柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

516号 カラスウリ、ススメウリ、オキナワスズメウリ。サワギキョウ、紅花サワギキョウ。

2016年08月25日 18時43分02秒 | お知らせ

 8月21日(日)。西の空を見ると雲が不気味に赤く焼けていました。 台風9号が近づいており、何かよからぬことが起きるのではないかと心配しました。

 台風9号通過後、幸いにも我が家の被害は裏の林のコナラの大枝が1本折れた程度で、さしたる被害がなく安堵しました。ところが台風が過ぎた後も大気が不安定で大雨が降ると思えば、急に日が射すなどおかしな天気が続いています。

 台風襲来直前の西の空。不気味に赤く焼けています。

 さて、このところの天候不順で撮影にも出かけられないので、今、我が家で咲いている花を紹介します。

 カラスウリ 雄花。

 カラスウウリ 雌花。

 8月21日の夕刻に撮影したものです。明日は台風が来るというのであわてて撮影しました。久しぶりに使ったストロボの調子が悪く、撮影に苦労しました。

 この花を見るといつも思うのですが、よくもこれだけ繊細な花弁がもつれずに咲くものかと感心します。少しずつ、少しずつ細かい糸のような花弁がほぐれながら開いていくの見るのは感動ものです。花は一夜限りの貴婦人のようで、本当に優雅な花です。庭になくスズムシの鳴き声を聞きながら撮りました。

 スズメウリ 雌花。小さな実をつけます。これは昼間でも咲いています。庭に野生しています。

 オキナワスズメウリ「リュウキュウスズメウリ」 雄花。昨年作ったものが自然発芽したものです。我が家では実が赤くなる前に霜が来るので鉢植えにして、秋に温室に入れています。

 サワギキョウ。池の隅で咲いています。

 アカバナサワギキョウ。毎年、何株か芽を出してくれます。

 オキシペタラム‘ブルースター’。

 カノコユリ。

 変化咲きアサガオの変化咲き(下)と並花(上)。

 ハナイカダ 実。

 オモダカ 雄花。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

515号 宍塚の里山「オニバス」。トマトの収穫。庭に咲く花「ヒオウギ。メハジキ。モミジガサ。他」

2016年08月18日 15時18分36秒 | お知らせ

 ネットを見ていたら土浦市に「宍塚の山里」とあるのを見つけました。そこにある宍塚大池にはオニバスが生えているとありました。地図を見ると我が家から40~50分ほどで行けそうですので8月15日(月)、早速、出かけてみました。

 宍塚大池付近の案内地図。

 宍塚大池にはすぐに行きつけたのですが、大池にはめぼしい水草は何も生えておらず、やや、殺風景な池があるばかりで、オニバスのかけらも見えませんでした。

 宍塚大池で見られるという生物の案内看板。

 宍塚の大池。

 池の堤の下に「オニバスの池」の看板がありましたが背の高い草が生い茂る草原でオニバスが生えるような環境ではありませんでした。(以前はここでオニバスを保護、栽培していたそうです。)

 「オニバスの池」という看板。草ぼうぼう。

 オニバスの撮影はできないかとかなりガッカリしました。しかし、このあたりに何か撮影ができる草花が咲いていないか探していると、たまたま、田で仕事をしている人がいました。その人に「この辺りでオニバスが生えている所を知りませんか」と聞いたところ、その人は生えている所を他人に知られたくないようでしたが、あすこに生えていると田の近くの窪地を教えてくれました。そこに行くとオニバスは生えていましたが、窪地に水は無く、オニバスはかなり弱っているようでした。私が「水が無いようですね。これは非常に問題ですね。」というと、その人は「このところの日照りで水か枯れた状態だ。でも、田の水の方が大事だからな。」といいました。

