柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

363号 筑波実験植物園、世界最大のラン「グラマトフィルム スペキオスム」。サルスベリの鉢植え。他

2013年08月30日 07時32分07秒 | お知らせ

 暑い暑いと言いながらも空を見上げると秋雲がかかる日もあります。プロ野球のセ・パ両リーグのマジックナンバーも早々と点灯し、いよいよ秋の到来を感じます。以前は早く涼しくならないかと思っていたのですが、肌に秋風を感じるとなぜか夏をおしみ、感傷的になるのは不思議です。

 空に広がるウロコ状の秋の雲。

 まだまだ夏は優勢で残暑厳しく、畑仕事もままならないので、8月27日(火)、久しぶりに筑波実験植物園に出かけました。

 今、温室で世界最大のラン「グラマトフィルム スペキオスム」が開花中とあったので見に行きました。この花は一花が大きいのではなく株全体が大きくなるそうです。自生地「東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島」では長さ7メートル、重さ2トン、花数10,000輪が咲いた記録があるそうです。

 温室に入り最初、遠目に見た時は花が茶色に変色しており、「アレ、既に枯れている」とガッカリしましたが、近づいて見ると茶色で地味な花ですが沢山穂状に咲いていました。

 グラマトフィルム スペキオスム。 温室栽培でこれほど多くの花を咲かせるのは記録的だそうです。

 穂状に咲く花。

 一つの花。

 果実。中には何十万個?の種が入っているのでしょうか。

 以下は温室で撮影した花。

 トーチジンジャー。オリンピックのトーチリレーのトーチをイメージする花。

 ウンカリナ ステルリフェラ ゴマ科。

 パッシフローラ シトリナ。黄花のトケイソウ。

 ツルラン。

 タイリンヒメフウロ。これで咲いている。他のハイビスカスのように平開しない。

 ハナツルクサ。

 グレープフルーツ。果実の色がやや悪い。

 筑波植物園へいく途中にある緑花木センターでグレープフルーツの実付き苗(900円)を買いました。

 グレープフルーツ。ビニールポット植えのものを鉢上げしたもの。

 長年鉢栽培をしているイチョウ‘藤九郎’が例年は数個しかギンナンがなりませんでしたが今年は沢山なりました。イチョウは50年から100年ぐらいたたないと実がつかないと言われますがこのイチョウは毎年雌花は沢山咲きます。今年はうまく花粉が飛んできたようです。鉢植えのサルスベリ‘夏まつり’も今年は沢山花を咲かせています。

 実が沢山なったイチョウ‘藤九郎’。

   サルスベり ‘夏祭り’。白い覆輪の花が艶やか。

 裏の畑はカボチャがますます生い茂り、手がつけられない状態になりました。早く、ダイコンやニンジン、カブなどの冬野菜の種を蒔かなければならないのにどうしたものでしょうか。

   カボチャの海のようになった畑。雑草も生い茂っており足を踏み入れる余地もない。

 裏の畑はしかたなく放任のままにして、8月28日(水)、表の花壇にハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの苗を植え付けました。台所脇のキッチンガーデンにはダイコン、カブ、ホウレンソウ、ニンジンの種を蒔きました。

   

 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、カリフラワーを植えた花壇。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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362号 霞ヶ浦、夏の植物 「ヒシ、サデクサ、アメリカスズメノヒエ、他」。トウガラシの色々。

2013年08月23日 09時20分11秒 | お知らせ

 8月19日(月)。会社にいる妻から、9月出版予定の本に使用するヒシのデジタル写真が無いと電話がありました。庭の池でもヒシを栽培していますが、見に行くと今年はガガブタが繁茂しており、ヒシは消えたようです。仕方なく、霞ヶ浦にヒシを探しに出かけました。ヒシは霞ヶ浦の船溜りですぐに見つかり、小さな白い花も咲いていました。

○ ヒシ

 ヒシ。漁師には船のスクリュウに絡みつくので嫌われ者です。 

 ヒシはたやすく撮影できたので、ついでに霞ヶ浦付近の植物などを撮影しました。

○ サデクサ。

 サデクサ。茎に生える逆向きのトゲで他物にからまり伸びる。

 サデクサの托葉。歯車のような形が特徴。

 サデクサの葉。矛形でミゾソバのような茶色の斑がない。 昨年出した本に使用するため、探すのにかなり苦労したのですが、水辺の草むらに数固体ありました。

○ シナダレススメガヤ

  

