書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

木野主計 『井上毅研究』

2008年05月12日 | 日本史
 井上毅(1844-1895)は、日本において近代的な法治国家と立憲君主体制の確立を目指した。
 井上毅にとっての政治思想上の敵は、先には元田永孚、後には福沢諭吉だった。
 井上毅は、みずからを「内閣中之民権家」と呼んだ(明治24・1891年12月山県有朋への手紙)。

(続群書類従完成会 1995年3月)