 水が枯れた窪地に生えるオニバス。

 私が「どこか他にオニバスが生えている所が知りませんか」とくいさがると、その人は場所はわからないがここのNPOの会が保護、栽培しているようだ。」といいました。広い場所なので、栽培している所を探すのは難しいだろうと道を帰りかけたところ、宍塚大池から流れ出た小川というか溝のような所でアメリカザリガニ採っている母子がいました。この母子にNPOが栽培しているオニバスの場所を聞いてもわからないだろうなと思いながらも、とりあえず聞いてみることにしました。ところが母が「この道を道なりに行くとポンプのある所がありその奥に栽培をしている。」と教えてくれました。ダメだと思っても人には聞いてみるものだと思いました。言われた通りに行くとNPOの会の人がおり、「オニバスを撮影したいのですが」と言うと草に囲まれた大きなプラスチックのトロ舟で栽培しているオニバスの所に案内してくれました。そこはやや粗末な設備でしたが何舟かの大きなトロ舟でオニバスが栽培されていました。他に宍塚大池のドロから生えてというジュンサイも栽培もしていましたが葉が傷んでおり、とても撮影に耐えるような状態ではありませんでした。「ゆっくり撮影してください。」と言ってNPOの人は帰っていきました。

 オニバス。

 オニバス。

 オニバス。葉脈の上に鋭いトゲが生えている。

その周辺はNPOが管理していると思われる田んぼがあり、たくさんの案山子がありました。

 沢山の案山子がある里山風景。

 田の近くに生えていたミソハギ。

 以下は今、我が家で咲いている花です。

 ヒオウギ。

 モミジガサ。

 モミジガサ。

 メハジキ。

 アカバナ。

 ヤブラン。

 また、トマトが大量に収穫できました。知人に配り、ジュースにしたり、冷凍、冷蔵していますが、冷蔵庫も満杯になりどうしたものかと思案しています。

 収穫した大量のトマト。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

514号 笠間市 天神の里「モウセンゴケ」。筑波実験植物園。「シュレゲールアオガエル。アギナシ。」

2016年08月11日 16時32分41秒 | お知らせ

 このところの記録的な猛暑の為、身体が思いのように動かず、気力もなえ、何もする気になりません。そんな中でも水辺には何か花が咲いているのではいないかと気持ちを奮い立たせて8月8日(月)、笠間市にある「ビオトープ天神の里」に出かけました。行ってみると林の中の土手に早、キツネノカミソリが咲いていました。私の記憶ではキツネノマミソリは8月中旬以降に咲くものと思っていたので、早くも咲いているのに驚きました。

 キツネノカミソリ。

 ビオトープのはずれの山陰に小さな湿地があり、モウセンゴケという名札が立っています。私は「以前はここにあったかもしれないが、今はないどろう」と思っていました。ところが道のすぐそばに白い小さな花が目に入りました。「もしやモウセンゴケの花ではないか?」と草をかき分けて見たところモウセンゴケの葉が見えました。思いがけない喜びです。

 モウセンゴケの花。

 モウセンゴケの葉。

 以下は「天神の里」またはその周辺で撮影したものです。

 オモダカの雄花。

 オモダカの葉。葉の下部の裂片の先が鋭く尖る。

 ヒメシロネ。

 ヒメシロネ。

 フジカンゾウ。

 フジカンゾウ。

 サジガンクビソウ。

 サジガンクビソウ。

 ノシメトンボ。

 「天神の里」からの帰りに田んぼが広がる道を車で走っていると田の畔に赤いものが目に入りました。「まさか今の時期、ヒガンバナではないだろう」と通り過ぎました。しばらく気になるので、引き返してみました。そこにはまぎれもなくヒガンバナが咲いていました。ヒガンバナは名の通り「秋の彼岸」に咲くものですが、まだ、イネが穂も出さず、青々としている時期に咲いているとは、長い植物撮影の経験の中でも初めてのことなので驚きました。

 早咲きのヒガンバナ。すでに咲き終わっている花もあります。

 ヒガンバナ。

 翌日9日(火)は筑波実験植物園に出かけました。ここにも池の周辺などに湿地性の植物の植栽があります。以前から、アギナシとオモダカの区別が難しく、何とかアギナシの写真を撮りたいと思っていました。アギナシは霞ヶ浦周辺で何度も探しましたが探しえなかっものです。アギナシは筑波植物園に植栽されているのがわかっていたので、集中的に撮影することにしました。以下は筑波実験植物園で撮影したものです。

