書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

本欄2001年8月2日、山崎正和 『日本文化と個人主義』(中央公論社)から

2008年08月26日 | 抜き書き
 〈http://toueironsetsu.web.fc2.com/booktoday/bt200108/bt0108.htm

「はたして間人主義はどこまで日本に固有の特性であり、日本人にとって宿命的な社会単位なのか」
「それはいったいこの国の『文明』的な特性なのか、それとも、たんに世界共通の文化の程度の違った現れなのか」

●「共同通信社」2008/08/26 09:23、「青森県警がリンゴ加工業者を捜索 果汁偽装表示の容疑で」
 〈http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082601000083.html

 県の調査によると、同社は、りんご果汁入り飲料「バーモントリンゴ酢」で、中国などから輸入した濃縮果汁を使いながら「青森県産りんご果汁使用」と表示し、少なくとも昨年7月以降、約5キロリットルを販売した。
 一部のりんごジュースについても、原料に濃縮果汁を使いながら「ストレート」と偽り、約110キロリットル販売した。

 あたりまえのことだが食品偽装は中国の「文明」的な特性ではないし、固有の特性でもない。ただ、日中両国の類似の現象を比べてみると程度が異なることは確かである。また彼我の人口差により、数量的にも異なる。