8月26日、Speak Low(広島市中区本通)にてakikoさんのライブがあったので行ってきました。
2001年にジャズヴォーカリストとしてデビューされたakikoさん、既存のジャズに捉われない自由なコンセプトや音楽性で活躍されてましたが、本年でデビュー15周年となりました!ワタシにとってもお気に入りのアーティストのひとりでもありますが、聞き続けて10数年が経過、時間の経過を感じさせますねえ。近年は定期的に広島での公演が行われるようになったのは嬉しい限りで、今年もやって来られました。
出演者は以下2名。
akiko(Vo)、Juan Ortiz(Pf)
※本来ならギタリストの小沼ようすけさんも出演される予定でしたが、体調不良によりキャンセルになりました。
ツアー中ということもあり、ネタバレになるのも問題ですのでえっとは書きませんが、少々触れてみます…。
バックはピアノのみというシンプルな編成でしたが、クールビューティなムードを漂わせ、アンニュイ感溢れるセクシーなヴォーカルでしっとりと、時にはダイナミックに楽曲の持つ世界観を繊細に表現されました。これまで発表されてきたジャズやポップスのスタンダードのナンバー、またはオリジナルナンバーなどをお届けされました。何曲かはお客さんからリクエストを募ったりされました。
今夏も極端な猛暑で死にかけるような日々が続いてましたが、それでも少しずつ秋の気配が近づいてきました。そんな季節の移り変わりを感じるように、身も心もクールダウンしたようなライブとなりました。一方で夏の終わりを実感するような哀愁もどことなく感じました。決して目に見えるものじゃないですが、そんなセンチメンタルなムードも格別だったように思えました。
15周年ということでベストアルバム、〔Elemental Harmony〕が発売されました(一部画像処理あり)。
5枚組50曲というボリュームある内容で今まで発売されたアルバム収録曲を中心に、新曲や新録音曲も収録されています。さらに単に曲数が多いだけじゃなく、5つのエレメント別(土・水・火・風・空)に分類されました。ミュージックセラピーの提案といえるコンセプトです。
ちなみに、5枚組ながら3900円(税抜)というお手頃価格ですよ。
今回も広島の地でお会いすることが出来て光栄でありました。15周年おめでとうございます。
まずは第1ラウンド。Jazz Live Comin(広島市中区薬研堀)にて瀬戸内ジャズシスターズの演奏がありました。シスターの名称通り女性が集結したジャズのバンドで、三原市でのイベントでの共演がキッカケで結成に至ったそうです。数名お知り合いがいる縁もあり行ってきました。
出演者は以下のとおり(敬称略)。
Maggie(Vo)、鈴木美子(Vo)、藤井由歌利(Pf)、龍野豊子(Dr)、龍野日菜子(Tp)、九十九清美(B)
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見るからに華やかで、また、とても親しみやすくも情熱的な演奏と歌を届けてくださいました。女性ならではの繊細さや艶っぽさがいい感じに出てました。午後の昼下がりをゆるやかに包み込み、また、極端な猛暑の中、とてもクールダウンするようなムードが漂いました。
ヴォーカルのMaggieさん。
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同じくヴォーカルの鈴木美子さん。
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ピアノの藤井由歌利さん。
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ドラムの龍野豊子さん。
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トランペットの龍野日菜子さん。
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コントラバス(ベース)の九十九清美さん。
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最後は全員でのセッションとなりました。
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多くの来場者にも恵まれて、大変好評を博しました。またどこぞで拝見できたらと思います。
続いて第2ラウンド、ふらんす座(広島市中区十日市町)へ移動しました。
毎月開催されてる月刊椎名の8月号でした。
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シンガー&ピアニストの椎名まさ子さんが月替わりで何かお届けするという企画、こちらも好評で開始以来8回目となりました。
