書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

大石学編 『日本の時代史』 16 「享保の改革と社会変容」 

2005年06月21日 | 日本史
 享保~天明期(18世紀)の社会思想史なら何はともあれ安藤昌益というのは動脈硬化の条件反射である。富永仲基に触れないのは故意か無知かの視野狭窄であろう。儒教の天人相関説を無条件に信じている者と、天人相関説どころか儒教そのものをインチキとして信用しない者と、どちらが思想家として優れるか。
 このシリーズ、中世以降、巻を追うごとにつまらなくなってくる。

(吉川弘文館 2003年9月)

▲最近、靖国神社が合祀において差別を行っているという噂がインターネット上で流れていたらしい。

 「靖国神社は差別を行っている?」
   http://pekon.mints.ne.jp/hiepita/blog/archives/2005/05/post_178.html
 (『小さな魚と約束』 http://pekon.mints.ne.jp/hiepita/blog/ 2005年5月29日欄)

 噂の真偽についてはこれで一応の決着がついたと思える。