トヨタの主力車種、カローラですが1979年3月に4代目となる70系が登場しました。それまでのモデル同様にフロントにエンジン積んで後輪を駆動する、つまりFR方式を採用してましたがカローラにとって最後のFRとなりました。このモデルもかなりヒットしましたがモデル末期の1983年にはカローラシリーズ生産累計が1000万台を達成しました。
1979年3月~1983年5月までの4年間販売されていました。ただし、バン/ワゴンは1987年まで継続されていました。
4ドアセダンが販売のメインで他には2ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアクーペ、3ドアリフトバックがありました。バン、ワゴンもありました。いずれも直線基調のシャープなスタイリングでした。また、内外装の質感も高かったのが特徴です。
エンジンは新開発の1.5リッターSOHCの3A型をメインに他には先代から引き継がれた4K型1.3リッターOHV、2T-G型1.6リッターツインカム(DOHC)が搭載されました。途中で13T型1.8リッターも積まれましたがすぐに消滅、一方で1982年にはカローラ初のディーゼル(1C型1.8リッター)が搭載されました。このディーゼルにはカローラ初の4速オートマが採用されました。
足回りでは乗用モデルのリヤサスペンションのバネが板バネからコイル式に、ステアリング機構は1.3リッター車と後期1.5リッター車にラックピニオン式が採用されました。
4ドアセダンの前期型です。前期型はヘッドライトが丸型4灯でした。グレードは中間モデルのGLか?2005年6月撮影。
前期型の商用バンです。2005年2月撮影。
1981年にマイナーチェンジされた後期型はヘッドライトが角型2灯になりました。2007年5月、広島市内で開催された交通安全パレードに参加していた車両です。オーナーの好みでしょうか、フロントグリルのエンブレムは2代目カローラ用が取り付けられていました。フェンダーミラーがメッキなので上級モデルのSEのようです。
1.6リッターツインカム搭載のスポーツモデル、GTです。2009年12月撮影。
2005年11月に撮影したワゴンです。カローラフィールダーの御先祖様といえます。機構面はバン同然ですが。なお、ワゴンは1982年に登場しました。
しかし、スペシャリティ系のハードトップ、クーペ、リフトバックはまったくもってお目にかかれる機会がございませんねえ…。それでも探したら姉妹車スプリンターですがハードトップの画像がありました。カローラとは顔つきが異なりますが基本ボディは共通です。1.6リッターツインカム搭載のGTです。2008年1月撮影。
日産のミディアムサルーン、スタンザとオースターの3代目T12型です。
もともとスタンザとオースターはサニーとブルーバードの中間セグメントに位置していたバイオレットの姉妹モデルとして1977年に初代A10型がデビューしました。1981年にデビューした2代目T11型で当時の日産車ではいち早くFF(前輪駆動)化を実現しました。後にバイオレットは消滅します。
そして3代目T12型がスタンザ/オースターにとって最終モデルとなりますがオースターは1985年にスタンザは1986年に登場となりました。両者の1年の時間差は何だったのか理解に苦しみますが。
機構面はほぼU11ブルーバードに準じていました。ガソリンエンジンはCA16(直4、1.6リッター)、CA18(直4、1.8リッター)で後者はシングルカムの他、ツインカムやツインカムターボも存在してました。ただし、ブルーバードに設定されてたディーゼル車はありませんでした。
まずはスタンザを。小さな高級車といった趣でした。装備も充実していました。その性格は端正な外観デザインにも現れていました。2005年5月撮影。
一方のオースターはスポーツイメージが強められていました。スタンザと車体骨格は共通ですがエアロパーツ風の処理が施された外観デザインでスポーティーに装ってました。画像の個体はツインカムターボ搭載モデルです。2005年12月撮影。
同じオースターでもこちらは後期モデルです。ボディ同色のフロントグリルで好みは分かれるでしょうけど個性的に変身しました。2007年5月撮影。
それと、画像はありませんがオースターにはユーロハッチと呼ばれる5ドアハッチバックも設定されてましたがかなりの稀少車です。
1977年登場の初代より3世代続いたものの販売不振は改善されず、1990年にデビューしたプリメーラにバトンタッチするカタチでスタンザ/オースターのブランドが消滅しました…。
なお、1990年は同じ日産のラングレー、リベルタビラ、ローレルスピリットも消滅するなど日産のセダン系ラインナップが大幅に見直された年でした。
ただし、オースターは欧州市場では人気車だったようで英国工場での現地生産第一号でもあったようです。つまり、1980年代からプリメーラの基礎を作ってたわけです。
昨日(3月25日)、広島NTTクレドホールにて来生たかおさんのコンサート 35th Anniversary Concert Tour 2011~ひたすらに~ が開催されました。広島で開催されると聞いて即行く事に決めました。広島でのコンサートは11年振りとの事でした。
デビュー35周年の記念とニューアルバム ひたすらに の発売を記念したコンサートツアーであります。1976年にシンガーソングライター(作詞は姉の来生えつこさんが担当)としてデビューして以降、現在に至るまで第一線で活躍しているわけですが、歌手活動だけじゃなく作曲家としても活躍、多くのアーティストに数多くの楽曲を提供している事で知られており、まさに日本の音楽史に残る存在といってもいいでしょう。
