自らと明治国家の対韓政策を正当化するのが執筆・出版の目的であるという評価(注1)や、本書が持つ「限界」についての指摘(注2)はあるが、他の基本資料とつきあわせて内容を細かく検証・分析した研究が、インターネット上にはどうも見あたらない。工具書を見ても、平凡社の『東洋史料集成』には著者名・書名と出版社・出版年しか記されていないし、同朋舎『アジア歴史研究入門』巻2の「朝鮮」部分には名前すら挙がっていない。
注1。 『日韓外交史料』第10巻(市川正明編、原書房、1981年11月)、「解説」。
注2。 同上。
(『朝鮮の群衆・明治廿七八年在韓苦心録 (韓国併合史研究資料) 』 龍渓書舎 2003年6月復刻版)
注1。 『日韓外交史料』第10巻(市川正明編、原書房、1981年11月)、「解説」。
注2。 同上。
(『朝鮮の群衆・明治廿七八年在韓苦心録 (韓国併合史研究資料) 』 龍渓書舎 2003年6月復刻版)