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マツダ オートザムレビュー

2022年02月07日 | クルマネタ
過去の撮影ネタから。

マツダのBセグメント級のコンパクトカーだったレビューです。



レビューはオートザムブランドのコンパクトセダンとして1990年秋に登場、オートザム(現:マツダオートザム)のチャンネルから販売されました。そのため、正式名称はオートザムレビューでした。
当時のフェスティバのコンメ[ネントをベースに丸みを帯びたセダンボディを構築、同じくオートザムで販売されてた軽自動車のキャロルにも共通するキュートなスタイリングが特徴的でした。トランク付きのセダンでありながら全長4メートルにも満たない短い全長でしたが、屋根を高くすることで必要な居住空間を確保し、トランクのスペースも確保するなどファミリーカーとしての実用性もしっかり考えられていました。
エンジンはファミリアと共通の直4の1.3リッター(B3型)と1.5リッター(B5型)を搭載、軽量な車体だったこともあり、十分な動力性能も満たしていました。

残念ながら個性が強すぎたのと、当時のマツダの多チャンネル展開の混乱もあり、思うように販売を伸ばせなかったのですが、前述の機能的な設計は一定の評価を得ていました。


レビューは国内だけでなく、海外展開も行われ、海外ではマツダ121の名称で販売されました。特に欧州では大好評だったそうです。
しかしながら、単価の低いコンパクトカーゆえ、日本からの輸出では利幅が少なく、円高が進行していくと採算割れとなってしまうことに。そのため1990年代半ばに(94年か95年だったか)、欧州向けマツダ121はヨーロッパフォードのフィエスタのOEM供給車に移行してしまうのでした。

日本国内向けのレビューは継続されました。モデル末期の1997年秋ごろには、オートザムブランドからマツダブランドに変更、マツダレビューへ改称されました。



1998年頃にレビューは終了となりました。日本国内では商業的に成功しなかったレビューですが、1996年登場の初代デミオのベース車に起用されました。実質的にレビューの後釜となったデミオは、メーカーの想定を超えたヒット作となり、マツダのBセグメント級の地盤を固めることに成功、レビューの無念を晴らすことが出来ました。さらに、その系譜は現在のMAZDA2へ続いていくわけです。




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