(「こんにちは日本共産党東郷支部です」9月12日号より)
川瀬町長の1期目の任期が9月17日に満了することにともない、町長の給与(毎月支給される給料、期末手当)を30%カットし、毎月支給される給料に限って更に7%カットするための「町長給与の特例に関する条例」も失効します。
町長は、失効する条例に代わる新たな条例として「町長給料の特例に関する条例」を9月議会に提出していますが、その内容は毎月支給する給料だけ7%カットし、その期間も来年3月までというもの。「30%」という数字は含まれていません。
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30%カットを提案した時の町長の答弁(2007年6月議会よりhttp://asp.db-search.com/togo-t/dsweb.cgi/documentframe!1!guest05!!20950!0!1!1,-1,1!533!47311!1,-1,1!533!47311!2,0,2!4!286!27512!1!4?Template=DocAllFrame)
「あくまでも私の任期ということでのお願いでございまして、その間、不測の事故が起これば、それはその時点で終わると。そして、さらに今申し上げるべきこと ではないかもしれませんが、引き続きというようなことが仮に起これば、それは私、今の意向では引き続きというふうにも思っておりますが、それは今申し上げ ることではないと、こう思っております。」
「社会通念上、皆さん方いろいろ思いがあろうかと思います。
やはり私は、当初の政策として提案させていただいたときには、私の政策としまして30%という、この数字が一番妥当ではないかと、こういう判断でございます。」
今回の議会での町長の答弁(2010年9月議会)
「今の(特例)条例は9月17日に失効する。その一部分(30%カットを除く部分)を延長する提案だ。」
30%カット停止を聞いて失望する町民がいるのではないかと聞かれて……「町民の理解は得ている。ご心配には及びません。」
30%カットをやめる理由について聞かれて……「政策は時と場合によって変わる。今は30%カットしない方が良いと思う。」「支援者と相談して決めた。」
理由を説明せよ、と更に迫られて……「答えるつもりはありません。」
報酬審議会について
● 30%カットについて報酬審議会の意見を聞き、“町長が自分の責任でやることで、他に障害もないので反対はしない”という趣旨の答申が出ています。
● 7%カットの時にも報酬審議会の意見を聞いています。
今回の議会での町長の答弁(2010年9月議会)
報酬の大幅増額になるのだから、他に障害がないとは言い切れない。報酬審議会の意見を聞くべきではないかと聞かれて……「聞くつもりはない。」
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日本共産党は、町長が勝手に給与の額を提案できないようにするために、必ず報酬審議会に諮るべきだと主張してきました。川瀬町長が就任直後に給与の30%カットの条例を提案してきたとき、日本共産党は報酬審議会に諮らないことの問題点を指摘し、反対しました(議会も否決)。その後、川瀬町長が今度は報酬審議会に諮ってから同様の条例を提案したときには、日本共産党は「報酬審議会の意思を尊重すべき」と賛成しました(議会も可決)。
今回の川瀬町長の提案は、30%カットの特例をやめるという大きな変化を含むものです。それだけに、今回は報酬審議会の意見を聞かないという町長の姿勢は許されません。
また、30%カットを提案してきたとき川瀬町長は「自分の任期中には続ける」と明確に答弁しています。自分の議会答弁に真っ向から反する提案を議会に提出するとは、議会軽視も甚だしいと言わなければなりません。
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