柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

354号 スズメの子。タマムシ。裏の林の野草。今週の鉢花。畑のコンパニオンプランツ栽培。他

2013年06月28日 08時21分34秒 | お知らせ

 雨上がりに庭を散歩していると、すぐ近くでスズメの「チュンチュン、チュンチュン」と鳴く声が聞こえました。鳴き声の方を見ると切り株の上で2羽の小雀が親を呼んでいました。 巣立ち直後のようでした。慌ててカメラを取って戻ると1羽はササ薮に逃げ込んだようですが、もう1羽はまだササの上にいました。人を恐れず、手で捕える事も出来ます。天気予報では夜半から大雨になると言う事でしたので、今夜、この小雀たちが宿る所があるのだろうか心配になりました。捕まえて一夜保護してやろうかと思いましたが、テレビコマーシャルでも有名な金子みすずの「子供が小雀つかまえた。その子の母親笑ってた。スズメの母さんそれ見てた。お屋根で鳴かずにそれ見てた。」の「スズメの母さん」の詩を思い出しました。親鳥が近くに居る様子だったので、保護するのを止め親鳥にまかせる事にし、撮影後、早々に現場を離れました。

 天気予報に反して夜半は梅雨には珍しく、煌々と満月が冴えわたる月夜で、雨が降る事もなく安心しました。

 まだ、嘴が黄色い小雀。無邪気な顔をしています。

 

 6月25日(火) メハジキの葉が風も無いのに揺れるので見るとタマムシでした。今年初めてのタマムシです。裏の林の隅に大きなエノキがあるので毎年タマムシが来ます。きれいな虫で、見るとなぜか幸せな気持ちになり、その日は良い事があるように思います。

  ヤマトタマムシ。孵ったばかりなのかまだ力強く飛翔する力は無いようでした。

 今、裏の林でオカトラノオ、ヤマホタルブクロ、ソバナ、ジュウニヒトエなどが咲いています。コモチマンネグサのムカゴが目立つようになりました。

 

 オカトラノオ。昨年、線路脇に咲いているものを移植したもの。名は長い花穂をトラの尾にみたてたからです。

  昨年、栃木県茂木で小苗を採取し移植したもの。思いのほか殖え大株になりました。ガクのつけ根に反り返る付属体が無いのでヤマホタルブクロです。

  ソバナ。昨年、園芸店で買ったもの。うつむきかげんに咲き、柔らかな薄紫の花は控えめで内気なあの娘のよう。

 ジュウニヒトエ。林に自生しているもの。かなりの遅咲きです。

 コモチマンネングサ。葉の脇に小さなムカゴが沢山ついています。これが落ちて繁殖します。花が咲いてもタネはできません。

 今、鉢植えで咲いている花はアガパンサス‘シルバーベイビー’。フクシア‘ウインチャイム ローズブルー’などです。

  アガパンサス‘シルバーベイビー’。小型のアガパンサス。

 

 フクシア ‘ウインチャイム ローズブルー’。早咲き品種で日本の気候にも合う品種だそうです。

今畑では「カボチャとマリーゴールド」「オクラとマリーゴルド」の混植が成育中。共に相性が良く、コンパニオンプランツです。

 カボチャとフレンチマリーゴールドとの混植。

  オクラとフレンチマリーゴールドの混植。

 アジサイを移植しようと思い根元を見ると木屑が出ている茎がありました。どうもコウモリガの食害にあったようです。茎を裂いてみるとコウモリガの幼虫が出てきました。このガの幼虫はテッポウムシ(カミキリムシ)と同じように枝の芯に食い込み枝がポッキリ折れることがあり、また、木の根元を食害されると、木が枯れる事がしばしばあります。害の大きな昆虫です。

 コモリガの食害の木屑。

 コウモリガの幼虫。

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

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353号 看板を作る。裏の畑。ツタを取り払う。ギボウシ。ビワ。キイロスズメ。他

2013年06月21日 10時32分04秒 | お知らせ

 先々週までは雨が降らず裏の畑はカラカラで作物の生育が芳しくありませんでした。古来、農民が雨乞いをする気持ちがよくわかります。

 しかし、この所、少しながらも雨が降り、一息ついたところです。ところが、雑草も勢いづき、薮蚊にまとわりつかれながらの草取りが大変です。

 裏の畑で仕事をいているので、来客にわかるように、宮沢賢治に習って、「裏ノ畑に居マス」の看板を作りました。早速、宅配のお兄ちゃんが大声で呼ばってくれました。昨年秋に頼んでおいたアセロラの苗がようやく届きました。

