sweet cafe@indigo liner(インディゴライナー)※3rd blog

いらっしゃいませ。カフェという名のブログです。
ごゆるりと御覧くださいませ。
掲載画像等の無断転用はダメですよ。

マツダとひろしまの100年(展示車両から)

2020年11月30日 | クルマネタ

ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通科学館)にて、10月8日から11月29日までの期間中、マツダとひろしまの100年と題した秋季企画展が開催されました。11月上旬に見に行ってきました。






マツダは1920年に東洋コルク工業として広島の地で創業開始されました。もともとは経営難だった個人経営のコルク製造業者の事業継続のため、メインバンクだった広島貯蓄銀行によって会社組織を立ち上げられたのが始まりでした。技術者ならびに実業家として名を馳せていた松田重次郎氏が取締役の一員として設立に参加、ならびに経営トップを担われることになりました(翌年、社長に就任)。
当初はコルク事業でしたが後年に機械事業を開始、それを機に東洋工業へ名称を変更。海軍工廠の製品生産から始まり、さらなる事業拡大ならびに安定した需要が見込める商品開発の一環で自動車の製造に挑戦されました。1931年に松田重次郎氏の苗字とゾロアスター教の最高神のアフラ・マズダーから命名された『マツダ』の名称のオート三輪が販売されました。これがマツダ車の始まりとなりました。
1951年に松田重次郎氏の息子の松田恒次氏が社長に就任、1950年代後半には4輪車の生産も本格化され車種ラインアップを拡大、1960年代にはロータリーエンジンを実用化され、世界的な自動車メーカーへと発展していきました。1984年には社名をブランド名と同じマツダに変更。2020年、つまり、本年で創立100周年を迎えられました。この100年間、創業地でもある広島と共に歩んで来られました。

今回の企画展は、1階では車両の展示、2階の特別展示室では写真や映像、資料などで100年の歩みを紹介されました。
我がブログ上では1階に展示した車両を紹介してみましょう。


【三輪トラックGDZA型、1955年】

マツダ車の原点ともいえる三輪トラックの一車種です。1954年にマツダの三輪トラックは全車種のモデルチェンジが行われ、2灯ヘッドライトや、えんじ色とグレーで構成されたツートンカラーなどで、マツダ三輪トラックのイメージを統一されました。現在は魂動デザインを展開されてるマツダですが、この頃からデザインへのこだわりが強かったといえるでしょう。当該車種は小型車にあたり、現在のラインナップでいえばボンゴトラックに近いャWションとなります。ちなみにこの個体は能美町の醤油店で使用されてたとのこと。

【ファミリアクーペ、1966年】

現在のMAZDA3のルーツといえる、マツダの主力小型車です。ファミリアは1963年に初代モデルが登場、バンからスタートし、1964年に乗用タイプのセダン、1965年にスペシャリティ志向のクーペをラインナップされました。この個体は1966年に東洋工業生産累計200万台を達成したときのゴールデンファミリアです。
なお、ファミリアの名称は2020年現在も商用バンとして健在です(トヨタプロボックスのOEM供給車)。

【コスモスポーツ、1968年】

マツダの歴史をたどるうえで、絶対に外すことの出来ない1台でしょう。1960年代前半、通産省主導による自動車メーカー再編構想(実際には廃案)の波が押し寄せてくる中で、当時社長だった松田恒次氏の強いリーダーシップのもと、新技術でもあるロータリーエンジン開発でブランドイメージを強化する戦略を展開されました。技術的課題はあったものの開発は成功し、1968年に初のロータリーエンジン搭載車のコスモスポーツが発売されました。高性能のエンジンと斬新なデザインで、一世を風靡されました。
1968年、西ドイツのニュルブルクリンクで開催されたマラソン・デ・ラ・ルート84時間に出場、過酷なレースながら総合4位に入賞されました。展示された個体は、マラソン・デ・ラ・ルート仕様のレプリカです。

