしました。 生垣が燃えているように真っ赤でした。見るとそれはブラッシノキの花がびっしりと咲いていたのです。こんなに隙間なく花が咲いているのを見たのは初めてです。

 ブラッシノキの生垣。

 ブラッシノキの花。

「夢の島公園」内と「夢の島熱帯植物館」の中にニオイバンマツリの花が今盛りと咲いていました。辺りには強い香りが漂っていました。

   「夢の島公園」のニオイバンマツリの花。

 以下はここ一週間で我が家の庭、茨城県行方市、神栖市、東京都江東区夢の島などで撮影した雑草と言われる植物達の一部です。美人もいますがブスもいます。しかし、皆、それぞれ個性的な形態をして、よく見るとかわいいです。

 ヘビイチゴ 花。庭。

 へビイチゴ 果実。 夢の島公園。

 ヤブヘビイチゴ 花。夢の島公園。

 ヤブヘビイチゴ 果実。夢の島公園。ヤブヘビイチゴはどこにでも生えていると思っていたのですが、いざ、探してみるとなかなか見つけられませんでしたが夢の島公園でようやく撮影が出来ました。ヘビイチゴとの違いは副ガクが発達しているところで見わけるのがポイントの一つ。

 トキワハゼ 花。庭。

 ムラサキサギゴケ 花。千代田区北の丸公園。

 ムラサキサギゴケ 匍匐枝。千代田区北の丸公園。トキワハゼと似ているがムラサキサギゴケは匍匐枝がでる。

   ラナンキュラス レベンス。夢の島公園のやや湿った所に繫茂していた。園芸種が逸脱したものと思える。

    モモイロヒルザキツキミソウ。行方市。

 モモイロヒルザキツキミソウ。夢の島公園。

 ヘラオオバコ。 行方市。

    ヘラオオバコ。 夢の島公園。

   ブタナ。行方市。タンポポに似ているが、花茎が分枝する。

 ヒナギキョウ。 行方市。

 ヒナギキョウ。 夢の島公園。

   ハコベホオズキ。 夢の島公園。樹下がこれだけで占められている所がある。

  ノアザミの花。庭。  

  ノアザミの茎。庭。  

  ノアザミの葉のトゲ。庭。

  キツネアザミの花。 庭。 花弁があふれるように咲く。

  キツネアザミの茎。 庭。 毛が生えていない。葉にもトゲは無い。アザミの名が付いているがアザミ属ではない。

 キツネアザミ 果実。 庭。

    ツルマンネグサの花。行方市。

 ナガミヒナゲシ 花。庭。   ナガミヒナゲシ 果実。 庭。

 ニワゼキショウ 赤花。 行方市。
 ニワゼキショウ 白花。 行方市。

 コメツブツメクサ。神栖市。

 コメツブウマゴヤシ。 神栖市。コメツブツメクサとの区別は難しい、

      キショウブ 行方市。 栽培禁止植物になっている。

    オオキンケイギク。神栖市。 栽培禁止植物。

 オオチドメ。 夢の島公園。

 アレチギシギシ。 夢の島公園。

    イヌカキネガラシ。 神栖市。

 スイバ。 行方市。

 チガヤ。 行方市。

 マメグンバイナズナ。 夢の島公園。




  












 

  



 

  

























 

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298号 裏の林の新緑、カザグルマ、都立木場公園の帰化植物園。

2012年05月18日 17時26分44秒 | 花、写真、家庭菜園
 連休中に撮影した膨大な量の写真の整理に追われ、またその上に悪性の風邪にかかってしまいました。2週もブログを休んでしまい、愛読していただいている方々には申し訳ありませんでした。

 さて、裏の林のコナラやクヌギがようやく新芽を広げ、綺麗な新緑になりました。見上げると青空に新しい緑が広がり、すがすがしくさわやかな気分になります。木が高いので下はほどよく明るい林です。林床には昨年植えた野草達が芽を出し、花を咲かせています。

   新緑の林。

 5月8日(火)筑波実験植物園に行ったところ、「クレマチス展」をやっていました。研究用なのでそれほど品種や栽培は感心するほどの物ではありませんが、カザグルマの産地別の栽培の多さはさすがだと思いました。私は長野産、東京産、岐阜産のものを栽培していますが、園芸種のクレマチスとカザグルマの区別がシカとわかりません。カザグルマと言われているものには、園芸種が逸脱したものもあるのではないかと疑っています。
以下は筑波実験植物園で撮影したカザグルマです。

  カザグルマ 岐阜県産。

  カザグルマ 産地不明。

  カザグルマ 栃木県塩原産。





                                   カザグルマ 栃木県小山産。



                                   カザグルマ 東京都青梅産。

 5月11日(金)に都立木場公園内に「帰化植物園」があるということなので出かけました。それほど多くの種は栽培はされていませんでしたが、今まで名前がわからなかったものが解決したものがありました。名前がわかると気持ちがすっきりします。
 以下は「帰化植物園」で撮影したものです。風が強い日で撮影に苦労しました。



                                 ウサギアオイ「ハイアオイ」 花。


  
                                 ウサギアオイ「ハイアオイ」 果実。


  
                                 ウサギアオイ「ハイアオアイ」 葉。

                                                      キクノハアオイ 花。




                                 キクナハアオイ 果実。

   
                                 ゼニバアオイ 花。


     
                                 ゼニバアオイ 葉。 似た名前の「ゼニアオイ」があり注意が必要。我が家に生えているものをウサギアオイではないかと思っていましたが、葉の形からゼニバアオイということが判明しました。

    

 オッタチカタバミ。果実の柄がカクッと下に折れ曲がるのが特徴。


  オオツメクサ 花。

  オオツメクサ 葉。

                                                           カラクサケマン 花。 葉がセリ葉で茎がながく伸びる。



                                      ハナヤエムグラ。以前、霞ヶ浦の土手で見かけたように思う。

    ウマゴヤシ。

   グンバイナズナ 果実。

  コスズメノチャヒキ。

    ヒゲナガスズメノチャヒキ。

        カラスムギ。

        コバンソウ。















  

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