シナダレスズメガヤ。別名 セイタカカゼクサ。 英名 ウィーピング ラブグラス。 南アフリカ原産の多年草。道路の法面の緑化や砂防の為に導入されたが、雑草化し、在来の植物を駆逐すると危惧されています。新しい動植物を移入するには後の弊害(副作用)をよく考えてやるべきです。

○ アメリカスズメノヒエ

 アメリカスズメノヒエ。英名 バヒアグラス。 熱帯アメリカ原産。乾燥した荒地に強い。これも緑化、牧草に導入されたもの。花序は2股または3股にわかれる。葯、柱頭は黒色。 似たキシュウスズメノヒエは田の溝などの湿地に生える。

○ クズ

 クズの花。荒地、林縁などどこにでも生える。花が沢山咲いており、一面蜂蜜のような甘い香りが漂っていました。花を天ぷらにして食べると美味い。

○ ハス

 食用ハスの花。食用ハスには色々の品種があるようで、花の形や色に変化があります。写真の花は端正な形で清らか。

 ハスの葉。 今年の葉は強風や雹などにやられず、美しい形のままで残っているのは珍しい。

○ 田の中のカガシ。

 この頃、田の中にカガシを見かけるのは珍しい。炎天下の中、日柄一日立っているのは大変だ。イネがはや黄色くなっている。来月早々には稲刈りかな?

○ ウチワヤンマ

 ウチワヤンマ。霞ヶ浦で見たのは初めて。霞ヶ浦の水質も心なしか改善されたようです。以前は水の中に手を入れるのは気持ちが悪かったです。今でも水に手を入れるとかえって手が汚れるのではないかと思われます。琵琶湖の水質比べるとかなり悪い。

 今年は畑でカボチャの品種とトウガラシの品種を主に栽培しました。辛くない品種は食べていますが、辛い品種は放任のまま。乾燥保存しようかと思っています。以下は栽培しているトウガラシの色々。

 キムチトウガラシ。激辛。

 チリトウガラシ。激辛。

 パラペイニョ。激辛。

 ハバネロ。黄実。激辛。

 ハバネロ。チョコレート色。激辛。

 伏見甘長。辛味なし。京野菜。

 万願寺。辛味なし。京野菜。

 福耳。中のワタと種をとると生でも食べられる。高温乾燥期は辛くなる。

 庭のブルーベリーを見ると葉が茶色になって枯れ始めていました。このところ、雨が降らず日照りで乾燥による被害です。あわてて水を与えましたが、回復するかどうか心配です。

 乾燥で茶色く変色したブルーベリーの葉。 

 

 

 

 

 

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361号 裏の畑。夜咲く花 「ゲッカビジン、カラスウリ 他」。白花モミジアオイ。ナスのいろいろ。他

2013年08月15日 17時23分12秒 | お知らせ

 裏の畑でカボチャ、スイカ、プリンスメロン、サツマイモなどのつる性野菜を栽培しています。これらのつるが縦横無尽に入り乱れ、その間に雑草が生え、足の踏み場も無く大変な状態になっています。このところの暑さで草を取る勇気も出ず、ただウンザリして呆然と眺めるだけです。

 

 畑全体がカボチャ、サツマイモ、スイカ、プリンスメロンと雑草で覆われている。

 畑を見廻っていると不思議にスイカ、プリンスメロン、カボチャの‘プッチーニ’と沖縄カボチャの実が集まっている所がありました。意識的に集めたわけではありません。

 スイカ‘縞王マックス’。カボチャ‘プッチーニ’。プリンスメロン。沖縄カボチャ。他がつるや草でボウボウで日が当る所はここだけなので、意識的にここに実をならそうとしているのでしょうか?

