柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

500号 サクラソウ。ヤハズエンドウ。スズメノエンドウ。カスマグサ。サンショウ。ツクバネ。ハナイカダ。

2016年04月28日 15時40分38秒 | お知らせ

 今週号でこのブログも500号になりました。週にいちどのブログですが、植物を中心に記事のネタに困りながらもよく続いたものです。これからも続けていきたいと思いますので今後共、ご愛読よろしくお願いいたします。

 栽培しているサクラソウが見ごろになりました。その花の一部です。

 サクラソウ。野生種。

 サクラソウ。‘鞍馬’。

 サクラソウ。‘鞍馬’。

 サクラソウ。‘赤とんぼ’。

 サクラソウ。そ‘菫の詩’。

 この季節、道端や土手などにつる性のマメ科の植物をよく見かけると思います。普通は赤い比較的大きな花を咲かせるヤハズエンドウ(一般的にはカラスノエンドウと呼ばれているもの)が目立ちますが、これに交じってよく似たスズメノエンドウ、カスマグサも生えているのをご存知でしょうか?それらを写真で区別してみました。

 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)。花。

 ヤハズエンドウ。葉。

 ヤハズエンドウ。実。

 スズメノエンドウ。花。

 スズメノエンドウ。葉。

 スズメノエンドウ。実。

 カスマグサ。花。

 カスマグサ。葉。

 カスマグサ。実。      カスマグサの名は花の大きさがカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさなのでカラスノエンドウの「カ」、ススメノエンドウの「ス」の間(ま)ということでつきました。

 今、我が家の林で咲いていて、うっかりしていると咲いているのを見逃すという地味な花を咲かせる木の花を紹介します。

 サンショウ。雌花。

 サンショウ。雄花。

 ツクバネ。 雌花。

 ツクバネ。雄花。

 ハナイカダ。 雌花。葉の表面に花が咲く。

 ハナイカダ。雄花。サンショウ、ツクバネ、ハナイカダは何れも雌雄異株。

 今年はスモモ‘大石早生’の実がそこそこついているようです。ところが、その中に形が奇形の実が混じっているのを見つけました。どうも「ふくろ実病」のようです。こうなっては手遅れらしいです。来年のため、この冬に防御の手立てをしたいと思います。

 スモモ。上二つの正常果と下の「ふくろ実病」にかかった実。

 来週号は連休中なのでお休みいたします。

 

 

 

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499号 野山で黄色で5弁花を咲かす野草たち。ヤマブキの色々。

2016年04月21日 17時31分55秒 | お知らせ

 このところの陽気に誘われて近くの野山に野草の写真を撮りに出かけることが多くなりました。

 野山には思いの外、黄色で小さな5弁の花を咲かせる植物が多いのに気づきました。いずれもよく似ており、区別がちょっと目では難しいので、整理をしてみました。

 今回もクイズ形式にしました。1問も答えられない人が多いのではないでしょうか。植物に携わっていない人にはかなり難しいです。答えられなくて大丈夫、植物に多様性があることがわかれば十分です。それでは写真で区別点を覚えてください。

  ①  日当たりのよい野原に多い。地表に這うように広がる。

  ①  花は花茎に1個。花の弁に凹みがあリハート形。副ガクは目立たない。

  ①  小葉が3出複葉。小葉は黄緑色で広卵形。鋸歯があり先は丸い。

  ②  花は花茎に1個。①より花が大きい。ガクの他にギザギザのある副ガク5個が目立つ。樹林の下など日陰に生える。

 

  ②  葉は3出複葉で濃緑色。小葉は鋸歯があり先が尖りぎみ。茎はつる状で先が立ち上がる。

  ③  花は花茎の先に数個着く。同時には咲かない。花弁の凹みが大きい。

  ③  葉は5出掌状の複葉。

  ④  葉や花は四方に広がる。日当たりのよい草地に生える。

  ④  花茎が多数枝分かれしてその先に花を咲かせる。

  ④  葉は小葉が5~7枚の奇数羽状の複葉。

  ⑤  日当たりのよい山地や田の畔に咲く。

  ⑤  花茎が枝分かれしてその先に花を咲かせる。

  ⑤  葉は3出複葉。

以上、いずれもバラ科。

  ⑥  日当たりのよい草地に多い。

  ⑥  花弁は5枚で先にギザギザに細かい切れ込みがある。

  ⑥  茎葉は楕円形で先が細り、基部は茎を抱く。キク科。

  ⑦  日当たりのよい田の畔などのやや湿り気の多いところに生える。

  ⑦  花に金属的な光沢がある、花弁の先はへこまない。

  ⑦  葉は3出複葉。小葉がさらに細かく切れ込む。葉、茎に白い毛が多い。キンポウゲ科。

 

