柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

22号 モミジバフウの紅葉、大洗、日展

2006年11月24日 14時25分57秒 | 
 先日(11月18日)滋賀と埼玉から知人がおいでになった。双方とも海無し県の人なので、太平洋を見せようと大洗に案内しました。海岸の岩礁の上に立つ鳥居を見てきました。昼餉を食べてから出かけたので、着いた時は早、夕暮れ近くになり雲は茜色に変わり始めていました。岩礁に波がぶち当たり近くで見るとなかなか迫力がありました。海岸で丸い小石を拾いました。
  家より車で5分ほどのところに植木溜めがあります。モミジバフウやサクラ、ケヤキなどが植えられていて、今、ちょうど紅葉が見時でした。植木溜めとは思えぬほど風情のある景色でした。
メモ モミジバフウ 紅葉葉楓 別名 アメリカフウ マンサク科 学名 Liquidambar styraciflua 原産地 北米中南部~中米 日本には大正時代に渡来。園芸分類 耐寒性落葉高木。公園樹、街路樹。
  私の従姉妹の娘(寺山三佳さん)が今、上野東京美術館で開催中の第38回日展の彫刻部門で「特選」いただきました。日展は入選するだけで大変なのですが、「特選」とは、また大変な賞を得たものです。題は「うつろう」です。私は彫刻のことはよくわかりませんが、制作者は制作意図を次のように言っております。「うつろう」という言葉には、「虚ろい」「空(うつろ)」など「からっぽ」を連想させる様々な言葉がありますが、心を真っ白にすることで「生」を感じることが出来るのだと思います。この作品では、伏目がちで力を抜いた姿勢で、懐に抱える空間をつくりだし、「なにもないこと」の美しさを表現したいと思いました。
 受賞理由。ベンチに座り前方を見つめる姿のこの彫刻は、そのまま題名を思わせる。頭部から胴体部、足へと、ゆったりと流れる量は、落ち着いた空間を作り出しており、柔らかさの感じられる作品である。
 日展がお近くに来たときは是非見てください。 
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21号 ミキモト真珠島

2006年11月17日 18時15分09秒 | 花、写真、家庭菜園
         今週も先週に続いて、鳥羽市です。鳥羽市と言えば、やはり世界的に有名な養殖真珠でしょう。世界で始めて1893年(明治26年)に御木本幸吉氏が真球に近い養殖真珠を作った島が今、真珠のテーマパーク「ミキモト真珠島」になっています。
 その中にある「真珠博物館」にある展示品の中で、養殖真珠で作った「夢殿」。天然真珠で作ったアンティークジュエリーの一部をお見せします。ティアラ(髪飾り)、パリュール(ティアラ、ネックレス、イヤリング、ペンダントなどのセットジュエリー)、ペンダント、ブローチ、カメオブローチです。どのような麗人、佳人が身につけていたのでしょうね。これらを見ていると男でもため息をつきます。他に鉛などで作った仏像をカラスガイの貝殻と外套膜の間に入れて作った仏像真珠。それとレストランで食べられる珍味「アコヤガイの貝柱の佃煮」の写真です。
 真珠は思いのほか硬く、大理石と同じくらいの硬さだそうです。しかし、酸には弱く、汗や酸味のある食べ物などが付くと輝きが薄れるそうですので気をつけると良いそうです。
 もっとたくさんの写真を撮りたかったのですが、帰りの電車の時間が迫り撮れなかったのは残念でした。 (写真撮影とブログ掲載の許可は取ってあります。) 
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20号 三重県鳥羽市