 宮沢賢治に習って作った「裏ノ畑ニ居マス」の看板。ちなみに宮沢賢治は黒板に「下ノ畑ニ居マス」です。

  小生が作物を作っている裏の畑。休みには妻、息子が草取りを助けてくれてややきれい。夏野菜も少しずつ収穫が出来きるようになりました。

  キュウリ‘四川’。

 ズッキーニ‘ダイナー’。

 6月15日(土)。東京から茨城に帰る折り、石岡市内の街角でギボウシの苗を売っているのを見かけました。これは、ギボウシを趣味で栽培している人が町の活性化の援助参加で、余剰苗を売っているものでした。丁度、庭にシェードガーデンを作っているので、植栽用に4株(1株はサービス)入手しました。珍しい品種が市価より安く手に入りホコホクです。少しの間、鉢植えで楽しみ、花後庭に植えるつもりです。

 ギボウシ ‘寒河江’。1,000円。

 ヒュウガギボウシ。1,500円。

中国産‘香りギボウシ’500円。趣味家が中国で小苗をもらってきたものだそうです。

 斑入りナンカイギボウシ。サービス品。

 コガラシギボウシ。以前から鉢で育てている品種。

 鉢で育てているビワの実が熟しました。袋を掛けなかったので実の色が悪いです。実は強烈な「甘ずっぱさ」です。恋の味は「甘ずっぱい」とよく表現されますが、小生にとっては恋の味はいつも涙の味「塩っぱい」だけだったです。「初恋も、2番目の恋も、3番目の恋も・・・・・・」。

 鉢植えのビワ‘茂木’。今年は人工受粉をしたのでよくなりました。大きくなったので収穫後は地植えにするつもり。

 知らないうちに家の壁面をナツツタが這い上がっていました。緑がきれいなのですが、あまりにも繁茂が早く、窓もツタで覆われてしまいました。勢いがありすぎて、少し、気持ちが悪くなったので全て取り払う事にしました。

 1株で繁茂するツタ。

 窓もツタで覆われた。

 ツタを取り払いすっきりした壁面。後に吸盤状の根の後が多数残った。

 勝手口のたたきに大きなガが居ました。滑走路上のジェット戦闘機のようです。ジェット戦闘機はこのガの姿を模したものではないでしょうか? ネットで調べるとキイロスズメのようです。

 ジェット戦闘機の様なキイロスズメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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352号 昔のマーガレット、ハイビスカス・キリヌブラ、断崖の女王、ハクチョウゲ、マリアアザミ、他 

2013年06月14日 10時24分04秒 | お知らせ

 半年ごとに近くの歯科大付属病院で口腔内や歯のメンテナンスをやってもらっています。昨日の点検では歯茎の状態は非常に良く、「このまま丁寧に歯磨きを続けると、まず歯周病にはならない。80才まで自分の歯が20本以上残る」と言うことでした。このように言われると嫌いな歯磨きにもセイが出ます。後は食事をゆっくりとし、よく噛むことです。しかし、いつも「アァ、良く噛んで食べなきゃ」と思った時は大半を食べた後です。若い時は早食いで、麺類を食べる時は、麺が丼と胃でつながっているような食べ方でした。

 今、我が家で咲いている鉢花は昔のマーガレット、ハイビスカス・キリヌブラ、断崖の女王、ハクチョウゲなのです。

  マーガレット。この品種は「明治初期に導入された最古の切り花」と言うので通販で買ったものです。スタンダード仕立てにしました。昔の女学生のような素朴で清純な白い花です。長く咲き続けてくれます。

  

 ハイビスカス・キリヌブラ。この品種は調べてみても素性がよくわかりません。オオハマボウに似て葉の色がチョコレート色です。観葉植物として買ったものです。花が咲くには相当時間がかかると思っていたのですが、思いの他早く咲きました。 オオハマボウに似た大きな花です。

 

 断崖の女王「Sinnningia leucotricha」。別名 「ブラジリアン エーデルワイス」。葉がラムズイヤーのようにふわふわでさわり心地がよい。かれこれ7年ほど育てていますが、今年の冬の寒で株を傷めてしまいました。枯らしたと思ったのですが花茎を出し、低いながらも花を咲かせてくれました。

