書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

前近代のにおいがする話

2008年08月12日 | 思考の断片
▲「Chosun Online 朝鮮日報日本語版」2008/08/11 17:00、朴善二「【コラム】「韓国=ハーメルが漂着した国」だったら?(上)」
 〈http://www.chosunonline.com/article/20080811000064〉

▲「Chosun Online 朝鮮日報日本語版」2008/08/11 17:01、朴善二「【コラム】「韓国=ハーメルが漂着した国」だったら?(下)」
 〈http://www.chosunonline.com/article/20080811000065〉

 「韓国=金玉均の遺体をバラバラにして国のあちこちで晒し物にした国」ならひょっとしてアリか、と思わせられる。

判官贔屓以前

2008年08月12日 | 思考の断片
▲「真Silkroad?」2008/08/10、「加藤昭=FSBエージェントか?週刊新潮08年8月14,21日号北京五輪『ビンラディン100人作戦』の怪」
 〈http://kok2.no-blog.jp/tengri/2008/08/0881421100_eeab.html)

こういう記事が出てくる背景と言うのはなんなのだろうか。思うに今日、経済力、政治力、軍事力を強める中国に対する警戒感があって、その中であんまり知られていないイスラム教徒のウイグル族というのが存在し、中国人とは似ても似つかない中央アジアの風貌でしかも弾圧されていてイスラム過激派との関係もうわさされるということは格好の「中国叩き」のネタに使うことが可能である。こういう記事を書く人もまた読む人も中国を心配するのではなく、内心では「中国とイスラムが激突して共倒れになってくれたら嬉しいな」みたいな気持ちでいるのではないかと思う。 (太字は引用者による)

 じつに至言。彼らはイスラム教徒やウイグル族のことも、もちろんのこと心配してはいるまい。