 庭に色々なヤマブキが咲いています。満開の時は黄金色できれいなのですが、すぐに色があせるのは残念です。

 ヤマブキ。一重で5弁。

 八重ヤマブキ。花弁が多数。

 シロバナヤマブキ。ヤマブキの白花品種。

 ヤマブキの葉。互生する。

 シロヤマブキ。花弁は4枚。ヤマブキはヤマブキ属。シロヤマブキはシロヤマブキ属。

 シロヤマブキの葉。対生する。

 先週号でスミレの葉の解説の写真が、妻に「あまり特徴が出ていない。」と言われたので、今回再度、スミレの葉を掲載します。

 スミレの葉。葉柄がヒレのようになっている。これが他のスミレ類との違い。

クイズの答え。 ① ヘビイチゴ。 ② ヤブヘビイチゴ。 ③ オヘビイチゴ。  ④ キジムシロ。 ⑤ ミツバツチグリ。 ⑥ ニガナ。 ⑦ ケキツネノボタン。

 

 

 

 

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498号 「山路来てなにやらゆかしすみれ草」芭蕉。最近撮影したスミレたち。

2016年04月14日 18時00分23秒 | お知らせ

 我が家の近くではサクラの盛りも過ぎ、散り始めました。今まではサクラを見るために上ばかりを見上げていたのですが、ちょうどその頃、足元ではいろいろななスミレたちが楚々と咲いています。

 「山路来てなにやらゆかしすみれ草」芭蕉。芭蕉は樹上に咲くサクラだけでなく、足元のスミレにも目を向けていることは流石です。

 日本は世界でも屈指のスミレの種類が多い国だそうです。しかし、スミレはいずれもよく似た形や色のものが多く、また、同じ種でも変異があり、区別するのはなかなか困難です。今回は私の住んでいる周辺で見かけたスミレたちの写真です。一部は山野草店で購入したものもあります。