  ハクチョウゲ。プラ鉢で売っていたものを鉢上げしたもの。この花は以前、生垣などでよく見かけたのですが、今はめっきり見かけなくなりました。キンシバイやビヨウヤナギも見かけなくなり貴重な花になりました。

 ドクダミ。裏の林のものをプランターで栽培したもの。花の形が特異で鑑賞価値があります。

 ツルナ。畑で芽を出していたものを鉢上げしました。おひたしでだべます。

 庭のあちこちにマリアアザミが生えています。以前、飯田橋駅の土手に生えていたもので、種を採ってまいたものです。葉に白いミルクのような模様があります。ミルクは生母マリアに由来すると言うことでこの名があるそうです。種子が肝臓によいとされ薬用やサプリメントに利用されています。ところがこの葉のトゲは硬く尖っており触るとかなり痛いです。中々手ごわいマリア様です。

  マリアアザミ。大株に育っています。

 葉に白いミルク模様があり、先に鋭いトゲが生えています。不用意に近づくと痛い思いをします。美人で気位の高いあの娘のよう。

  I さんに買っていただいた「立ち芝刈りハサミ」。たったまま芝のエッジが刈れ楽だと思ったのですが、思いのほか左右に取っ手を動かすのに力が要ります。電動で無いので仕方ありませんが。しゃがんでやるよりはかなり楽です。

 ホームセンターで買った電動ノコギリ。これはいけません。ノコギリの歯が前後に動くだけでなく左右に激しくブレるので真っ直ぐに切れません。板しか切れず、厚みのある材木は無理のようです。

 

 

 

 

 

 

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351号 ポピー畑。茨城県植物園「トベラ、オオヤマレンゲ、ニオイシュロラン」。‘とうまーみ’。

2013年06月06日 18時40分36秒 | お知らせ

 先週号の小生の「失顔症」に付いて、大変心配していただいている方がおられ、恐縮をしています。確かに「失顔症」ですが、毎日の生活にはさほど支障がありませんので、あまり心配なさらないでください。

 梅雨に入ったと言うのに、雨が降らず、少々困っています。畑はカラカラでスズメの格好の砂浴び場になり、あちこちに小さな窪みが出来ています。植えつけた野菜の苗も少し伸びが悪いようです。そのような訳で、花壇や畑は先週とあまり代わり映えしない状態です。

 花壇や畑で撮影する素材があまり無いので、近くの牧場に出かけました。牧場主が牧場の周りの空地に四季折々の草花を育てています。今はやや盛りを過ぎたひなげし、ムシトリナデシコ、セージなどが咲いています。

 ひなげし畑。遠くに乳牛が草を食んでいる。

 ムシトリナデシコとひなげしの競演。

 牧場入り口のモニュメント。

 6月5日(水)。朝起きると曇りで風も弱いので撮影日和と思い、茨城県植物園に出かけました。あまり、被写体は期待はしていませんでしたが、トベラ、ニオイショロラン、シャリンバイ、オオヤマレンゲ、ラークスパー、バラなどが撮影できました。

 トベラの大木。

 満開のトベラ。

 ニオイシュロラン。

 シャリンバイ。

 オオヤマレンゲ。ふっくりとした白い花がうつむき加減に咲く。上を向いて咲くのはウケザキオオヤマレンゲ。

 ラークスパー。「チドリソウ」。

 以下は植物園で撮影したバラの品種の一部。

 バラのアーチ仕立て。品種名不明。

 バラ ‘アベイ ドゥ クリュニー ’。

 バラ ガリカ オフィキナリス。

 バラ。‘アンダルシアン’。

 バラ。 ‘ギィ ドゥ モーパッサン’。

 バラ。‘ミケランジェロ’。

 バラ。‘レシー レディー’。 

 今、庭で咲いている花木はシモツケの‘ライム マウンド’くらいです。黄金色の葉が映えています。

 

 シモツケ ‘ライム マウンド’。黄金色の葉が見事。

 先日、園芸店で沖縄野菜のソラマメ‘とうまーみ’を売っていました。普通、ソラマメは晩秋に植えつけるもので、今ごろ植えて大丈夫なのかといぶかりました。ラベルを見ると、この品種は寒さによる花芽分化が必要ないとありました。試にと思って2株購入し植えました。

 ソラマメ ‘とうまーみ’。

 

 

 

 

 

 

 

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