昭和生まれの老翁の面白話。 第36話「ネコの仁義」
友人から聞いた話。彼は京都から福井までのサバ街道と言われる街道筋で、親から引き継いだ土地で飲食や工芸品、土産などの店を妻と一緒にやっていました。高齢になり今は妻の実家の焼津市に引っ越しし、近くの港の埠頭から釣り糸を垂れアジなどを釣るのんびりした生活を送っているそうです。
彼が言うのには港に猫の集団が2つあったそうです。その猫のボスどうしがいつも壮絶な覇権争いをしていたそうです。しかし、片方のボス猫が交通事故に会い、瀕死の状態で道路に倒れ動けなくなったそうです。そうするともう一つの集団のボス猫がどこからか失敬してきた大きなアジを倒れた猫のボスの前に置いたそうです。侠客清水次郎長の活躍した土地の近く。土地柄、猫も「仁義、任侠」に厚いのでしょうか?
今週の一花 エキナセア ‘ヴィンテージライム’
エキナセア ‘ヴィンテージライム’咲き進むごとに花色が変わる品種。