９月になりました。相変わらず暑いですね。
まずはお知らせから。
前の記事の長久手町議さん、８月３０日の夜あたりから、ブログを見れなくしています。「ＦＣ２ブログ」のパスワード認証画面が出てきます。私のリンクの失敗ではないのでご了承ください。（９月１日現在）
（現在、このブログは閲覧可能になっていますが、この記事は削除されているようです １０月６日記）
さて、本題に移ります。
猛暑の中、上着・ネクタイ着用で登庁
まずは写真から。議会開会前に撮った自分です。ブレ具合が暑くるしい雰囲気を醸し出しています。
このクソ暑いのに上着とネクタイを着用しています。家を出発して議会に着くまでの間、こんな格好をしていたのは議会に出席する人（議員・役場幹部など）だけでした。
私などは、およそ２ヵ月ぶりにジャケットをタンスから出しました。葬式以外でネクタイを着用したのも２ヵ月ぶりです。
こんな格好をしていたのは、東郷町議会では本会議では夏の軽装（いわゆるクールビズ）が認められず、ネクタイ（男性のみ）と上着を着用することとされているからです。別に条例や規則ではなく、単なる申し合わせですが。
申し合わせでも決まりは決まり、ということで、馬鹿ばかしいと思いながら、この昔ながらの服装で議会に出席します。
私の記憶では、このあたりでは豊明市議会が同様に夏の軽装が認められていませんが、日進市、みよし市、名古屋市、豊田市、長久手町の各議会と、東郷町が関係する愛知中部水道企業団や尾三衛生組合、日東衛生組合などの一部事務の組合では、夏は軽装で、と決められています。（関連記事 「東郷町議会にクールビズについてお願いが来た」）
ただし、冗談じゃなく、人間の蒸し焼きができるほど議場が暑いので、議会の本会議の冒頭、議長が「議場が大変暑くなっているので、上着の着脱は自由といたします」と宣言し、そのとき、議員も、町長の他役場職員も、いっせいに上着を脱ぎはじめます。
ここまでご説明して、本題の本題ですが。
議会の開会式の後、いきなり休憩、議会運営委員会を開催
議会の最初の日には、冒頭で開会式があり、議長の開会挨拶と町長の招集挨拶があります。開会式の後、議事日程に移ります。
その開会式が終わるか終わらないかぐらいのとき、ある議員が議運委員長の中川議員（日本共産党）の席に近づいてきて、何か耳打ちをしていきました。この議員は、私たち日本共産党議員団の席と真反対側に席があるので、議場を横切ってまでしないと、中川議員の所には来ることができません。
そして、開会式の終了し、次の日程に入るというとき、中川議員が「議長、議会運営委員会を開催したいので休憩を求めます」と発言し、これが認められ、休憩中に議会運営委員会が開かれました。
その後、休憩が終わって会議が再開した後、議長が休憩中の議会運営委員会について説明しました。
その内容は、ある議員が開会式のとき上着を着用していなかったが、議長が上着を脱ぐことを許可するまでは上着を着用することになっているので、議長から注意することにする、というものでした。どうやら、その議員さんは、議員控え室に上着を忘れたまま、本会議場に来たようです。
議長の発言の後、その議員さんは、小声で「申し訳ありません」と謝っておられました。
上着着用が決まっていますが、夏の間中、軽装で過ごしてきたので、上着を忘れるのも無理はありません。上着着用など普通では考えられないような天気だったし。
上着のことひとつで、議会を休憩し、議長が注意する、というのは、夏は軽装と決まっている普通の議会では考えられないハプニングです。
私も含め、夏の軽装を認めるように求める議員はいますが、大多数は現状維持を望んでいるから、東郷町議会の本会議ではいまだに夏の軽装が認められていないのです。
これが自己満足ということで済めば別に害はないのですが、上着着用という議会の決まりに縛られて、町長や他の職員も、本会議があるときにはネクタイと上着を強制されるのです。議会が終われば、いつも通り、軽装で職務についています。服装を変えたり、上着を置く場所を考えるだけでも、作業の妨げになるだろうに。普段、職員に効率を求める議員さんたちならば、こうしたことも考えなければならないと思います。
地方議会について、住民との感覚のズレが指摘されることが多い昨今ですが、ちょっとしたことであるにしても、夏の服装については東郷町議会は、住民の感覚とズレているのではないでしょうか。
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