東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

大変な1年でした。来年こそ良い1年となりますように。

2011年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 2011年は大変な1年として、日本に住む人々にとって忘れられない年となるでしょう。1年の終わりに、私にとって印象深かったことを書いてみます。

1.東日本大震災の発生

 3月11日の震災発生時、私は大詰めを迎えていた名古屋市議選の支援に千種区に行き、政策ビラのポスティングをしていました。

 どうしていいか分からない中、京都の共産党の仲間が募金活動を始めたということを知り、私も続きました。http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110321

 10月には遅ればせながら、宮城県南部に支援活動に行きました。http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20111106

 戦後最大の国難と言うべき大震災ですが、まだまだ復興というには程遠い状態が続いています。地方選挙の延期も被災地だけに限られ、被災地そっちのけの菅内閣への不信任案のドタバタ、そして政府が被災者にものしかかかる消費税増税・被災地の基幹産業である農林漁業を破壊するTPPを言い出す…。

 震災を奇貨として消費税増税などを実現しようとする勢力には負けられません。私たちの生活を守るたたかいが、そのまま被災地の応援につながると確信し、頑張ろうと思います。

2.福島第一原発の事故

 人類がかつて経験したことがない未曾有の人災が起きてしまいました。日本共産党の福島県委員会や吉井英勝衆院議員が予見していた津波による電源喪失の悪夢が、現実のものになってしまいました。(津波の前の地震ですでに危険な状態になっていた可能性も指摘されています)

 正直言って、私は原発は危険な物だとは認識していましたが、ここまで酷いことになるとは思っていませんでした。放射能漏れの事故が起きたりしても、ああまたか、という程度に思ってしまうほど、安全神話の影響を受けてしまっていました。

 しかし今回の事故で、原子力発電は、現代の人類が持ちうる技術では、とても制御できないものだということが、いよいよ明らかになりました。

 浜岡原発は、菅前総理の英断で停止しています。東海地方は原発ゼロで夏を乗り切り、今に至っています。しかし浜岡原発が止まったからといって決して安心ではありません。今も燃料棒・使用済み燃料棒があるのです。東海地震もいつ来てもおかしくありません。

 原発を止めたとしても、大量の核のごみをどこに捨てればいいのか、方向すら見えてきません。

 こんな危険な原発の再稼動を狙い、外国に売ろうとする人々は、いったいどんな考えを持っているのでしょう。

 私は6月の議会で、脱原発社会を見据え再生可能エネルギーの普及を提言、9月議会と12月議会では、給食の放射能検査を求め、放射能で汚染された恐れのある被災地のがれきの搬入に反対する立場から当局の考えをただしました。

 給食の放射能検査については町は消極的ですが、がれきの搬入については住民の不安にこたえる立場から現時点での受け入れはしない姿勢を町が明確に示しました。日本共産党の中川議員の提言に応じ、ガイガーカウンターを周辺市町に先駆けて備え、来年からは定時定点の観測と、住民の要望に応じての測定が始まります。

 町長が、個人的な見解と断りながらも、エネルギーの転換が必要との認識を示したことも忘れられません。

 町議会も6月議会で、エネルギー政策の転換と原発の安全確保を求める意見書http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110622を全員一致で可決し、政府と国会に送ったことも大きな成果です。

 町民会館のホールを借りて脱原発ポスター展にも取り組みました。http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20111008

 個人的なことですが、物理学とは縁がなかった私が放射線などについてここまで勉強することになるとは思ってもいなかったことです。これからも食の安全、がれき搬入の問題では、地域住民の安全を第一に取り組みます。また、東郷町の条件を活かし、再生可能エネルギーの普及に取り組み、原発がなくても大丈夫という展望を示しながら、脱原発に取り組みます。

3.4月の町会議員選挙で4回目の当選

 子どもの医療費の中3までの無料化や、国保税の1人1万円減税、地域交通の充実、町独自の私学助成の復活などの公約を掲げ、4回目の当選をさせていただきました。http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110426

 子どもの医療費無料化は、7月に町長が18歳までの無料化を打ち出し、明日から実施されます。地域交通は来年2月から赤池駅~町北部~みよし市のアイモール三好の名鉄バス路線が開通し、7月には巡回バス路線の大幅改正で日進駅と米野木駅へ便利になります。

 私学助成の復活も、11月に議会が町長に提出した要望書に応える形で、町長は来年度の復活の検討を約束しました。

 国保税の減税など、まだまだ難しい問題が残っていますが、いつまでも住み続けたい東郷町の実現に頑張ってまいります。

今年もお世話になりました。皆さん、よいお年を!

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