本年最後の記事です。
1週間前の話ですが、江田島バスのご協力のもと、有志による貸切運行で江田島バスの乗車会ならびに見学会が企画・開催されましたので参加してきました。
今回乗車した車両はコチラでした。
広島22く3623、三菱ふそうU-MP618M/西日本車体E型90MC、1992年式。
もともとは呉市交通局の車両でワンロマ仕様(路線・貸切兼用)として導入されました。当時、イルメリ号の愛称が付けられてました。2012年に呉市交通局は事業廃止されましたが、当該車両は広島電鉄を経て呉市交通局のカラーリングのまま江田島バスへ移籍されました(以下、イルメリ号と記す)。
参加者は広島市内または呉市内から航路で小用港に集合、ここからイルメリ号に乗車して出発しました。
出発後まもなく参加者は一旦下車、海の向こうに見える呉市内をバックに走行写真を撮影。
しばし島内を走った後は、江田島バスの車庫へ訪問しました。
ここでは見学会が行われました。
まずは我々が乗車したイルメリ号を改めて撮影。行先は大柿高校前で。
車内3態。
見学会で用意された車両を順に紹介していきましょう。
広島22く3754、三菱ふそうエアロスターM、U-MP618M、1993年式。
同じく呉市交通局からの移籍車両です。イルメリ号と同じコンポーネントですが、こちらはふそう純正のボディです。なお、この車両は新車導入に伴い、引退となりました。見学会の翌日に廃車回送されたそうです。
元呉市交通局ならびにふそう同志ということでイルメリ号との並びを。
広島200か421(105)、三菱ふそうエアロミディ、KK-MK25HJ、2002年式。
江田島バスの前身となる能美バスからの引継ぎ車ですが、こちらも新車導入に伴い引退となりました。
そして、秋にデビューした新車です。
三菱ふそうエアロスター(2PG-MP38FK、2019年式)を3台導入されました。ノンステップの短尺車で、行先表示はカラーLEDを採用、EDSS(ドライバー異常時対応システム)も標準装備されています。
1台ずつ紹介していきましょう。
広島200か2585(202)。
広島200か2587(203)。
広島200か2588(205)。
イルメリ号との並び。つまり、江田島バスの最新鋭車と最古参車の並びです。
見学会を終了し、我々は再度イルメリ号に乗車し出発しました。バスは呉市内へ、つまり、イルメリ号のかつての故郷に向かいました。
早瀬大橋をバックに撮影。貨物船がちょうど通過するのが見えました。
第2音戸大橋の走行風景。
音戸大橋の走行風景。
入船山観光バス用の駐車場にて、JR西日本の瀬戸内マリンビューとのコラボ風景。
そして、イルメリ号は終着地の呉駅に到着し、参加者は下車。すべての行程を終了しました。
考えてみたら、ボンネットバスは別にしても呉市交通局のカラーリングの車両が呉駅に姿を現したというのが感慨深かったですねえ。
そして、イルメリ号は帰路へと向かいました。
なお、イルメリ号は古参車の部類で既に四半世紀過ぎていますが、もうしばらくは活躍されるそうです。
参加されたみなさま、おつかれさまでした。そして、今回の乗車会・見学会開催にあたり全面協力いただいた江田島バスのみなさま、ありがとうございました。
同じく乗車会・見学会に参加されたあきじさんのブログも併せて御覧くださいませ。
https://wind.ap.teacup.com/akiji/1355.html
そして、我がブログは当記事を以って年内の更新は終了します。本年も御覧下さりありがとうございました。また来年に…。
ボンバス(正式な社名はエイチ・ディー西広島)は毎年12月になるとクリスマスバスを走らせてますが、今年も例外なくお目見えしました。
半ば強引な感がありますが、路線沿線にて夜暗い中でなんとか撮影できましたので掲載してみましょう。
広島200か809、80040、日野レインボーⅡ、2005年式。
12月13日、BLUE LIVE HIROSHIMA(広島市南区宇品海岸)にて、
Celtic Christmas Night in BLUE LIVE Hiroshimaが開催されたので拝見しに行きました。
アイリッシュバンド、SEiRENのボーカリストToa Sypherさん(以下、斗亜さん)のソロアルバム発売を記念したレコ発ライブでした。斗亜さんの記念すべき舞台ということもあり、とても楽しみにしてました。
今回発売されたのは「Walking in the Éire -The Spirit of Christmas-" 」というタイトルのアルバムで、斗亜さんお気に入りのクリスマスをコンセプトにされました。
