2018年5月より、広島駅と中区の市内中心部を結ぶエキまちループが開設されましたが、今回の新路線は南区方面のバス路線を再編成する目的で開設されました。
【まちのわループ】
広島駅南口または広島駅新幹線口を起終点に、機関病院、大学、商業施設などを巡る循環路線となります。大雑把にいえば右回りが広島駅→段原→大学病院→旭町→県立大学→県病院→御幸橋→原爆病院→中央通り→広島駅新幹線口という経路で、左回りがその反対の経路となります。
これまで広島電鉄が運行してきた市内5号線の広島駅⇔大学病院の区間、広島バスが運行してきた26-1号線(段原旭町線)と31号線(翠町線)を統合・再編成・発展させたカタチとなります。循環路線とすることで、回遊性を高めています。
運行事業者は広島電鉄、広島バス、広島交通の3社です。
広島駅南口のバス乗り場にて。目につきやすいように垂れ幕が掲示されています。
広島駅南口はBホーム7番乗り場が発着地となります。この乗り場はまちのわループ、大学病院方面への区間便、後述する広島みなと新線でまとめられています。系統番号は300番台を付帯。
車両の行先表示の例。反転表示で切り替わります。
路線沿線風景をいくつか。
広島駅南口にて(広島電鉄)。
大学病院の前にて(広島交通)。
広大附属高校前のバス停付近にて(広島バス)。
皆実町6丁目にて(広島交通)。
広島駅新幹線口にて(広島交通)。
やはり、マニア的な視点で見ると、広島交通が自社の路線外となる南区方面を走る光景に目がいってしまいますねえ。
なお、まちのわループは9時~17時台(始発地基準)の運行となります。それ以外の時間帯または隙間時間帯は、広島電鉄と広島バスで広島駅南口~大学病院~旭町~県病院の区間便が運行されます。
【広島みなと新線】
広島駅南口と広島港を新しい経路で結ぶ路線です。広島バスの運行です。
今までも広島バスの21号線で広島駅と広島港は結ばれていましたが(八丁堀、紙屋町、本通り、市役所経由)、こちらは広島駅南口~段原~大学病院~県立大学前~宇品東~広島港という経路です。
趣獅ニしては広島駅と広島港を最短ルートでの短絡、バス路線空白地帯だった宇品東地区をカバーする役割を担います。
こちらも行先表示は反転して切り替わります。
広島駅南口にて。まちのわループと同じくBホーム7番乗り場から。
宇品東地区。
広島港桟橋。
今回の新路線、実際の反響はどうなのかはフタを開けてみないと分からないでしょうが、新しい移動手段として定着していければ幸いかと思います。
参考までに。
2018年5月に運行開始されたエキまちループも過去記事で取り上げています。
https://happy.ap.teacup.com/indigo-liner/1030.html