柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

380号 マーガレット。多弁咲きパンジー。プラチナ系ハボタン。冬の木々の芽。焼き芋。

2013年12月27日 09時00分23秒 | お知らせ

 今年も残すところ後4日。時の経つのが年ごとに早くなって来るように思います。以前は時の経つのが蒸気機関車の速度のようでしたが、今は新幹線に乗っているようです。来年はリニアモーターカーに乗っているようかもしれません。再来年はジェット機かも。

 今年もさしたることをしないうちに暮れようとしています。何か今年心に残った事はないかと振り返りましたが、残念ながらあまりありませんでした。まあ、今年一番、心に残った事と言えば、学生時代の友人と楽しい飛騨高山、上高地を旅したことくらいです。

 「少年老い易く、学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」は「うかうかしていると何もしないうちに時間だけが早く経つ」と言う諺として有名ですが。ここまでは誰でも知っていますが、次に続く詩句をこの際、書いておきます。「未だ覚めず地塘春草の夢、階前の梧葉、己に秋声」。朱熹の「愚成」と言う題の漢詩です。年の瀬になるといつも思う感慨です。

 今年はじめに買った、マーガレットの苗がそこそこ大きくなり、今、満開状態です。八重咲きで純白の花は清楚でありながらにぎやかです。

 春に買ったときのマーガレット‘モリンバ’の苗。

 現在のマーガレット ‘モリンバ’。来春にはもう少し大きくなりボリューム感も出るでしょう。

 園芸店で多弁咲きのパンジーを見つけました。あまりかわいいと思いませんでしたが、珍しいので一鉢買いました。

 多弁咲きパンジー ‘ラブリー シュシュ’。198円。

 同じ日に買ったビオラとハボタンです。

 赤色が鮮やかなビオラ。品種名不明。98円。

 葉が黒色でキラキラ光るプラチナ系の切れ葉は牡丹。‘光子プレミアム’。一鉢498円とハボタンにしては高価。

冬になると草木の花も乏しくなり、実のところブログのネタ探しも苦労します。そこで、庭に植えてある木々の冬芽を撮影してみました。今は固い鱗片に包まれている冬芽も早いものは2月の半ばには目覚めるでしょう。

 ムクゲ。実が残っている。毛が生えた種が風で飛ばされていました。

 ムクゲ。

 ブルーベリー。

 ハナミズキ。

 タラノキ。

 コハウチワカエデ。

 クヌギ。

 キウイフル-ツ。

 オウバイ。枝が垂れさがる。

 アメリカハナノキ。

 マルバノキ。

 

 スイカズラ。葉が巻きながらも冬を耐えるので別名「忍冬」。

 裏の林の枯れ枝や落ち葉で焚き火をし、焼き芋を作りました。甘くて美味。市街地ではできないでしょうが田舎の冬の楽しみの一つです。

 焼き芋。あまり大きくなく約20分ほどで焼き上がり。

 今号は今年最後のブログです。今年1年ご愛読ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

 皆様、良いお年をお迎えください。

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379号 クリスマスリース。ビオラ、ハボタン、スイートアリッサムの寄せ植え。花壇の改修。 

2013年12月19日 09時54分03秒 | お知らせ

 12月14日(土)。浜野ウッド(→検索)さんがわざわざ立川市から茨城まで12014年度のカレンダーとクリスマス飾り(スワッグ)を届けてくれました。浜野ウッドさんはガーデンファニチャーをはじめエクステリア全般を構成、製作する会社で、小宅でもコンサバトリー、農道具小屋など色々とお世話になっています。全く器用な人たちで、クリスマスリースつくりや花の寄せ植えなどはほんの余技で「お茶の子サイサイ」です。

