とっくに正月が終わってしまいましたが、新年明けてから何も更新してませんでした。いまさらながら本年もよろしくおねがいします。
といってもネタがないので、以前撮っておきながらブログにアップしそこねたクルマネタを出題しましょう。
日産ローレルの7代目モデル、C34型です。
日産のアッパーミドルカー、ローレルは今からちょうど30年前の1993年1月に7代目となるC34型に世代交代されました。先代までは小型車規格、すなわち5ナンバーの設計だったのがC34型では完全に3ナンバー専用設計となりました。車体はサッシュレスドアの4ドアハードトップを踏襲するものの、衝突安全性の観点からセンターピラーレス構造からセンターピラー付きとなりました。
このC34型は好評だった先代C33型のイメージを引き継ぎながらも、さらなる高級感ならびに性能アップと先代の欠点だった居住性改善が主な趣旨だったのでしょう。
しかしながら、先代C33型が好評だったゆえに逆に変化を恐れて保守的になってしまい、さらに居住性改善のために前後ピラーの角度を起こしたものの、その割には屋根は低いなど全体的にはチグハグ感が拭えず、なんだか中途半端なモデルチェンジをしてしまったという印象でした。そのためか、新車で発売されてた当時から新鮮味が薄い車でありました。やはり当時でも販売は苦戦気味でした。
その後、1994年9月には大掛かりなマイナーチェンジが行われ、外観デザインを大きく手直し、しかもテールランプ形状変更に伴いリヤフェンダーまで形状を変えるという規模の大きい改良をされましたが、いくらイジくり回しても焼け石に水だったようで…。
ちなみに、この時期の日産はローレルだけでなく、他車でも変化による失敗を恐れてか、守りに入って中途半端なモデルチェンジをした結果商業的に失敗し、後年に大規模な手直しが行われるという事例が結構ありました。あるいは無理に変えなくていいものを無理やり変えて失敗したケースもあったりと…。
さて、今回ピックアップしたC34ローレル、そんなに遠くない過去の話だと思ってたんですが、30年も前のことなんですねえ…。そりゃあ歳をとるわけです。90年代の車も旧車の部類といっても差し支えないので、もっと記録しておかないといけませんねえ。
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