雨上がりに庭を散歩していると、すぐ近くでスズメの「チュンチュン、チュンチュン」と鳴く声が聞こえました。鳴き声の方を見ると切り株の上で2羽の小雀が親を呼んでいました。 巣立ち直後のようでした。慌ててカメラを取って戻ると1羽はササ薮に逃げ込んだようですが、もう1羽はまだササの上にいました。人を恐れず、手で捕える事も出来ます。天気予報では夜半から大雨になると言う事でしたので、今夜、この小雀たちが宿る所があるのだろうか心配になりました。捕まえて一夜保護してやろうかと思いましたが、テレビコマーシャルでも有名な金子みすずの「子供が小雀つかまえた。その子の母親笑ってた。スズメの母さんそれ見てた。お屋根で鳴かずにそれ見てた。」の「スズメの母さん」の詩を思い出しました。親鳥が近くに居る様子だったので、保護するのを止め親鳥にまかせる事にし、撮影後、早々に現場を離れました。
天気予報に反して夜半は梅雨には珍しく、煌々と満月が冴えわたる月夜で、雨が降る事もなく安心しました。
まだ、嘴が黄色い小雀。無邪気な顔をしています。
6月25日(火) メハジキの葉が風も無いのに揺れるので見るとタマムシでした。今年初めてのタマムシです。裏の林の隅に大きなエノキがあるので毎年タマムシが来ます。きれいな虫で、見るとなぜか幸せな気持ちになり、その日は良い事があるように思います。
ヤマトタマムシ。孵ったばかりなのかまだ力強く飛翔する力は無いようでした。
今、裏の林でオカトラノオ、ヤマホタルブクロ、ソバナ、ジュウニヒトエなどが咲いています。コモチマンネグサのムカゴが目立つようになりました。
オカトラノオ。昨年、線路脇に咲いているものを移植したもの。名は長い花穂をトラの尾にみたてたからです。
昨年、栃木県茂木で小苗を採取し移植したもの。思いのほか殖え大株になりました。ガクのつけ根に反り返る付属体が無いのでヤマホタルブクロです。
ソバナ。昨年、園芸店で買ったもの。うつむきかげんに咲き、柔らかな薄紫の花は控えめで内気なあの娘のよう。
ジュウニヒトエ。林に自生しているもの。かなりの遅咲きです。
コモチマンネングサ。葉の脇に小さなムカゴが沢山ついています。これが落ちて繁殖します。花が咲いてもタネはできません。
今、鉢植えで咲いている花はアガパンサス‘シルバーベイビー’。フクシア‘ウインチャイム ローズブルー’などです。
アガパンサス‘シルバーベイビー’。小型のアガパンサス。
フクシア ‘ウインチャイム ローズブルー’。早咲き品種で日本の気候にも合う品種だそうです。
今畑では「カボチャとマリーゴールド」「オクラとマリーゴルド」の混植が成育中。共に相性が良く、コンパニオンプランツです。
カボチャとフレンチマリーゴールドとの混植。
オクラとフレンチマリーゴールドの混植。
アジサイを移植しようと思い根元を見ると木屑が出ている茎がありました。どうもコウモリガの食害にあったようです。茎を裂いてみるとコウモリガの幼虫が出てきました。このガの幼虫はテッポウムシ(カミキリムシ)と同じように枝の芯に食い込み枝がポッキリ折れることがあり、また、木の根元を食害されると、木が枯れる事がしばしばあります。害の大きな昆虫です。
コモリガの食害の木屑。
コウモリガの幼虫。