 浜野ウッドさんからいただいたクリスマススワッグ。

 以下は私が作った寄せ植えです。二鉢作りました。いずれも何か物足りないのは分っているので浜野ウッドさんにサゼスチョンをいただきました。

一作目は鉢に「何か垂れるものを植えたいと思っている。ヘデラはどうかな?」と言うと浜野ウッドさんに「へデラはダメ」と言われました。それで園芸店に出かけたのですが適当なものが見つからず、庭に植えてあるシマカンスゲを株分けして鉢の後ろから前方に垂れ下げました。

 Before  ビオラ、ハボタン、スイートアリッサムの寄せ植え。

 After  鉢全体に動きが出ました。ビオラ、スイートアリッサムが大きく育ったらもう少し良くなるでしょう。チョットの事で大きく印象は異なってきます。

二作目。全体にボリューム感が無い。浜野ウッドさんにより「少しバックに高さのあるもを植えるが良い」と言う御神託でしたので後ろにキンギョソウを植え、手前右のビオラを明るい色のものに植えかえました。

 Before  全体に平面的でペタッとしている。

 After  かなりボリュームが出ました。改作前とはぜんぜん違います。浜野ウッドさんの仰せのとおり。鉢は安売りをしていた樹脂製のスイレン鉢の底に穴を開けて使用。

 今年はじめに作ったバラ、ユリを中心とした花壇を改修しました。

 今年4月の花壇。

 5月の花壇。

 バラ、リンゴなどを移植。花壇を線引き。

 レンガを仮置き。

 レンガを線に沿って設置して花壇つくりは完了。手前の花壇にはユリの原種を植え、奥のフェンス寄りにはバラを植えました。空いている所に草花や野菜を植えてポタジェガーデンを作る予定。

表のポタジェガーデンでカリフラワーとブロッコリーが大きくなりなりました。地力が無いせいか、やや生育は遅れましたが、満足できる大きさになりました。

 カリフラワー ‘スノー クラウン’。

 ブロッコリー。

 

 

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378号 第45回日展感想。花苗ボックス。栽培ポールつくり。

2013年12月12日 13時38分07秒 | お知らせ

  先週になりますが5日(木)に第45回日展に出かけました。日展は書の部門の審査でよろしくない事が発覚。日展の権威に傷がついたようです。

 日展に出かけた主たる目的は彫刻部門で私の従姉妹の娘「寺山三佳さん」の作品を見るためです。彼女は今までに特選を2回とり、現在は出品委嘱です。作風は他作品が裸婦像などが多い中、青年の苦悩を表現しようとした作品は明らかに他作品とは異色です。青年の姿、形でなく、精神的内面に迫ろうとした秀作だと思っています。女ロダンかな?

   

    寺山 三佳 作 「抱く」。嘱託出品。 (バックは他作品と重なる為、白バックに処理してあります。)

印象に残った作品を紹介しようと思ったのですが、作者に許可を取っていないのでやめます。会場風景のみ。

 彫刻 展示場。 

 洋画 展示場。

 日本画 展示場。

 書 展示場。

工芸美術の展示場の写真は撮り忘れてしまった 。

 日展についての私の感想は全般的に形骸化され、やや沈滞しているように思われました。作品は大きいのですがなんとも心に残るものが少なかったです。著名な作家にも小品でも素晴らしいものがあるように、小品も応募できないものでしょうか。

 12月12日(木)の朝日新聞の「天声人語」に映画監督小津安二郎の言葉「映画ってのは、あと味の勝負だと僕は思っていますよ」を紹介しています。芸術作品は見た瞬間の衝撃や感動もさることながら、鑑賞後に満たされたと言うか、癒されたと言うかそのようなものが心に残るものが大事だと思います。

 「ヘタウマ」と言う言葉があります。何となく技術は稚拙に見えても、作品に醸し出す香りとか色気があり、鑑賞者に同感とか共感と言う共通の感慨が沸くのが芸術ではないでしょうか。日展の作品は技術的には素晴らしいのでしょうが感動には乏しいように思いました。「ウマヘタ」と言いますか・・・。 ますます、ロダン、ルノアール、レンブラント、モジリアーニ、ゴッホ、モネ、フェルメール、伊藤若冲、尾形光琳、上村松園、鏑木清方などの偉大さが分りました。以上、 門外漢の意見です。あしからず。