SEiRENのメンバーをはじめ、広島の大切な音楽仲間のみなさんが斗亜さんのために集まってくださいました。以下、出演者氏名。
Toa Sypher(Voice)
シュレック・ホルスタイン(Guitar)
久保田雅文(Percussion)
保本園枝(Synthesizer)
Machiko(Irish harp)
タケウチフミノ(Fiddle)
山本優一郎(Contrabass)
Special guest:
村松慎也(Irish Dance)
川本睦子(Voice)
なお、公演は静止画撮影は可でした。ただし、動画撮影は不可。画像の並びは必ずしも時系列ではありませんが、御了承くださいませ。
ステージはクリスマスツリーが飾られ、さらに映像や照明による演出で、華やかなムードが醸しだされました。
主役となる斗亜さんです。久しぶりにお会いしましたが、ロングヘアからショートヘアへイメージを一新。ソロでの活動という新たな決意表明を感じさせました。
バンドメンバーをひととおり紹介。上から順に、シュレックさん、久保田さん、園枝さん、マチコさん、フミノさん、優一郎さん。
楽曲は主にクリスマスナンバーから選曲、冬の澄んだ空気の中で響き渡る透き通った斗亜さんのボーカル、バンドメンバーによる彩り豊かな演奏で始まった途端に会場内は幻想的な空間に一変されました。
斗亜さんが敬愛するアイリッシュ音楽のエモーショナルな感性や情景、クリスマスならではのキラキラワクワク感が融合した世界観は非日常といえる夢のような光景に映りましたねえ。もはや音楽というより物語を創造されたという趣きだったでしょうか。
アイリッシュ音楽ということはアイルランド。アイルランドといえばカトリックの国でもありクリスマスをとても大切にされています。前述しましたが斗亜さんもクリスマスという季節がお気に入りだそうで、アイリッシュとクリスマスというコンセプト、まさに斗亜さんならではのこだわりでもありました。大切な仲間たちと、そのこだわりをカタチにしていきました。
後半になると装いを新たに登場。妖精のようですねえ。
フィドルの演奏もされました。
ゲスト出演者にもスポットを当てておきましょう。
アイリッシュダンサーの村松さん。情熱的な演奏の最中に颯爽と登場。
ジャズボーカリストのむつこさん。ジャズとアイリッシュ、ふたつのジャンルのボーカルの共演はこれまた素敵でした。
終盤では斗亜さんがひとりでアカペラを披露する場面も。とても神聖な光景、空気感が伝わりました。
そして、夜がどんどん進むにつれて、テンションも最高潮に達し、華やかにラストを飾られました!
斗亜さんをはじめ、一緒にステージに立たれた音楽仲間、そして、当ライブのために尽力されたスタッフやその他関係者、この日を待ちわびてたお客さんたち、たくさんの人たちによって、この日の晩は喜びに満ち溢れた華やかなひとときとなりました。厳密にはクリスマスはまだ先ですが、少し早いクリスマスプレゼントとなりましたねえ。
みなさま、おつかれさまでした。そして斗亜さん、アルバムリリースおめでとうございます。
最後に動画を2点掲載します。いずれも斗亜さん自身がアップされてる動画です。
先日のライブのアンコールだった「Auld Lang Syne(蛍の光)」
https://www.youtube.com/watch?v=SY9J6Acm0_w
こちらはPV。「Walking in the Air」
https://www.youtube.com/watch?v=X_Z4r11_c8w
マツダX2000は、ミャンマー(当時はビルマ)へのノックダウン輸出車として開発された小型四輪駆動車で、日本国内での一般市販がされなかった幻のマツダ車でした。なお、当時のマツダの社名は東洋工業でした。
その特異な成り立ちゆえ、謎めいた部分が多いのですが、福山自動車時計博物館によると、1965年にマツダライトバスC型の生産を請け負っていた西日本車体工業で1968年に試作車が完成、以後1973年頃まで受注があったそうです。
ミャンマーでは1973年からノックダウン生産(部品を輸出、組み立ては現地)を開始し、1974年より完全現地生産化されたそうです。現地生産車はPATHFINDER(パスファインダー)という呼称だったそうですが、この名称は日産テラノの北米名と同じですねえ。
もっとも、日本国内では一般市販されなかったのですが、当時の広島県林務部が1970年~73年に国内完成車を試験的に10台導入されました。今回展示された車両はそのうちの1台というわけです。1970年式となります。縁あって福山自動車時計博物館へやってきたのでした。永らく収蔵庫で保管されてたのですが、今回公の場に登場となりました。