2006年11月09日 15時26分58秒 | 花、写真、家庭菜園
 6日から8日にかけて三重県鳥羽市に行ってきました。地元出身で「南風」主宰をされておられる俳人、増田河郎子(かわろうし)ご夫妻に鳥羽の名所、旧跡をご案内いただきました。行き届いたお世話に感謝いたしております。
 鳥羽の海岸は変化にとみ入り江、入り江に漁港があり、海の幸の豊かさがわかります。出船、入船の光景はいつまでも見飽きませんでした。
 上の写真は宿泊した安楽島(あらしま)から鳥羽湾の三ツ島方向の朝の写真です。
 この写真は大潟浦をまたぎ今浦と本浦をつなぐ麻生の浦大橋(おおのうらおおはし)です。海面が日の光に輝き半月形の橋がシルエットになるのを捉えてみました。
                               上の写真は「海の博物館」でのものです。「海の博物館」は海の科学的、博物的な展示より、海に生きてきた漁師や海女などの生活にスポットを当てた展示が中心です。世界の漁用の船や船上での生活品、海女の生活の歴史などが興味深く感じられました。上右の写真の記号の様なものは「ドーマン・セーマン」といい、海女が磯テヌグイや磯ノミにつけて海の魔物から身を守る印です。
 青峯山は海上守護の霊峰で正福時は天平年間に開かれました。山門は「正福時の大門」と言われ天保12年(1842年)に完成し、入母屋、本瓦葺で各所に彫刻がされ、鳥羽藩には過ぎたるものと言われ評判だったそうです。
 丸興山庫蔵寺(がんこうざんこぞうじ)の本堂の天井絵です。庫蔵寺は弘法大師が朝熊山の金剛證寺を建てた時に、奥の院として空虚菩薩を安置したと言われています。国の重要文化財に指定され、天井等に仏や菊、芍薬(私は牡丹と思う)が描かれています。これはいつでも自由に見られるものではありません。
 
 
                                      鳥羽にはイセエビをはじめ魚など美味なる海の幸が豊富ですが、今回は貝に注目しました。上の写真はトコブシの煮たもので、アワビと見まごうほど大きく、実は貝から溢れるようでした。トコブシとアワビの違いは大きさもありますが排水口の穴の数だそうです。トコブシのほうが多いそうです。
 中の写真は上より時計回りで地元でオオアサリ、アッパガイ、ホタテガイ、サザエです。
 下の写真は浦村の漁港で食べさせてくれる焼きカキ(要予約)です。

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19号 収穫祭、修善寺 花かざりまつり

2006年11月02日 13時52分09秒 | 花、写真、家庭菜園

 先週、畑を借りているシビックガーデンで収穫祭がありました。午前中は雨が降りましたがやがて晴れ、何とか決行することが出来ました。市長挨拶やカカシコンテスト、優良耕作者の表彰などがありました。
 私は「ふかしイモ」の担当でした。集まった人たちに「ふかしイモ」、酪農組合から提供の「牛乳」がふるまわれました。他にイモ堀り体験、ソバ打ち体験などがあり、イモ煮会もシビックガーデン会員で行われました。味付けは「薄い、甘い」と大変でしたが、最後には肉や野菜が味を整え美味しく出来上がりました。沢山のふかしイモ、牛乳、イモ煮が残りました。捨てるのはもったいないので、各家庭に持ち帰りました。私は持ち帰ったイモ煮を3日間食べ、最後には見るのもいやになってしまいました。
  
   故あって急に修善寺の「花かざりまつり」に日帰りで行ってきました。温泉で有名な修禅寺は「修禅寺」に因むそうです。
 温泉街は中心に流れる桂川畔にあります。修禅寺、竹林の小径、ギャラリーしゅぜんじ回廊、指月殿など情緒ある見所が沢山あります。「花かざりまつり」は、それら見所や街角に主に花の寄せ植えが飾られています。今回は作者の一人、徳原真人氏の作品を中心に紹介します。氏はどのように周囲の雰囲気にマッチさせるかを考え作品作りをされたそうです。「花かざりまつり」は11月13日(月)までです。
メモ 修善寺「花かざりまつり」会場 伊豆市修善寺 伊豆箱根鉄道修善寺駅よりバス
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