 

 寄せ植え用に買った花苗が残りました。そのままビニールポットに植えたままでは味気ないのでフラワーボックスと花車に入れて見ました。

 手提げ付きフラワーボックスに入れた花苗。

 花車に入れた花苗。これだけで鑑賞価値が上がりました。用途が決まるまで楽しめます。

 裏にビーンズポールを作り、前に建つ家の日陰に植えてあったブラックベリー、ラズベリーなどを植え替えました。

 ビーンズポール。今年はじめササ竹で作ったのですがヘチマ、トウガンなどを作ったため実の重さと強風で倒れてしまいました。今回は園芸用支柱で作りました。

 12月7日(土) 晴れていた空が急に曇り、北風が強く吹き始めました。そうすると裏の林のコナラやクヌギのおびただしい数の枯れ葉がいっせいに散り始め、かぜに舞い上がりました。妻が「写真に撮ったら」と言うので撮った写真です。

 おびただしい枯れ葉が風に舞っています。さよなら枯れ葉君。

 

 

 

 

 

 

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377号 カンラン。ガガイモ。クリスマスカクタス。栽培アーチの移動。リンゴ、ロウバイの移植。他

2013年12月05日 10時12分08秒 | お知らせ

 今年もカンランが咲きはじめました。花はあまり「きれいだな」と言うほどの華やかさはありませんが、時として鼻をくすぐる奥ゆかしく高貴な香りは花の香りの中で最上級です。中国の絶世の美人、西施や楊貴妃の吐息は「かくもあらん」。

 日本寒蘭 ‘華神’。

 日本寒蘭 ‘光玉殿’。

 クリスマスカクタスも咲き始めました。それなりに管理をしたつもりですが、咲きそろわず、ボリューム感がもう一つです。夏の終わりに葉先を整えてやらなかったせいだと思います。まだ沢山つぼみも有り長く楽しめると、これはこれで良いと思っています。

 

 クリスマスカクタス ‘エバ’。

 裏の笹薮に生えていたガガイモの実がはじけ、綿毛が飛びはじめました。白粉(おしろい)を食べて生き、幸福を呼ぶと言うなぞの生物「ケサランパサラン」の正体の一つです。綿毛は微風でも動き、何か生き物のような動きをします。また、神代の時代大国主命と共に国造りをした少名彦(すくなひこ)がカガミ(ガガイモの古名)の舟に乗ってきたと「日本書紀」にある。実の鞘の形が船に似ていることに因ると思われる。綿毛は長いので針刺しや朱肉に利用された。

 ガガイモの実。

 風で飛ばされていくガガイモの種。

 アオギリの実です。舟形の実の裂片に種子がついており、これも風に飛ばされて種子が遠くに運ばれます。

 舟形の裂片の種子がついており、風で運ばれる。

 裏の畑で並列していたアーチを移動して直列にしました。ヨーロッパの庭園を真似て、長いトンエル状にしてブドウを3本移植しました。空いているところはエンドウなどつる性植物を植える予定です。上に大きなエノキがあり、風で枝が落下しないか心配です。

 アーチのトンネル。 南面から。

 アーチのトンエル。 北面から。手前にブドウが植えてある。 

 ロウバイとリンゴなどを移動したアーチの後に移植しました。

 横一列に植えたリンゴ、ロウバイ、グミなど。

 U字仕立ての‘インドリンゴ’。

 エスパリエ仕立てのリンゴ ‘紅玉’。

 ロウバイ ‘満月’。下に冬でも緑の花苗を植えてみました。

 温室の脇に植えたケンポナシが大きくなりすぎて困っています。今、沢山の実が落ちています。実のつく枝の一部が多肉質に膨らんでおり、この部位分が干しブドウのような甘い味がして美味です。いろんな人に配って珍しがられています。

ケンポナシの実?枝?。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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