 タチツボスミレ。木の根元で咲いている状態。

 タチツボスミレ。正面。

 タチツボスミレ。側面。

 タチツボスミレ。葉。

 オトメスミレ。タチツボスミレの白花で距が赤みを帯びるもの。

 ニオイタチツボスミレ。華やかな花で香りがある。

 ニオイタチツボスミレ。葉。

 ツボスミレ。別名ニョイスミレ。湿地に多い。

 ツボスミレ「ニョイスミレ」。正面。

 ツボスミレ「ニョイスミレ」。側面。

 ツボスミレ「ニョイスミレ」。葉。

 アギスミレ。ツボスミレの変種。葉がブーメラン型になったもの。

 ムラサキコマノツメ。ツボスミレの色違い。花に赤紫の色がついている。変種のミヤマツボスミレとの区別は困難。

 スミレ。

 スミレ。正面。

 スミレ。側面。

 スミレ。葉。葉の柄に翼がある。

 ノジスミレ。

 ノジスミレ。正面。

 ノジスミレ。側面。

 ノジスミレ。葉、全体に短い毛がはえている。

 アリアケスミレ。群生。

 アリアケスミレ。正面。白地に紫の縞が目立つ。

 アリアケスミレ。側面。

 アリアケスミレ。葉。

 アカネスミレ。

 アカネスミレ。距、ガクなどに毛がある。

 ヒメスミレ。スミレに似て小型。

 ヒメスミレ。正面。

 ヒメスミレ。側面。

 タカオスミレ。

 タカオスミレ。葉が黒褐色。

 ツクシスミレ。正面。唇弁が小さい。

 ツクシスミレ。葉。縁に荒い鋸歯がある。

 マルバスミレ。

 マルバスミレ。正面。

 マルバスミレ。側面。

 マルバスミレ。葉が丸い。

 エイザンスミレ。

 エイザンスミレ。葉が5裂し、それが細かく分かれる。

 ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’。ヨーロッパ原産のスミレ。

 ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’ 。正面。

 ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’ 。葉。

 ビオラ。日本で一般にトリコロルといわれている。本来の原種のビオラ  トリコロルは別物という。

 スミレの名の元になったという大工道具の墨壺(墨入れ)。墨入れがスミレになったという。形がスミレの距の部分に似ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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497号 野草を食べる。スイセンの品種。春のポタジェつくり。サクラ、サンシュユの小品盆栽。

2016年04月07日 15時52分27秒 | お知らせ

 4月2日(土)。スーパーマーケットでの買い物の帰りに近くにある沼に寄ってみました。そこは隣につい最近まで火葬場があり、その下が生活排水がたまった汚い沼でした。そこをボランテイアの方々がサクラをはじめいろいろな草花などを植え整備して公園のようにしたところです。ちょうど早咲きのサクラや菜の花が盛りと咲き一見きれいな公園になっていました。沼の土手にややほほけたツクシやタネツケバナが沢山ありました。妻が夕食の酒の肴にとそれを摘んでいました。妻が「火葬場の近くで、生活排水の土手で採ったもので大丈夫かしら?」というので、小生は「そんなにたくさん食べるわけでないので身体には大丈夫だろう。」と言いました。それらを夕食にツクシの油炒めとタネツケバナのおひたしにして食べました。火葬場と生活排水の近くで育った野草はそれなりに複雑な気持ちが絡んでオツな味でした。

 生活排水の流れる川。先が沼になっている。ボランティアの方々がきれいに整備しています。昔の里山の風情です。

 

 ツクシの油炒め。

 タネツケバナのおひたし。

 水槽で育てていたクログワイを植え替えました。根からたくさんの丸い冬芽(塊茎)が出てきました。ネットで食べ方を調べたところ、食べられるとしたものと小さくて食べられないというものがありました。小生は塊茎は1㎝くらいあるので十分に食べられると思い、妻に素揚げにしてもらいました。塊茎は十分に食べられ、栗のような食感と甘みがありました。今年は殖やしてみようかと思っています。

 クログワイの素揚げ。結構美味でした。

 

我が家の庭に色々なスイセンが咲いています。すでに終わったものもありますが、以下は現在開花中のスイセンの写真です。

 八重咲きスイセン。‘フライヤー’。

 八重咲きスイセン。‘フライヤー’。

 スイセン。‘アイスフォリス’。

 スイセン。‘キング アルフレッド’。

 スイセン。‘テイターテイト’。

 スイセン。‘オドラス ミノー’。

 スイセン。‘オドラス プレナス’。

 口紅スイセン。‘セルマラガロフ’。

 八重咲きスイセン。‘ピンク パラダイス’。ラベルに‘アイスキング’とあったので買ったものですが花が咲いてみると‘アイスキング’とは全く違った花でした。調べてみると‘ピンク パラダイス’のようです。買った品種が思っていた花でなかったことにがっかりします。いい加減なん園芸屋を恨みたくなります。‘ピンク パラダイス’も悪い花ではありませんが。

 ようやく、我が家の庭の一部の「春のポタジェ」の植え付けを終えました。

 女性像の花壇。 レタス、ステイクセニョール。セージ、パンジー、リクニス、チューリップなどの花壇です。

 コンサバトリー脇の花壇。ネギ、ブロッコリー、セントーレア、マルコミアなどの混植花壇です。

 裏の菜園のレンガ花壇です。レタス、チンゲンサイ、絹さやエンドウ、セントーレア、スイートサルタン、ホワイト レースソウ、ワイルド キャロットなどを植えました。

 小品盆栽のサクラとサンシュユの花が咲きました。

 サクラ。‘湖上の舞’。昨年買ったものですが夏に枯れるだろうと思っていましたが夏の酷暑、冬の厳寒耐え花を咲かせました。

 サンシュユ。今年買ったばかりのもの。まだ盆栽の風情なるものは全くありません。

 

 

 

 

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