 夏には夜に花を咲かせる植物が多い。夜咲く花を撮ってみました。

  カラスウリ ♂花。なんとも優雅で繊細な花。夜にしか見られない。朝にはしぼんでいる。PM.7時29分撮影。

 カラスウリ ♀花。PM.7時20分撮影。

 

 ヨルガオ「ユウガオ」のつぼみ。PM.6時31分撮影。

 開花したヨルガオ。PM.7時26分撮影。

 メマツヨイグサ。AM.6時5分撮影。

 ゲッカビジン。近所のSさん宅で咲いたもの。お借りしてスタジオ撮影。

 ゲッカビジン。 PM.8時30分撮影。月下美人、名の通りたった一夜咲く美しい花。7輪の花が競いあうように一斉に咲きました。

 昨年大阪に行った折に能勢町の農産物直販所で買った白花モミジアオイが咲きました。これは最近発売された品種でまだ珍しい。情熱的な赤い花に比べて清楚な感じがします。

 白花モミジアオイ。

 赤花のモミジアオイ。

 畑でナスがなっています。品種を違えて1本ずつ栽培しています。実が沢山なっているのですが、私は焼きナスぐらいしか料理をしないので実がだんだん大きくなり、取り時を逸してしまうことが多いです。取れた野菜は東京まで持っていって知人に配っています。持っていくのが重いので中々の重労働です。

 埼玉青大丸ナス。

 ナス ‘長緑’。

 ナス ‘庄屋大長ナス’。

 米茄子 ‘くろわし’。

 裏の林の木下で早くもキツネノカミソリが咲いていました。他の場所に昨年球根を植えたのですが、ここに球根を植えた覚えはありません。環境の良い所に勝手に移動したのでしょうか?

 

 キツネノカミソリ。8月11日撮影。普通は8月下旬に咲きます。植えた所はまだ芽も出ていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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360号 裏の林でバーベキュー。温室内にビニールハウスを作る。鉢植えのカラーピーマン。

2013年08月08日 15時49分25秒 | お知らせ

 8月3日(土)。裏の林でいつもお世話になっている I さん夫婦と Aさん姉妹と妹の息子T君、我が家の家族と総勢8人でバーベキューをしました。バーベキューの肉類、飲み物などの材料は I さんのお持たせ。当方の提供は畑で収穫したジャガイモ、トウモロコシ、トマト、カボチャ、ナスなど。

 テントを張って基地つくり。

 まずは皆で乾杯。 

 料理を作る I さんご夫婦。

 バーベキューに使うのにはもったいないような上質の豚肉と牛肉。

  肉とトウモロコシを焼く。

 スイカ ‘金の卵’。皮は黄色で果肉は赤。種が少なく、甘味はそこそこ。シャリシャリ感があり美味。

 ハンモックでお休みの I さん。

 ハンモックでお休みの猿麻呂。ビールを飲んで空を見ていると、林の木々の枝が左右に揺れてああ目が廻る。

 T君と水鉄砲で大人げなくマジで戦う猿麻呂。

 トウモロコシを収穫するT君。

 大きなジャガイモがとれたよ。他にカブトムシのオス2匹、メス2匹、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、タマムシ各1匹、カナブン、バッタなども捕れた。お母さん「この林は自然の宝庫だ!」と感激。

 8月4日(日)は I さんに買っていただいたビニールハウスを温室の中に息子と作りました。ようするに温室を二重にすることです。昨年の冬は寒さが厳しく、燃料の灯油も高騰したので、十分に暖房ができませんでした。そんな訳で、多くの熱帯果樹や熱帯花木を枯らしてしまいました。

 炎天下の温室内の作業は暑く、また狭いので大変な作業でした。今年の冬は、これもまた I さんに買っていただいた暖太郎(温室加温器)2台で植物を過ごさせる予定。温度が保てない場合は温室を3重にするつもり。

 温室内の植物やガラクタを外に出すだけでも一苦労だった。空になった温室。

 温室内にヒモで枠を作り、支柱を立てる。

 支柱の上に屋根部を作る。

 一体型のビニールを張る。 栽培棚を配置して、後は入り口にビニールドアーをつければ出来上がり。

 設計図通りに組み立てれば簡単なように思われるが、そうはなかなか上手くはいかない。結局、温室内の片付けも含めてだが、朝10時頃から始めて、夜8時までかかってしまった。温室内は40℃を超えるサウナ状態。熱中症にかからないように要注意。

 鉢植えのカラーピーマン‘レッド&ゴールド’が色づきました。液肥をセッセと与えたので沢山実がつきました。

 カラーピーマン ‘レッド&ゴールド’。

 8月5日(月)。3年余り飼っていたニワトリのメスが死にました。 姿は若々しかったのですが以前からタマゴを産まなくなり、近いうちに寿命が来ると覚悟はしていました。前日からトサカが垂れ、餌も食べなくなったので今日、明日にはダメになるだろうと思っていました。5日の朝、ニワトリ小屋を見ると隅で冷たくなっていました。老衰だと思います。

