10月15日、広島国際会議場フェニックスホールにて、サラ・オレイン(SARAH ÀLAINN)さんのコンサートが開催されました。サラさんのステージも、ぜひ拝見したかったので行ってまいりました。
広島公演のフライヤーです。
広島国際会議場。フェニックスホールは地下に位置します(別の日に撮影した画像です、実際に開催されたのは日没時間帯)。
サラさんはオーストラリア出身の音楽家で、日本へ留学生としてやってきた時に本格的に音楽活動が始まり、やがてメジャーデビュー。本年でデビュー10周年を迎えられました。それと、5月にオリジナルアルバム『One』をリリースされました。その記念のコンサートツアーが行われたのでありました。
初めて拝見するサラさん、天空から舞い降りた天使のような出で立ちで御登場されました。そして、なんといっても、地の底から湧き出るような力強さと、天空を突き抜けるような爽快感いっぱいの美しいクリスタルボイス!まさに圧巻でありました。そのクリスタルボイスで、サラさんは想いを紡ぐように1曲1曲歌っていきました。時には優しく時には哀しげに、楽曲の世界観にあわせた表現力も、これまた印象的でしたねえ。
それにしても、ポップスからジャズスタンダードなどなど、いろんなジャンルの曲を歌われるサラさん、歌えない楽曲というのがあるのか?といえるくらいの勢いを感じました。
歌唱のほかはバイオリンの演奏もされました。こちらもアグレシッブに奏でられ、これまた圧巻でした。
ちなみにバンドメンバーはピアノ、ギター、ベース、ドラムの4名でした。サラさんの音楽性にピッタリの上質な演奏をお届けされました。
演奏の合間のトークでは、いろんな想いを語られました。今の御時世は生きていくのに常に何かに戦っているようだと、無理しなくていいよ、あなたはあなたらしくいればいい…、ささやかな言葉ながら、とても印象に残りましたよ。
一方で、楽しそうな表情のサラさんも素敵でした。半ば強引ながら広島弁を織り交ぜたトークをしたりと、お客さんを楽しませてくださいました。そうそう、カープの帽子をかぶって『それいけカープ』を歌う場面も!サラさん、カープ女子になるというひとコマもありましたよ。まさに広島ならではのサービスでした。
途中休憩を挟みながら約2時間のコンサートでした。とても完成度の高い演奏で、ホンマよかったですわ。
こちらはニューアルバム『One』です。10周年記念のオリジナルアルバムであります。物販で購入しました。
いろんな想いを込めてオンリーワンな名曲をたくさん収録されました。
ひとつしかない地球で、心をひとつに、争いのない平和への願い。Oneという言葉にはそういう意味も込められているようです。
アルバムを購入したらポスターも付いてきました。
帰路へ向かう途中、原爆ドームの目の前を通りました。
この光景を見ながら思いました。
サラさんは広島の地で何を想い、何を感じたのでしょうか。
広島への訪問が何かの糧になっていただければ幸いであります。
また広島の地に来てくださいね。先日はおつかれさまでした。それと、10周年おめでとうございます。