書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

泰西の学説の当てはめ学問健在

2017年05月04日 | 思考の断片
 『比喩論』といったふうの題名の本を借りてきた。題は普遍的だが中は日本語の比喩についてである。しかし冒頭示される問題意識も章立てで示される方法も、言語は共通の性質を有する存在で、たまたま今回は対象が日本語であっただけという感じである。もしかしてこの著書自体が提喩か換喩としての実例展示なのであろうか。まさか。