sweet cafe@indigo liner(インディゴライナー)※3rd blog

いらっしゃいませ。カフェという名のブログです。
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Spell of Love(今井優子さんのニューアルバム)

2022年11月15日 | レコード室から

ちょっと前に購入したCDアルバムから。

今井優子さんのニューアルバム『Spell of Love』です。

デビュー35周年記念アルバムとして9月にリリースされました。前作「It's My Time To Shine」以来、4年ぶりのアルバムリリースとなりました。

前作同様に、シティポップテイストの作風を踏襲されてますが、安部潤さんをはじめとしたクリエイターのみなさんのお力添えもあり、より洗練されたサウンドが構築されました。優子さんの綺麗なボーカル、往年のシティポップの爽快感を感じながらも時代に合わせて進化して、しっかりと現在のサウンドとして完成されているのが、ええですねえ。

タイトル曲でもある〔Spell of Love〕、華やかでオープニングを飾るにふさわしいゴキゲンなナンバーです。Spell of Love=恋の呪文というわけで、とても熱いラブソングですねえ。
そして、クールで都会的な雰囲気の〔Drive In Blue〕、センチメンタルな雰囲気漂う〔Seawind~潮風の記憶〕、全編スキャットボイス&ボサノバタッチの〔La Brisa〕、中原めいこさんのカバー〔FANTASY〕、クールなジャズテイストの〔Blackcat Rendezvous〕、派手めのアレンジが悲哀を誘うような〔Heart Forcast~予感~〕、最後はおそらく父親に捧げた曲でしょうか〔Gift From Heaven〕、という感じで、様々な色彩の曲が収録されとります。
そのほか、ボーナストラックとして〔It's My Time To Shine〕〔真夜中のドア(松原みきさんのカバー)〕のリミックス版が収録されます。

機会あれば優子さんのライブも拝見してみたいですねえ。


以下、アルバム視聴ダイジェストです。

https://www.youtube.com/user/kingrecords

 

 

 

 

 

 

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今井優子さんのアルバム

2021年02月04日 | レコード室から

最近購入したCDアルバムから出題。

遅ればせながらではありますが、ふとしたきっかけで、今井優子さんの存在を知ったので、早速アルバムを2枚購入しました。

今井優子さんは1987年にシンガーとしてデビューされました。都会的で爽快感溢れる世界観で支持されました。1990年代に入ると角松敏生さんのプロデュースでアルバムを制作、角松さんとの出会いをきっかけに自作の作品も手がけられるようになり、シンガーソングライターとして開花されました。一時期活動を休止してたこともありますが、アルバム制作やライブなどマイペースな音楽活動を継続し、デビュー30周年を迎え、現在に至ります。

購入したアルバムを紹介してみましょう。

【It's My Time To Shine】

2018年に発売されたデビュー30周年記念のミニアルバムです。
タイトル曲でもあり彼女のオリジナルの『It's My Time To Shine』を筆頭に、ルパン三世のエンディングテーマで起用されてた『LOVE SQUALL』のカバー(オリジナルはサンドラ・ホーン)、ハワイのフュージョングループシーウインドのカバー『HE LOVE YOU』、角松敏生さん提供曲の『Mostress』のリアレンジなど6曲入りです。
クリアで艶やかな優子さんの歌声、ラテンフュージョン風のアレンジは、爽快感いっぱいですねえ。どことなく1980年代のシティポップスを感じさせるテイストはとてもゴキゲンで、かといって古いわけではなく現在においても新鮮に感じさせます。


【SWEETEST VOICE Yuko Imai Best Album】

こちらは2016年発売のベストアルバムです。主に優子さんが自作曲の制作を開始してからの1990年以降~2000年代後半の作品からピックアップされています。
収録曲の大半が優子さんの自作曲で占められていますが、角松敏生さんや吉田美奈子さんからの提供曲も収録されています。
『Capricuous Boy』『愛は彼方』『LOVIN'YOU』『I Wish』『Airport』などなど収録されているほか、ペットロスを癒す曲として注目を集められた『ボクが傍にいるから…』、当アルバムならでは注目曲としては松原みきさんのカバー『真夜中のドア』が収録されています。

時にはセンチメンタルに、時には穏やかに、時には陽気に、さまざまなシチュエーションを歌によって表現されている優子さん、もっと注目されてもいい存在だと思いますねえ。


公式の動画もあるので併せて掲載。
『It's My Time To Shine』のMVです。

https://www.youtube.com/watch?v=pTyhfmeq35M



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Woman

2016年07月09日 | レコード室から

我がレコード室から一点ほど…。
シンガーソングライター、謗山実生(いさやまみお)さんのアルバムです。
2006年2月に発売されたオリジナルアルバム、Womanです。


これも発売から10年経つんですねえ。ついこないだ彼女の新譜だと思って購入したと思っていたら、そんなに経過するんですねえ。ちょっと思い出したので、お皿を回して聴いてみることに。

さて、当該アルバムはWOMANというタイトルが示すとおり、女性がテーマとなっています。
恋愛に夢に、いろんな目標へ向うなかで、叶うこともあれば、一方で挫折することもあり、一見芯が強いようでも儚く壊れてしまうこともあり、強い部分も弱い部分もまさに紙一重、そんな女心、多面性を彼女なりに描かれました。

楽曲は駆け落ちを題材にした〔真夜中のシンデレラ〕、葛藤だらけの恋愛の〔永遠の片想い〕、決して結ばれないと分かっていても恋に落ちてしまった〔スピカ〕、異国情緒溢れる情熱的な〔サハラの誘惑〕、一方で哀愁が漂うナンバーが多いなかで爽やかで明るい〔Smile〕などなど全9曲が収められています。あるいは9つの物語といえるでしょうか。

良くいえばクールな、悪くいえば冷めた感じのある彼女は、どちらかといえばとっつきにくさがあるかもしれませんが、でも、どことなく寄り添うようなやさしさ、ぬくもりも感じられます。そんな微妙に揺れ動く心情の中で何かしら葛藤や迷い、あるいは生きていく中でささやかな喜びもあることでしょう。実はこのアルバムに登場する女性たちは彼女自身の心の内ではないのか?本人が意識してたかどうかは知りませんが、聴くたびにそんな事を思ってしまいました。

それにしても、彼女の繊細な表現力はどこから湧いて出てくるのでしょうか。今まで何を見て何を感じ、そしてどんな思いで音楽活動を続けてきたのでしょうか。現在はインディーズ活動にシフトされてますが、継続して活動は続いています。彼女のブログによると昨年は結婚され、出産されたそうです。新たな生命を授かり育む中で、また音楽の世界が広がっていくかもしれませんね。


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虹いろ

2016年04月02日 | レコード室から

ジャングルと化してる我がレコード室から一点ほど。

ジャズシンガー、五十嵐はるみさんのアルバムです。
2013年に発売されたベストアルバム”J” 虹いろです。現時点で彼女のソロ作品では最新のアルバムとなります。



便宜上ジャズシンガーと前述してますが、実際にはジャンルにかかわらず歌いこなす実力派の歌姫で、魅惑のエンジェルヴォイスは一度聞いただけでやみつきになりました。当該アルバムは日本語詞の作品で占められており、ジャズと歌謡曲をドッキングさせたような雰囲気が印象的です。
収録曲はカバーが〔木蓮の涙〕〔てぃーんずぶるーす〕〔蘇州夜曲〕、桑名正博さんに捧げた〔月のあかり〕などなど、オリジナルが〔ジャズシンガー〕〔慶州旅情〕〔桜色〕〔Lonely Night〕などなど。
いろんな色あいの楽曲が並び、ひとつのアルバムにまとめられてますが、そんな彩り豊かさゆえ虹いろなんでしょうねえ。
かわいらしく、色っぽく、ちょっとセンチメンタルな感情をたっぷり詰め込まれた当該作品、じっくり酔いしれてみるのもいいと思いますよ。

この方も一度公演を拝見したことがあります。折重由美子さんとの共演で初めて拝見しました。これもまた縁ですね。
その時の一部始終はコチラ↓
http://happy.ap.teacup.com/indigo-liner/765.html


今月、久しぶりに広島の地で五十嵐さんの公演が予定されており、27日に広島市内で、28日に福山市内でそれぞれ開催されるそうです。


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DEBUT AGAIN

2016年03月21日 | レコード室から

大滝詠一さんのニューアルバムがリリースされたので早速購入してみました。



DEBUT AGAINと名づけられた今回のアルバムは、他アーティストへの提供作品のセルフカバー版(つまり、大滝さん自身による歌唱)としてリリースされました。
〔さらばシベリア鉄道〕や〔夏のリビエラ〕など、まったく事例がなかったわけではないのですが、生前の大滝さんはもともと自身の作品のセルフカバーは積極的でありませんでした。それでもコアなファンはラジオの番組などでリクエストするんですが、当の大滝さんはその存在を否定したり、あるいはとぼけてみたり、冗談なのか本当なのか分からない態度をとってたのでした。
ところがスタッフの方が遺品整理をしてる最中に、セルフカバー版の音源を発見されたのでした。それも提供者向けの仮歌などといった簡易的なモノではなく完全にレコーディングされたモノが出てきたそうです。誰もその事を予め知らされておらず、まったくの想定外だったようですが、めでたく音源化され『事実上の新曲』として世に送り出される運びとなりました。


さて、その中身ですが、小林旭さんに提供した〔熱き心に〕、渡辺真里奈さんへの〔うれしい予感〕、小泉今日子さんへの〔快盗ルビイ〕、RATS&STARへの〔星空のサーカス〕〔Tシャツに口紅〕、薬師丸ひろ子さんへの〔探偵物語〕〔すこしだけやさしく〕、松田聖子さんへの〔風立ちぬ〕が収録されます。そのほか既存曲の〔夏のリビエラ〕と〔夢で逢えたら〕も収録されますが、新しいアレンジに変身しています。
もともとは自身が手がけた楽曲ということもあり違和感がないどころか、新たな生命を吹き込まれ、好みはあるでしょうけどより完成度が高まったように感じられました。

なお、初回盤はボーナスディスク入りで、洋楽曲のカバーが収録されます。

それにしても、セルフカバーに関して積極的でなかった大滝さんがいつの間に、そしてどういう目的で制作されたのでしょうか。まさにミステリーです。当の本人がこの世に存在しない以上、永遠に真実は不明といえます。ただ、確実に音源は存在していた、それだけはまぎれもない事実なのでした。
生前からいろんなミステリーが渦巻いてた大滝さん、ほとんど表に出ないため本人不在説も流布してました。しかし、この世を去ってしまってからその存在の大きさに改めて気づかされてしまうのは人間の悲しい性でしょうか。没後2年が経過し時の流れはとどまる事を知りませんが、現在に至るまでミステリーが渦巻くというのも大滝さん=ナイアガラならではでしょうか。今回のセルフカバー集といい、一昨年の〔夢で逢えたら〕のセルフカバーといい、実は置き土産というカタチで仕掛けていたんじゃないでしょうねえ?



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