 ニワトリをダンボールの 棺に納め、米を入れてやり、木の根元に埋葬しました。線香を立て、好きだった茹でたトウモロコシを供えました。冥福を祈り合掌。

 

 

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359号 神楽坂まつり「阿波踊り」。「国指定天然記念物」成東・東金食虫植物群落。千葉の海浜植物。

2013年08月01日 18時07分42秒 | お知らせ

 もう先週金曜日、7月26日の話になります。神楽坂祭りで阿波踊りが開催されました。神楽坂に徒歩5分ぐらいの所に住みながら、今まで一度も阿波踊りを見たことがありませんでした。新しくカメラを買ったのでテスト撮影も兼ねて出かけました。祭りは午後7時に始まり、大勢の見物客と踊りの連が次から次えと飯田橋駅方向から坂を上がってきます。あまり多いので50連くらいはあるのかと思いましたが、整理係の人に聞くと22連だそうです。軽快なお囃子で踊る老若男女はいずれもはつらつとし、すっきりとスマートで不思議と?美男、美女に見えました。中にはひょうきんなパーフォマンスをする人も幾人か居り、笑いをとっていました。

 以下はその折に撮った写真の一部です。ノーフラッシュでISO感度を6400から12800に上げて撮ったので画像が荒れています。

 踊りは午後9時に終わります。9時近くになるとあと3分、あと2分と過ぎる時を惜しんで踊り狂っていました。9時になるとピタリとお囃子が終わり、いじましくいつまでも鳴り物が鳴る事は無く、すっきりとした終わり方でした。

 土曜日は早めに起き、茨城に帰りました。裏の林のミツバチの巣箱を見ていると一匹のミツバチが私の頭をおそい、刺されてしまいました。痛みは多少ありましたがすぐに抗ヒスタミン剤を塗り大したことはないと思っていました。ところが、翌朝起きると右目が「お岩さん」のように腫れあがっていました。人に顔を見せるわけにいかないので、仕方なく一日中畑で草刈をしました。

 月曜日は雨、久しぶりに室内の掃除をしました。

 7月30日(火)、ようよう右目の腫れもひきだしたので、以前から気になっていた「国指定天然記念物」成東・東金食虫植物群落に十数年ぶりに出かけました。

 成東・東金食虫植物群落。建物は管理棟。コオニユリが見頃。

 成東・東金食虫植物群落は1920年(大正9年)に日本で最初の「国指定天然記念物」に指定されました。

 この地は江戸時代から作田川堤防改修のための土取り場で地下水位も高く、土地がやせており、食虫植物など貧栄養土に耐える植物が生えるようになったそうです。山地でなく、海から7キロと言う平地にこの様な植生地があるのは不思議なことで、また貴重です。

 以下は湿原とその周辺で撮影した植物です。管理区域は観察道があり、撮影はその上からでしか出来ません。小さな植物は他の草陰になり、撮影は無理でした。

  ナガバノイシモチソウ。管理がされ、個体数はかなりありました。

 コモウセンゴケ。個体数はかなりあるが、草陰にあり、撮影はこの程度。

 タヌキモ。湿地内の沼に生えているそうですが、観察道が無いので、展示用に水槽栽培をしているもの。

 ヌマトラノオ。

  タヌキマメ。

 ムカゴニンジン。ムカゴはまだできていなかった。

 ヒメシロネ。やや遠めで不鮮明。

 アリノトウグサ。

 イヌゴマ。

 カモノハシ。

  キバナノマツバニンジン。帰化植物。

 

コオニユリ。

 タカトウダイ。

  ミヤコグサ。

 ヤマアワ。

 食虫植物群落撮影後は海の方に行き、海浜植物を撮影しながら、犬吠埼経由で茨城に帰りました。

 以下は、九十九里海岸や犬吠埼で撮影したものです。

 ハマヒルガオ。九十九里海岸。

 

ハマボウ。飯岡漁港付近の道路側。栽培品。

 

  ラセイタソウ。犬吠埼。

 

 ツルナ。犬吠埼。

 

 タイトゴメ。犬吠埼。

 ハマサワヒヨドリ。絶滅危惧種。犬吠埼。

 ハマボッス。

 ハマボッス。実。犬吠埼。

 犬吠埼灯台。

 郵便ポスト。ポストは全て赤いものと思いきや。ここのものは白で珍しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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