今回はしーなさんは浴衣姿で御登場、ピアノまたはウクレレによる弾き語りは主に平和への祈りを込めたャbプスやシャンソンなどお届けされた他、オカリナ演奏や怪談話の朗読、お題を募った即興演奏、じゃんけん大会などなど、多彩な内容で夏の終わりの季節を飾るにふさわしいようなひとときとなりました。
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なお、9月号はバースデー特別版となります!また行ければと思いますが、さて、どうなるか…。
という感じで駆け足気味にきのうの一部始終を辿ってみました…。
1982年8月、トヨタからカリブが登場しました。正式名称はスプリンターカリブ。まだステーションワゴンが一般的な存在でなかった30年以上前に、商用車兼用ではなく完全に乗用ワゴン専用車として、しかも当時の乗用車としては珍しく4WDオンリーというラインナップで、完全にRV(レクレーショナル・ヴィーグル=レジャー向け多目的車)用途を意識したコンセプトはざぞ斬新だったことでしょう。
文字ばかりではナンですので写真画像を。
後期型より新設された最上級グレード、AV-Ⅱツーリングスペシャル。
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さて、この初代カリブですが、スプリンターの派生車種の位置付けでしたが、実際にはターセル/コルサ/カローラⅡがベース車に起用されてました。ターセル系の車体をベースに背を高めたオリジナルティ溢れるワゴンボディを構築。メカニズムではエンジンはターセル系と同様に1.5リッター直4(3A-U)を縦置きに搭載、ミッションは5速MT、3速AT。注目は駆動系でカリブでは縦置きに配置されたエンジン/ミッションからそのまま後方へプロペラシャフト、デフを配置し4輪駆動化(パートタイム4WDです)されました。また、悪路走破性を高めるため最低地上高もアップされました。
そうして登場したカリブは取り回しの容易なコンパクトな車体サイズながら、室内や荷室の使い勝手のよさはもちろん、走破性の高さから雪国のユーザーやアウトドア派のユーザーなどから高い支持を集めたのでした。
もうひとつ画像を掲載。同じく後期型ですが、こちらは特別仕様車のホワイトリミテッドでしょうか。
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この初代モデルは約6年間と当時の国産車としては長めのモデルライフを全うし、1988年2月に次世代モデルへ移行、2代目からはターセル系から車名どおりにスプリンターをベースに設計されました。
カリブはまさに現在のクロスオーバーSUVの草分け的存在となりました。つまり、時代を先取りしたクルマといえました。
しかし、その質実剛健といえるコンセプトは今でも決して古びてないと思います。それと近年のクロスオーバーSUVは海外市場がメインゆえ、どうしても車体サイズが肥大化される傾向があります。そういう事を考えてみると、ほどよいサイズで機能性を重視したカリブのコンセプトは改めて見直されてもいいような気がします。
8月8日、Speak Low(広島市中区本通)にてジャズヴォーカリスト&ピアニストのGrace Mahya(グレースマーヤ)さんのライブがありました。
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広島公演は2年振りとなりましたが、今回はニューアルバム、〔Love Songs For You〕の発売記念のツアーでした。
7月に発売されたばかりのニューアルバム、タイトル通りにラブソング集であります。
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今回はトリオでの形態でした。以下、出演者氏名(敬称略)。
Grace Mahya(Vo&Pf)
多田誠司(Sax&Fl)
楠井五月(B)
2年振りにお会いしたマーヤさん、相変わらず魅惑の雰囲気や独特のオーラを放ってて強い存在感を感じさせ、姿を拝見するだけでドキドキしました。前回の広島公演ではヴォーカルに徹してましたが、今回はピアノも弾かれました。アルバム収録曲を筆頭に、それ以外のナンバーも披露されましたが、低音から高音まで響く流麗なヴォーカルに感性豊かなピアノ演奏など、至近距離での弾き語りは見てて圧巻でした。全体的にアコースティックなタッチながら悲しげだったり情熱的だったり、曲によって多彩な表情を描いてくださいました。また、多田さんのサックスまたはフルート、楠井さんのベースも申し分ないくらい活き活きしておられ、シンプルな編成ながら演奏をとてもカラフルにしてくださいました。
マーヤさんいわく、普段歌うのは悲しい曲が多いとのことですが、それはそれで雰囲気としてはいいんですが、今回のニューアルバムはラブソング集ということでハッピーな曲が多かったのでした(全部英語詞ですけどね)。夏の夜を熱く、そして心地よく包んでくださいました。