19時にコンサートは開始されました。白髪混じりの髪とふっくらした顔つきはいい感じの大人びた雰囲気が、そしてベテランならではの貫禄が漂っていました。昨年還暦を迎えられたそうです。
バンドメンバーはギター、ドラム、キーボードが参加してました。なお、ギターを演奏されてたRYUMEIさんは自身もシンガーソングライターとして活躍されてるそうです。来生氏も曲によってはピアノを弾きながら歌っていました。
来生氏の楽曲はノスタルジックな雰囲気で知ってる曲はもちろん初めて聴く曲でもつい口ずさみたくなっちゃいます。自身の囁くような歌声、親しみやすく暖かいメロディ、来生えつこさんが手がける表現力豊かな詞の世界、やっぱり実物を目にすると非常に説得力を感じました。
アルバム『ひたすらに』の楽曲を中心にいろんな楽曲が披露されました。途中のMCでは自身が影響を受けたイギリスのシンガーソングライター、ギルバート・オサリバンや幼少の頃に親しんだ昭和の流行歌について語られていました。語るだけじゃなく、それらの楽曲も数曲歌われました(昭和の流行歌のカバーは2008年発売のアルバム『余韻』に収録されてます)。
開始して最初の挨拶で久しぶりに広島に来ることが出来てうれしい反面、ちょっと複雑な気持ちも…、と語られてました。例の大地震の話が出てきました。実は地震発生翌日は仙台でコンサートを開催する予定だったそうです。地震当日は奥様の実家のある山形へ行く予定だったようです。ちょうど新幹線に乗ろうと駅へ向かってたら地震に遭遇されたそうです…。
みなさん、気持ち程度でよろしいので少しでも協力していただければ…と募金への協力を呼びかけていました。
コンサートは順調に進み、やがて代表曲となる『セカンドラブ』『シルエットロマンス』『夢の途中』『Goodbay Day』が披露され終盤を迎えました。さらにアンコールでピアノ弾き語りを2曲披露してコンサートは無事終了となりました。
外に出たら3月下旬にもかかわらず雪が舞っていて非常に肌寒かったです。とはいえ、コンサートの余韻が残る中、ある意味ロマンチックな夜になったかと思います。
最後にニューアルバム ひたすらに を紹介してみたいと思います。
デビュー35周年記念といえる当作は前半6曲が書き下ろしの新曲、後半7曲がリメイク作品です。
前半6曲の新曲は詞を担当する来生えつこさんによると今回はなんだか詞を書くのに苦戦して言葉がなかなか思いつかなかったとか。1曲目の『ひたすらに』という楽曲のタイトルがそのままアルバムタイトルになったようです。確かに35年間、ひたすらにやってきたという思いがあったのでしょう。たかお氏によると当アルバムは今の自分らしさがテーマだそうです。
後半のリメイク作品は他のアーティスト(中森明菜さん、桑江知子さん)に提供した作品のセルフカバーと過去にリリースした作品の新録音です。その対象はリクエストで選ばれたモノですが代表曲をあえて外すというコアな選曲です。
2007年の盆休みに捕獲したネタの数々です。ちょっと数が多いですが御覧くださいませ。
8月12日
安芸高田市の中古車店の店頭に並んでたダイハツフェローマックスのハードトップです。2年前に生産終了したソニカの御先祖様ですね。
三次市内中心部にて、三菱ミニカアミ55を前方に発見、しかも幸いにもUターンしてこちらに向いて走ってきたので捕獲できました。
8月13日
島根県飯南町にて、いすゞのマイクロバス、ジャーニーです。現在は日産からのOEM供給車ですが昔は純いすゞ製でした。
同じくマイクロバスですがマツダパークウェイ、飯南町のゲートボール場で寝てました。
庄原市にて、日産の1トントラック、ホーマーです。トラックとは思えないほのぼのした雰囲気に失血しそうになりました。2リッターのガソリン車です。
8月14日
島根県の川本町だったか邑智町だったか瑞穂町だったか場所を忘れましたが国鉄バスの廃車体です。山奥の狭隘路の横で寝てましたがどうやってここへ運んできたのかツッコミたくなりました。
同じく国鉄バスの物件です。
雲南市だったか、山奥でオロナミンCの看板を発見しました。琺瑯看板の定番ですね。
ボンカレーのポスター(シール?)を発見、王貞治氏、それも現役時代のです。
8月15日
三次市だったか安芸高田市だったか、クレーン付きのふそうFKです。
FKの近所でヨコハマタイヤの看板を発見。タイヤの中に顔が描かれてるのが昔から印象に残ってました。
広島市内で寝ていた初代トヨタハイエースです。すこしずつ、すこしずつ、ジワジワ朽ちてゆきます。
そのハイエースの隣でスバルのサンバーがいました。植物とのコラボレーションで自然に還ろうとしている決定的瞬間です。
本日は雨が降る中、広島市内中心部へ出かけましたが、昼食後、外に出たらテルスターを発見してしまいました!
マツダカペラのフォード版で当該車両は2代目の前期モデルにあたります。1987~88年頃の年式です。ボディはカペラと同じですが外観デザインは大幅に差別化されフォード風味のデザインが施されています。フォードブランドということで国産車離れした独特のオーラを感じます。
後ろ姿も捕獲できました。こちらもカペラとはデザインが異なります。
過去の画像を物色したら他にも2代目テルスターの画像がありました。ついでに掲載します。
2008年6月に撮影したモノで、1989年にマイナーチェンジされて登場した後期型です。
4ドアセダンの他に、TX-5の名称が与えられた5ドアハッチバックも設定されてました。2007年1月撮影。
3月21日、追記。
ステーションワゴンの存在を忘れてましたが…、バッシーさまのコメントで思い出しました。過去の画像を漁ってたらあったので追加掲載します。2006年2月撮影。