2008年7月のある日、夕刻に松江から広島へ帰る途中でした。
ちょうど宍道湖のそばを通ったのですが、鮮やかな夕陽が宍道湖を照らしていました。とにかく無我夢中でシャッター切ったのを覚えています。
撮ってたときは意識してませんでしたが緑色に染まった絵となりました。ゆえにロマンチックな風景に仕上がったような気がします。
どうやったらこんな緑色に染まった夕焼けになったのか、疑問に思われるかもしれませんが…。
広島に帰るために乗車したこの広電バスの車窓からの撮影でした。
ボサノバシンガー、小野リサさんの2000年7月発売のアルバム、pretty worldであります。
過去にたまたま中古品を購入したのですが、当アルバムはスタンダードからポップスなど幅広い選曲です。彼女が歌うとどんな作品でもボサノバの優雅な世界感が広がります。
もっとも、ワタシは海外の曲はほとんど知らないのでロクな記事は書けませんが…。
アルバムタイトルの『Pretty World』はどうしてもアルバムに入れたかった可愛いラブソングだとか。聴くと楽しい気分になります。
オープニングを飾る『Un Homme Et Une Femmme』はフランス語で歌われますがフランス語はさっぱりわからん…(汗) でも、心地いいリズム感の爽やかないい曲です。フランス映画『男と女』の主題歌だったとか(まったく知らん…)。
『All The Way』、ピアノとストリングスの美しい響きがいいですいねえ。
『Mr.Tom』、これはボサノバという音楽ジャンルを生み出したアントニオカルロスジョビンに捧げた曲だとか。
『Yesterday』はビートルズの代表格といえる曲ですが、リサさんが歌うとユルい雰囲気になります。こういうカバーも悪くないですね。
『I Left My Heart In San Francisco』、想い出のサンフランシスコという邦題で知られる曲ですが、美しいステキな景色が目に浮かびます。もっとも、ワタシはサンフランシスコに行った事ないですが…(汗)
スティービーワンダーの楽曲も取り上げられています。『My Cherie Amour』『You Are The Sunsine Of My Life』のふたつが取り上げられています。
ラストに収録されてる『Every Breth You Take』はポリスのヒット曲です。本来はハードなイメージの曲ですがこれもリサさんが歌うとゆるやかで親しみやすい雰囲気に変身しますね。
リサさんの曲は季節問わずどんなシチェーションでも似合いますが、今みたいな真夏の時期もいいですね。
2日前(7月24日)は午後から女子ジャズを見に行ってたのですが午前中は広島市交通科学館へ行ってきました。
7月16日~9月4日の間、夏季企画展として『あこがれの国産車~昭和40年代の名車たち~』が開催されています。
この企画展では懐かしの国産旧車が10台以上展示されてました。特に個人的に興味をもったのが初代マツダルーチェのプロトタイプとして1964年にイタリアのベルトーネ社で製作されたマツダS8Pでした。
細いピラーやシンプルな面と線で構成された伸びやかで端正なスタイリングは芸術品のような美しさであります。そして1966年にマツダの最上級車種、ルーチェとして世に送り出されました。
参考までに過去に撮影した市販版のルーチェセダンの画像も掲載してみましょう。細部は異なりますが、S8Pのイメージが再現されています(2005年3月、マツダミュージアムにて撮影)。
S8Pの隣には1969年に発売されたルーチェロータリークーペも展示されてました。
ルーチェセダンを単に2ドアクーペ化しただけじゃなくエンジンは名前の通りロータリーで駆動方式もFFになるなど機構面も凝っていました(ルーチェセダンはエンジンはレシプロの1.5リッター直4、駆動方式はFR)。
それと、この企画展の関連イベントとして屋外で昭和の車展示会が開催されました。この日は個人所有の懐かしのマツダ車が集結しました。
その中でも個人的に失血ネタだったのが2代目カペラ(1978年登場)でした!
かなり残存数が少なそうな車ですが、2ドアハードトップとなると絶滅危惧種に近いかと思われます。一見地味な車に見えますが、自ら国際車を謳い文句に世界市場、特に欧州を強く意識した意欲的な車だったんです。空気抵抗の低減を図ったクリーンで伸びやかなスタイリングはなかなか個性的です。しかも、真っ赤なボディカラーゆえに存在感はバツグンです。大きなフォグランプやRX-7のアルミホイールが装着されるなどオーナーさんのこだわりが感じられます。
グレードは上級モデルのスーパーカスタムです。
2代目カペラといえば昨年当ブログでも取り上げてました。併せて御覧くださいませ。
http://happy.ap.teacup.com/applet/indigo-liner/20100724/archive
そして、交通科学館を見学した後は女子ジャズを見に市内中心部へと向かいました。
本日は午前中に広島市交通科学館へ足を運びましたが、その前に午後のネタを先に掲載します。
午後からとあるジャズのライブがあったので見に行きました。
場所は広島市中区クリスタルビル19階のライブジュークです。ここはライブを見に何度か訪れた事がありますが、ここのライブ情報を物色していたら女子ジャズというのが目に入りました。
常連リスナーから『貴様は何を血迷ったか!?』とツッコミが入りそうな気がしないでもないですが、そのタイトルだけで興味深くなりました。のんびりと音楽を聴いてみたくなり足を運んでみました。
女子ジャズというタイトル通り、女性ボーカリストがジャズナンバーを披露するという内容です。
そのボーカリストは佐伯絵美さん、西村恵美さん、田中千恵さん、小川ひとみさんの4名で広島で活躍されてるそうです。
ワタシとしてはまったく面識ない初めて姿を拝見する方々ですが、4名は音楽を通して知り合った、つまり、音楽仲間だそうです。
それとサメ[トとして山本優一郎さん(ベース)と草野裕美子さん(ピアノ)の2名が参加、流麗な演奏で彼女達を支えてくださいました。
ステキな4名のボーカリストが昼間のカフェタイムに、そして夏の季節にも似合う爽やかでゆるやかな心地良い音楽を届けてくださいました。ジャズだけじゃなくポップスやボサノバも披露されました。
途中、写真を少しですが撮ってみました。画像を掲載しながら本文を進めていきましょうか。
佐伯絵美さんです。他のメンバーからクリスタルボイスですよとアピールされてました。透明感ある優しい歌声でした。ボサノバのスタンダード曲のイパネマの娘で始まり、他には蘇州夜曲などを歌われました。
後方にいる男性はサメ[トの山本氏です。そういえば草野さん撮ってませんでした…(汗)
西村恵美さんです。低音響く歌声が印象的でした。他のメンバーとは異なり日本語詞の楽曲を、主に美空ひばりさんの楽曲を歌われました。
田中千恵さんです。ジャズスタンダードのルック・オブ・ラブやカーペンターズの楽曲などを伸びやかにセクシーに歌い上げました。
小川ひとみさんです。4名の中でいちばん若手の方ですが、大人をも魅了する力強く流麗な歌声にウットリでした。ボサノバの名曲のジンジなどを披露しました。
最後のアンコールは4名のセッションとなりました。スティービーワンダーの楽曲のカバーです。ほのかな余韻に包まれながらライブは終了となりました。
ざっと箇条書きでまとめましたが、4名とも音楽を楽しんでいるというのが伝わってきました。表情も生き生きしていました。
ほとんど思いつきで足を運んだようなものですが、行ってよかったです。機会あればまた彼女達の姿を拝見したいですね。
最後に、佐伯さん、西村さん、田中さん、小川さん、そしてサポートの山本さん、草野さん、本日はおつかれさまでした。
10年以上前に軽自動車を中心に丸型ヘッドライトやメッキグリルでレトロに演出した、いわゆるクラシック仕様が流行ってた時期がありました。
その火付け役はスバルでした。サンバーディアスにクラシックが登場しましたが、他車にはない独特の雰囲気が好評を博しました。そしてヴィヴィオにもクラシック仕様のビストロが登場、メーカーの予想を越えるヒットとなりました。
極端な話、既存車種をベースに手直しするだけで販売増が見込めるのですから他メーカーも当然ながら追随してクラシック仕様は大きな市場となりました。
火付け役となったスバルはさらに普通車にもクラシック仕様を計画しました。
そこで登場したのがインプレッサスポーツワゴン・カサブランカでした。
インプレッサのスポーツワゴンをベースにヘッドライトをはじめとしたランプ類を丸型に、フロントグリルやモール類などをメッキ化するなどレトロな雰囲気に仕立てられました。
もともと台数限定車だった事もあり非常に稀少な存在であります。ゆえにカメラ向けてしまう対象になってしまいました。2005年3月、広島市内で撮影。
しかし、ディアスクラシックやビストロと比べると取って付けたような感は否めず、重たい表情に見えなくもないですが…。好みは分かれるところでしょう。
そういえば初代インプレッサは様々な試行が行われてました。カサブランカ以外にもスポーツワゴンにはSUV色を強めたグラベルEXなるモデルがあり、低価格が売り(というかそれしか取り柄がなかった?)だった2ドアクーペのリトナもありました。いずれも定着はしませんでしたが。
あくまでも個人的な要望ですがカサブランカ顔のWRXを見てみたいです…。