2年振りのマーヤさん、久しぶりにお会い出来るのを楽しみにしてましたが、お会いできてとても光栄でした。とてもチャーミングなお方なんですよ。記念にまた撮らせていただきました。
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なお、広島公演終了後は休む間もなくイギリスへ向かわれました。今月中はヨーロッパでのツアーだそうです。
それと、よく考えたらマーヤさんはメジャーデビュー10周年になられます!これからも末永い活躍を期待したいところであります。
8月7日、広島駅エールエール地下広場イベント広場にて、
EachFeelingsひだまり~新しい一歩を踏み出そう~
が開催されました。
EachFeelinsとは広島出身のシンガーソングライターの玉城ちはるさんが発起人となって設立された平和団体で(社団法人)、学生や社会人などの有志がメンバーとして参加され、現在ではその若手メンバーが主体となって運営されています。
8月は広島という土地にとっては大切な時期です。本年も広島から平和への願いを発信すべくイベントが行われました。内容はライブやトークセッションなどステージでの催し、他には作家さんによるピースアートなどなどありました。
今回は他の用件があった事もあり、途中入場となりました。
最初に玉城ちはるさんとさらさによるライブが行われましたが、ワタシが現場に到着したときは既に終わっており、ステージ上では書道パフォーマンスが行われてました。
完成品の一例。願いをこめた躍動感いっぱいの作品が完成しました。
『広島と平和』についてトークセッションが行われました。ちはるさんと大学生による意見交換が交わされてました。
平和公園で外国人に突撃インタビューを実施され、それに関するクイズもありました。
福岡からやってきたbalconnyのライブも。キャッチーな音楽性で心地よくお届けされました。
ちはるさん、率先してフライヤーを配るなど積極的に活動されてました。
パネル展示もあり、『感謝の木』と題して、感謝のメッセージを書いて木に貼り付けました。感謝する事、これも大切な事ですね。
こちらは古今Each図プロジェクト。これは71年前の広島と現在の広島の地図で、それぞれの広島の風景を描かれました。
作家さんによるピースアートでは体験型の催しが行われました。全部回れてはないですが、覗いてみたところを掲載。
miji華banaさんのブースではピースフラワーの作成とツヨャ唐ニ繋ぐ1000の約束プロジェクトが実施されてました。前者は参加型の献花、後者は動物達の命を救うための意識向上のため、動物への約束メッセージ&笑顔写真を募集されました。
はんこ屋Hononoさんでは幸せカルタを作成。カルタの題材となる小さな幸せを募集されました。
デザイナーのワタナベカズエさんによるリユースワークショップではスカーフやストールを再利用してヘアリボンの製作を実施、せっかくなので参加してみました。画像はその完成品。なお、男性の参加はワタシと他1名だけだったそうな…。
他にはたけちようこさんによる『さをり織り』、藤川稔さんによる『焼かない陶芸ワークショップ』、クワバラチヒロさんによる『似顔絵』、ミカGrandcafeによるスコーンの販売などがありました。
終盤になるとステージにちはるさん、さらさ、balconny、Eachメンバーが全員集まられ、テーマ曲『幸せはここにある』を大合唱されました。
昨年、被爆70年を迎えた広島ですが、時の流れはとどまる事はなく、本年で71年となりました。被爆体験者が高齢化で減少していくなか、次世代への継承が課題となっています。そういう事も踏まえ、EachFeelingsのイベントも毎年開催されており、少しでも平和への願い、平和を考える文化を育むべく試行錯誤が続いています。運営自体は苦労されてると思いますが、継続というのはとても大事なことです。
本年は米国のオバマ大統領が現職大統領としては初めて広島の平和記念公園を訪問されるという出来事がありました。もちろんそれでカタがついたわけでなく、まだ道半ばですが、核廃絶ならびに平和の社会の実現に向けての機運がわずかでも高まったら幸いです。まさに今回のイベントのテーマにあるように『新しい一歩を踏み出した』といえるでしょう。
それと、毎回書いてる気がしますが、平和というのは遠い世界の話ではありません。普段の日常生活にもつながっていく事なんですから。
出演者、参加されたみなさま、会場に足を運ばれたみなさま、暑い中おつかれさまでありました。
そうだ、上記に書いたmiji華banaさんでのピースフラワーですが、参加型の献花を募って(ワタシも参加)、完成されました。完成後、平和記念公園の慰霊碑へ手向けられたのでした。
この花輪のように、ひとりひとりが手を取り合って平和への輪をつないでいけたらと思います。引き続きこれからもずっと…。