 アギナシ。雌花。

 アギナシ。葉。葉の下部の裂片の先があまり尖らない。「天神の里」で撮影したオモダカの葉と比べてください。

 アギナシ。下の葉の裂片の先。鋭く尖っていない。

 ヒツジグサ。

 オゼコウホネ。

 ハッカ。 

 シロネ。

 ヒメシロネ。

 カンガレイ。

 ウォータバコバ。

 イワダレソウ。

 ビッチュウフウロ。

 マツムシソウ。

 トウバナ。

 ハマナシ。

 アジサイの葉に大きなアマガエルがいるなと思い、近づいてよく見るとアマガエルではありませんでした。シュレゲールアオガエルのようです。モリアオガエルに似ていますが、園内にモリアオガエルがいると聞いていないのでシュレゲールアオガエルだと思います。

 シュレゲールアオガエル。雌のようです。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

513号 ウズラとシマヘビ。庭に咲く花。「リコリス スプレンゲリー。ヒオウギ。サギソウ。他」

2016年08月04日 14時31分52秒 | お知らせ

 7月30日(土)。飼っているチャボやウズラに餌をやり、鉢植えの草花に水をやらなければならないので東京から茨城の自宅に早めに帰りました。

 ウズラを飼っている小屋を見ると卵を4個産んでいました。「よしよし」と思いながらウズラを数えてみましたが、4羽いるはずなのに3羽しかいません。「どうしたんだろう」と思いながらウズラ小屋の中に何かの折にウズラが隠れることができるように避難箱を入れてあるのですが、1羽はそこ似るのだろうと思い手を箱の中に入れて外に追い出そうとしました。箱に手を入れたところ、手をコツコツとつつき返してきました。「おかしいな?普通のウズラなら驚いてすぐに外に出るだろうに、気の強いウズラもいるものだ」と思いながら確認の為、箱を開けてみました。ところがそこに見たものはウズラではなく、1m以上はあるかと思われるシマヘビでした。シマヘビの腹は飲み込んだウズラで異常に膨らんでいました。シマヘビは満腹で箱の中で寝ていたのかもしれません。突然闖入してきた私の手に驚いて反撃してきたのでしょう。シマヘビの口は普通の時は小さいので、噛みつかれなかったのは幸いでした。これを見たと時、一瞬、シマヘビを捕まえ何処か遠くに放すか、殺すかと考えました。しかし、シマヘビを捕まえ遠くに運ぶのも難儀ですし、また、ウズラのの味をしめてまた襲うかもしれないので、飲み込まれたウズラの仇討と殺すことに決めました、まずカメラを取りにに帰り、長い柄のある枝切りハサミ2丁を用意し、殺したシマヘビを埋める穴を掘りました。

 捕まえたシマヘビ。

畑の野菜がたくさん採れました。知人に分けましたが、まだ多く残り、冷蔵庫もいっぱいになってしまいました。仕方ががないので乾燥野菜を作ることにしました。トマトも乾燥トマトにしようとしましたがすぐにカビるようです。

 天日干しのナス、キュウリ、オクラ、トマト。曇った時は電気乾燥機を使っています。昨年作った乾燥野菜はほとんど使わず、結局、畑の肥やしになってしまいました。

以下は現在、我が家で咲いている花です。

 ヒオウギ。園芸種のダルマヒオウギはよく見かけるがこの野生種は少ない。

 ハナツリフネ。「ゲンペイツリフネ」。白とピンクの二色咲きの外来種。

 リコリス スプレンゲリー。盆提灯のような異色の花。

 モミジガサ。花が開いていない。

 ヌカイトナデシコ。「ヌカイトカスミソウ」。帰化植物。テラスに自然に生えたもの。どこから来たのか不明。

 以前、サギソウの品種を集め増えていたのですが、放任しておいたら消滅してしまいました。先日、6種ほどを買い集めたその一部が咲きました。

 サギソウ。‘金星’。葉の縁が黄覆輪種。

 サギソウ。‘銀河’。葉の縁が白覆輪。

 サギソウ。‘飛翔’。異形の花。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする