柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

254号 陝西省美術博物館、キュウリの病気、今週の畑。

2011年06月30日 13時11分20秒 | 花、写真、家庭菜園
先の中国、西安の旅で買ったものがようやくようやく届きました。船便だったので約1ヶ月かかりました。なかなか届かないので少しやきもきしていたところです。
 購入顛末は以下の通り。
 旅行2日目、「陝西省美術博物館」という所に行きました。そこで誠実で実直そうな学芸員と思しき人が流暢な日本語で展示品の解説をしてくれました。最後に玉製品が展示してある部屋に入りました。学芸員が「この玉製品の値段はいくらくらいするでしょうか?」と問うので、私はすっかり出土品か古代から伝来の国宝級なものと思い、「3億円」と答えると学芸員は「そんなにしません。75万円です。」わたしはガクッと来ました。ここから学芸員は売り子に急変。「ここの部屋の品物は全て売ります。特にこの棚の物は花博を記念して特別価格でご提供します。どれでもお好きなもの3点で18万円です。この玉製品は瑠璃、玻璃、瑪瑙で現代作家のものです。送料、関税全てをこちら持ちです。いかがでしょうか」と薦めました。棚を見ると赤、緑、紫、透明な美しい器、酒器、仏像などが展示してありました。私は上野の国立美術館で正倉院の国宝のガラスの器のレプリカが7万円だし、山梨の有名作家の小さな瑪瑙の器が50万を下らないと思うと、この瑪瑙の器や仏さんが一つに換算すると6万円はと安いと思いました。作りはそれほど精緻ではありませんが、赤い瑪瑙の器と緑の急須、紫瑪瑙の布袋様像を買うことにしました。布袋像はあまり私の趣味ではありませんが、紫瑪瑙は貴重で高そうなのと布袋様の腹の部分には水が入っています。瑪瑙の中に水が入るのは火山活動で瑪瑙が形成される時に火山の水蒸気が閉じ込められたものだそうです。
 私が「この布袋さんの腹には水が入っているが私の腹には餃子が入っている」と言うと学芸員?「販売員?」がニコリともせず「面白い事を言う人だ」と言いました。私が「チャンと送ってくれますか?届いたらプラスチックだったりして」と言うと学芸員はマジな顔をして「そんなことをしたら・・・」と言いました。「お送りする品物に自分でサインをしてください。」とマジックインクを差し出しました。品物にサイン後カードで支払いました。
 
梱包され送られてきた荷物。 

 品物の入った箱。一つは飾り台が入っている。

 箱の中。 

 トイレットペーパーでパッキンされている。

 トイレットペーパーから出てきた布袋様像。

 中国でしたサイン。本物である証拠。

 水胆瑪瑙原石布袋様像。呉 金鋼 作。

 赤瑪瑙碗。 馬 東 作。

 赤瑪瑙碗。 裏。 

 赤瑪瑙碗。 表。

 緑瑪瑙急須。 王 健一 作。


 緑瑪瑙急須。

 中国各地の美術館で美術品を売っており、偽者ではないかなど問題視するネットもあります。中国政府の中には強面で抑圧的なところや一部悪徳な輩もいますが、全ての中国人が悪いわけでなく愛想はありませんがおおむね親善的な雰囲気です。

 今週の畑です。ぼちぼちシシトウ、トウガラシ、ズッキーニ、キュウリなどが 収穫できるようになりました。

 6月29日の畑。

 キュウリが病気になり腐りました。どのような病気?それとも栄養失調?

 大きくならず腐ったキュウリ。株全体には問題なし。
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253号 陝西歌舞大劇院「唐楽舞」、スカビオーサ、クリの花、ナスの支柱、ドクダミを干す、裏の畑。

2011年06月24日 09時11分39秒 | 花、写真、家庭菜園
 西安旅行のオプションで陝西歌舞大劇院の「唐楽舞」を観劇をしました。現地ガイド、もしくはツワー会社はなかなか力があると見えて、二階正面の観劇に最も良い席を取ってくれました。
 「唐楽舞」は宮廷の舞を模したものや民族歌謡であでやかで美しく、勇壮、また、ややこっけいなものもあり、楽しい一時を過ごしました。劇を見ているとおおむね内容は理解できますが写真の説明は難しいのでその折に撮った写真を羅列します。写真から雰囲気を味わっていただければ幸いです。



庭と鉢で栽培しているスカビーオーサが咲いています。‘バーガンディー ボンネット’は赤に白い縁取りがありかわいいです。‘エース オブ スペード’は黒い花で印象的です。‘ドラム スティク’は白い花ですが実がドラムをたたくスティク に似て面白い形をしています。

