『チベットNOW@ルンタ』
〈http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51771721.html〉
そのうち、「2)2012年1月8日に焼身・死亡したトゥルク・ソナム・ワンギェル(ソバ・リンポチェ)(18番)の録音遺言」からの一節から。
この行為は自分1人のためになすのではなく、名誉のためになすのでもない、清浄なる思いにより、今生最大の勇気を持って、(ブッダのように、子トラたちを救うために飢えた)雌トラに身を捧げるようになすのだ。
薩埵王子の「捨身飼虎」説話である。ということはその出所は『ジャータカ』である。
引用はもちろんチベット語の仏典からであろう。同じ説話は、漢訳仏典でも、『金光明経』その他に出てくる(薩埵王子・捨身飼虎の訳はそこからだ)。だがこれらの亡くなったチベットの人たちの郷土愛、同胞愛に基づく行動が、そちらを読んでのこととは考えにくい。
ベトナム戦争時のベトナム僧の焼身自殺は漢訳『法華経』の焼身供養にもとづくものではないかというが、両者いろいろな意味で対蹠的である。ある次元においては比較の対象にもなりえるだろう。
〈http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51771721.html〉
そのうち、「2)2012年1月8日に焼身・死亡したトゥルク・ソナム・ワンギェル(ソバ・リンポチェ)(18番)の録音遺言」からの一節から。
この行為は自分1人のためになすのではなく、名誉のためになすのでもない、清浄なる思いにより、今生最大の勇気を持って、(ブッダのように、子トラたちを救うために飢えた)雌トラに身を捧げるようになすのだ。
薩埵王子の「捨身飼虎」説話である。ということはその出所は『ジャータカ』である。
引用はもちろんチベット語の仏典からであろう。同じ説話は、漢訳仏典でも、『金光明経』その他に出てくる(薩埵王子・捨身飼虎の訳はそこからだ)。だがこれらの亡くなったチベットの人たちの郷土愛、同胞愛に基づく行動が、そちらを読んでのこととは考えにくい。
ベトナム戦争時のベトナム僧の焼身自殺は漢訳『法華経』の焼身供養にもとづくものではないかというが、両者いろいろな意味で対蹠的である。ある次元においては比較の対象にもなりえるだろう。