冒頭に前面からの画像を載せましたが、つづいては後ろ姿を。
いかにも機能優先といった佇まいですねえ。
車両型式はXVA44、車体寸法は全長389cm全幅167cm全高192cm、乗車定員は2名(6名)、車両重量1310kg、最大積載量400kg。
室内、後方から見た荷室ならびに後部座席。
2人鰍ッシートが左右に設置されます。つまり、横向きに向かい合って座るわけです。
同じく室内、前席まわりです。
インパネが左右対称レイアウトですが、右ハンドル左ハンドル双方に対応しやすく設計されたのでしょうか。床からレバーが2本生えているのが四輪駆動車ならではです(シフトレバーとトランスファレバー)。
エンジンルーム。
エンジン型式はVA型。直4、2リッターOHVのガソリンエンジンで、当時のT200、D2000、E2000、ライトバスなどに搭載されていたエンジンです。
シャーシは当時の四輪駆動車では標準的なはしご型フレームを採用。足回りは前後輪ともリジットアクスル(車軸懸架)、リーフスプリング(板バネ)となります。
ミッションは4速マニュアル。副変速機で二輪駆動と四輪駆動(ローとハイの二段)を切り替えます。
このX2000は半年間、2020年6月頃までの期間限定展示となります。どうぞ御来館くださいませ。
福山自動車時計博物館のブログにも記載あります。併せて御覧くださいませ。
http://blognews.facm.net/?eid=1238262
~おまけネタ~
たまたまながら、帰りに福山駅に立ち寄ったら、鞆鉄道の新車が現れました。8月に導入された車両です。
福山230い506、Z-9-506、いすゞエルガミオ、2019年式。
12月8日、Live Cafe Jive(広島市中区薬研堀)にて、
SUGIMOTO ATSUHIKO CLUB DAZZ at HIROSHIMA CHRISTMAS 2019が開催されたので拝見しに行きました。
ギタリスト杉本篤彦さんの全国ツアーの一環で、広島にやって来られたのでした。毎年初夏とクリスマス前には広島で演奏されています。広島県内は12月7日に呉市内で、8日に広島市内でそれぞれ開催。いずれも広島のミュージシャンと一緒に出演されました。
8日の広島市内の公演は以下の陣営でした。
杉本篤彦(gt)、島原正樹(b)、保本園枝(key)、石井聡至(ds)、宮本香緒理(per)、田辺祐三子(vo)
夕刻に始まりました。
主役となるスーパーギタリスト、杉本篤彦さん。
杉本さんは今年に入りニューアルバム『CLUB DAZZ』をリリースされました。今回もそのアルバム曲を中心に選曲。
ダンスビートとジャズをクロスオーバーさせた「CLUB DAZZ」、冬の季節だからこそ味わい深く感じる「Winter Sky」、甲子園ボウルのテーマ曲「No Pain,No Gain」、坂本家公認の坂本竜馬のテーマ曲「Dragon Horse」、同じく坂本家公認となるおりょうのテーマ「RYO」などなど、自身のこだわりのオリジナルを、自身で構築されたギターサウンドで表現されました。そのほか、クリスマスナンバーも演奏されました。広島のバンドメンバーも杉本さんの期待に沿うように熱い演奏を繰り広げられました。
バンドメンバーにもスポットを当てておきましょう。
ベースの島原正樹さん。バンドマスターとしての役割も担われました。
キーボードは保本園枝さん。多種多様といえるサウンドを奏でられました。
打楽器はドラムの石井聡至さん、パーカッションの宮本香緒理のおふたりが出演されましたが、しかしながらワタシの席からでは写真撮れず画像はありません。申し訳ない。
やがてボーカリスト田辺祐三子さんも登場。
クリスマスソングや、杉本さんオリジナルボーカル曲「それでも風は吹く」など熱唱。ユミコさんのパワフルだけど切なさを感じるボーカルで演奏を一層豊かにされました。
そして、みなさんでカンパイ。何が何でもまずは麦酒ということで。
杉本さんのソロギター演奏もありました。シンプルにギターオンリーの世界を堪能。
またバンドの演奏に戻りますが、島原さん、なんとウクレレの演奏にチャレンジされたという。
そして、またまたユミコさん。某歌劇団に感化された出で立ちで登場!気分は某歌劇団で杉本さんを「アンドレー!」と呼ぶというー。
最後まで勢いは止まる事はなく、盛況であり、クリスマスの季節ならではの華やかさに包まれた夜でありました。
というわけでみなさんおつかれさまでした。そして、杉本さん、遠路はるばるおつかれさまでした。また広島公演の際は拝見できたらと思います。
~おまけ~
ユミコさん2態。もはや主役の杉本さんより目立っていたような気が!