      ‘バーガンディー ボンネット’。

     ‘エース オブ スペード’。

              ‘ドラム スティク’。

 
 サルビア ブキャナニーが以前は真紅の花でしたが、同じ株で白に近いピンクの花を咲かせ始めました。赤と白の二色を楽しめうれしいのですが、色が変わるのは「放射能のせい?」と変な心配をします。 
 赤い花の‘サルビア ブキャナニー’。


 ピンクの花の‘サルビア ブキャナニー’。


 家の周りにクリ林が多く、今、花が咲き、独特のニオイを発散しています。遠めに見える白い穂状の花は全て雄花です。クリの雌花を見たことがありますか? 雌花は雄花の根本部分に小さなクリのイガ状の花が咲きます。

 クリの雄花。

 クリの雌花。これが受粉後大きくなりクリの実となる。

 庭の片隅にドクダミが繁茂しています。それを採取して干しました。昨年作ったコンサバトリーで干していますが、干しぱなしでも雨にぬれる心配が無いので重宝しています。ドクダミ茶は私の夏バテ防止の特効薬です。

 庭の片隅で咲くドクダミ。

 コンサバトリーの中でドクダミを干す。

 先週の裏の畑です。カラスがカボチャの幼果を食害するので上空にテグスを張ることにしました。テグスを二階の窓から向かいの高い木にかけ、それを木から木へと張りました。カラスは羽がテグスに触れて傷付くのを嫌うと思うので、何とかカラスの被害がなくなるのを願っています。一応、制空権は当方が持ったことになります。頭の良いカラスが何か対抗策を練ってくるでしょか?
 カラスに食われたカボチャの幼果。

 テグスを張った畑。

 ナスに支柱を立てたところ、妻が「支柱の交差点はナスの第1果のなった枝の分かれる高さが良い」と言いました。なるほど理に叶っていると思い20個以上ある支柱立てをやり直しました。

 最初の支柱。

 やり直した支柱。分かれた枝を誘引しやすい。

 ナス2個とキュウリ3本を初採りしました。キュウリはやや皮が硬かったです。

  キュウリの収穫。

  ナス、第1果は小さめで収穫。

 先週の畑。

 

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252号陝西歴史博物館。ナツグミ、赤花イチゴ、今週の裏の畑。カボチャの人工受粉。

2011年06月17日 14時25分04秒 | 花、写真、家庭菜園
 先の中国、西安の旅行で「陝西歴史博物館」見学の機会がありました。博物館のある西安はシルクロードの基点でまた、終点でもあり、歴史的遺産は膨大なものがあります。見学時間が40分ほどと短く、とても全ては見られないので、唐時代の遺物を重点的に見ることにしました。
 現在入館が無料で、撮影もOKと言う事で、あせって、出来るだけの数の撮影をしました。以下はその折に撮影した歴史的遺産です。(一部背景などを修整してあります。)見学時間が少なく本当に残念でした。機会があればもう一度訪れたいと思います。

陝西歴史博物館

 半身天王像

 三彩天王像

 三彩天王像

 兵士群像

 彩絵帷帽女騎俑 

 騎馬吹号角俑 


 騎馬打鼓俑 

 彩絵胡服女騎俑 


  三彩 牛車

 三彩 女立俑

 三彩 女立俑

 彩絵生肖俑

 一角獣 

 駱駝

 駱駝

 灰陶綿羊

 鎮墓獣

 青銅 白鳥

 褐柚三魚紋貫耳壷 

 鍍金青銅酒器

 青柚花紋碗 

 銅製調理容器

 銅製調理容器

 青銅製楽器


 皇后の印

 金餅

 今年はヒヨドリにやられず鉢植えのナツグミに沢山の実がなりました。味はやや渋いので観賞用にしています。大きな実で甘いタワラグミは2個しかなりませんでした。

    ナツグミ

 プランターにイチゴを植えつけていましたが、白い花が咲くとばかり思っていたのですが、赤い花が咲きました。実が熟していますがまだ花が咲いているので四季成りのようです。

   赤花イチゴ

 今週の裏の畑です。植えた苗が伸び始めたので、カボチャ、ズッキーニなどに敷き藁をしました。グリーンアーチも一基増やし、大玉トマト用に天井にビニールを張りました。

 裏の畑

 カボチャに人工受粉をしました。雄花の花弁をサラダで食べました。

  カボチャも人工受粉

 カボチャの花弁のサラダ



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251号 2011西安世界園芸博覧会、カブ‘あやめ雪’、エノテラ、羽鳥ふれあい祭り、畑。

2011年06月10日 13時58分38秒 | 花、写真、家庭菜園
 5月30日(月)に中国西安市で開催されている「2011西安世界園芸博覧会」に行ってきました。先週号にも書きましたように、「花博」自体にはあまり期待はしておりませんでした。園内の滞在時間が4時間しかなく、園内全部を見ることは出来ませんでした。われわれが見た以外に見所があるかもしれませんが、おおむね想像していた通り「まあこんなもんか」と言う感じで特に感動するほどのものはあまりありませんでした。

