書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

萩原延寿 『遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄』 12 「賜暇」

2007年09月14日 | 日本史
 興味深い事実二つ。

 1. 明治八(1875)年、英国に休暇帰還中のサトウは、英国外務省の高級官僚(外務次官補ほか)に対し、駐日公使ハリー・パークスは英国の対日政策に有害な存在であると言い切った。

 2. 明治十(1877)年、西南戦争直前の鹿児島を訪れたサトウは、苗代川で第十二代沈寿官に会った。 

(朝日新聞社 2001年3月)