  

  

  



  ところどころに展示してあるトピアリー風の創造物が面白い。 

 オランダ キューケンホフ公園のムスカリの青い流れを思い出させる、赤いベゴニアの流れ。 
 
 シンボル建築の「長安塔」に登るには普通に4時間ほど並ばなければならないのですが、日本人だけは特別計らいで裏口から並ばず入場することが出来ました。天気がかんばしくなく、塔からの眺望は良くありませんでした。しかし、塔内に展示されている、歴史的遺産、現代作家の彫塑、陶芸、金細工、タケノコ細工、貴石などの展示物には興味深いものがありました。

 花壇と「長安塔」

  現代作家の彫塑。天使。天使の金玉をはじめて見ました。天使は男です。

 金細工のクモの巣。

 金細工のカマキリとアリ。

 タケノコ細工。

 孔雀石。

 葡萄瑪瑙石。

 日本の「奈良園」と「横浜風園」は酷いものでした。全く奈良や横浜の雰囲気は無く、恥ずかしいようなものでした。

 どこが奈良なのかしら? 

 中がみやげ物店の「横浜風園」

 「花博」のもう一つのシンボル。ガイドに「これは龍ですか?」と聞いたらガイドは「馬」と答えました。ネットでは「水龍」となっていました。

 キッチンガーデンのカブ‘あやめ雪’が食べごろになりました。生で塩を付けて食べましたが美味かったです。

  カブ‘あやめ雪’。

花壇で黄金色の葉のモモイロヒルザキツキミソウ「エノテラ‘ゴールデン エラ’」がさきました。緑葉のモモイロヒルザキツキミソウも今、道端でさかんに咲いていますが、黄金葉は珍しいとおもいます。

  黄金葉桃色ヒルザキツキミソウ‘ゴールデン エラ’。葉が黄金色で美しい。

 6月5日(日)に「羽鳥ふれあい祭り」がありました。バザーで野菜苗が売られていないかと出かけました。苗はあまり良いものがありませんでしたがマクワウリ‘金太郎’が一本50円で売られていたので2本買ったところ一本おまけでくれました。別のバザーで電気製品を売っていました。「値段をかってにつけて。いくらでもいいですよ!」と言うので、懐中電灯、蛍光灯、警告灯が付いた「マルチライト」と「煮込み上手」と言う電気鍋を一つ50円、計100円で買いました。そうしたら「ハイおまけ!」と言って1,500円もするヘアートニックをおまけで付けてくれました。なんだかひどく得をしたようでニコニコです。

 右より、「マルチライト」「煮込み上手」「ヘアートニック」。

 下の写真は6月7日(火)の畑の状態です。おおむね、夏野菜の苗の植えつけが終わりました。





  夏野菜の植えつけが終わった裏の畑。






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250号 陝西省西安市 秦始皇帝兵馬俑。

2011年06月02日 20時44分38秒 | 花、写真、家庭菜園
 5月28日(土)から31日(火)まで駆け足で中国陝西省の西安に妻と行って参りました。誘ってくださる方がおられ、総勢9人の格安ツアーでした。西安で催されている「2011年西安世界園芸博覧会」見学が主な旅程でした。
 実は私は「園芸博覧会」にはそれほど期待はしていませんでした。4時間しか滞在時間がなく会場全体を見学することは出来ませんでしたが、やはり少し期待外れでした。楽しみにしていたのは西安郊外にある「秦始皇帝兵馬俑博物館」の見学でした。「兵馬俑」は干ばつの年に農民が井戸を掘っていて偶然に見つけたと言うことです。陶で作った等身大の兵士や馬など6,000体を超える軍隊傭が出土しています。今も発掘や、発掘した物の修理復元をしています。
 以下は「秦始皇帝兵馬俑博物館」で撮影したものです(※馬車や兵士などの一部はガラスケースに展示してあり、ガラスに見学者や照明などが写り込み、乱雑で見にくいのでバックを黒く処理しました。現場の状況とは異なります)。

 兵馬俑入場券。

 青銅馬車展示館。  

 3号発掘館。

       兵馬俑発掘1号館。軍団は敵の侵入方向の東を向いています。修復は見学者の少ない日か夜に行われていると言うことです。

 高級軍史傭。
  中級軍史傭。
  騎馬兵傭。
 立射傭。
 跪射傭。




     発掘3号館

 2号抗で発見された青銅製の始皇帝巡航用の乗り物。

  1号車(立車)。御輿車の先行車。

 2号車(安車)。始皇帝の乗る車。屋根は円く「天」を表し、乗るところは四角く「地」を表すと言うことです。

 傭完成後は傭制作者は秘密を守る為、皆、生き埋めにされたと言うことです。権力者は残酷な者が多いようです。


 ただ今、撮影した写真の整理に追われています。「花博」については来週号以降に報告します。
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