【コスモL、1977年】

上記コスモスポーツの名を引き継いで、1975年に高級スペシャリティカーの2代目コスモが登場、当時の排ガス規制をクリアしたパワフルなロータリーエンジンと(レシプロエンジンもあり)、スペシャリティな内外装デザインで好評を博しました。今回展示されたコスモLは1977年に追加されたバリエーションで、屋根をレザー化、つまり、ランドートップ化されました。ランドートップとは高級馬車の折りたたみ屋根が語源となっています。コスモの中でも高級志向のモデルだったことが窺えます。

【RX-500、1970年】

これは市販車ではなく、1970年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカーです。FRPなどのプラスチックで作られた車体、ガルウイングドア、ミッドシップレイアウトに搭載されたロータリーエンジン、4輪ともベンチレーテッドディスクと4ポッドキャリパーを採用したブレーキなど、本格的なスポーツカーとして開発されました。1970年代後半からマツダ内で静態保存されていましたが、2008年に修復されました。なお、車体色は最初はグリーン、次はイエロー、さらに次はシルバーに順次塗り替えられ、現在に至ります。

【RX-8ハイドロジェンRE、2006年】

水素を燃料とするロータリーエンジン車で、RX-8に搭載されて2006年に広島県と広島市にリース販売されました。水素を燃料とするため、排ガスをほとんど発生しないのが特徴です。また、水素だけでなくガソリンエンジンとしても使用可能であります。
ただ、最近は水素ロータリーの開発に関する話を聞かなくなってしまっており、水素ロータリーの将来はいかに…?

【デミオSKYACTIV、2011年】

デミオの先代モデル(3代目)は2007年に登場、2011年にマイナーチェンジされ後期型に移行されましたが、このタイミングでSKYACTIV TECHNOLOGYの一環でもある新開発のガソリンエンジン、SKYACTIV-Gを初めて実用化されました。詳しい説明は割愛しますが、圧縮比を大幅に高めることで熱効率を改善し、燃費を大幅に向上されました。当時の10・15モード燃費でリッター30キロのカタログ燃費を達成されました。その後登場した新型車にも順次SKYACTIV TECHNOLOGYを展開されていきました。
なお、デミオは2014年に4代目へモデルチェンジされますが、2019年よりグローバル名と同じMAZDA2へ名称が変更されました。


なお、特別展示室は撮影禁止だったため、展示物等の画像はありません。その代わり、写真画像や解説がまとめられたパンフレットを、見学終了後に配布されたので頂戴しました。






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10月~11月上旬の撮影分から

2020年11月16日 | バスネタ

最近撮影したバスネタから出題します。


まずは最近登場した車両からひとつ。

広島電鉄のエアポートリムジンに新車が導入されました。
広島200か2682、日野セレガ、2020年式、05507。

広島市内と広島空港を結ぶ当路線の専用車としては、初の車椅子対応のリフト付き車であります。これにより車椅子のままでの乗車が可能となりました。なお、リフト使用にあたっては予約が必要になるので、固定ダイヤでの運行となります。
なお、ミッションはMTかと思われます。


参考までに、リフトなしの通常のセレガを掲載。同じく広島電鉄の車両から。

比べてみると、車体側面のパネルの開口部や形状に差異があるのが確認できるかと思います。


以下、随分前に導入されながら撮影出来る機会がなく、ようやく捕獲した車両から。


中国ジェイアールバス
広島200か2640、三菱ふそうエアロスター、2020年式、534-9974。


広島200か2641、三菱ふそうエアロスター、2020年式、534-9975。


めいぷる~ぷ用の大型車が3月に2台増備されたのですが、気の毒なことにコロナウイルス感染拡大の時期と重なってしまいました。観光客の減少で輸送人員が大幅に低下し、持て余す羽目になってしまったのは遺憾だった事でしょう。後に路線自体も運休になってしまいました。現在は減便ダイヤながら運行再開されており、当該車両はブルールートで運行されてるのを見かけます。


広島交通
広島200か2626、日野ポンチョ、2008年式、926-81。

昨年末~今年初頭にかけてャ塔`ョの移籍車が3台立て続けに導入されました。3台目となる当該車両は、なかなか捕獲出来なかったのですが、秋に入ってようやく捕獲に至りました。元はフジエクスプレスとのこと。


エイチディー西広島
広島200か2319、日野メルファ、2017年式、80063。

ボンバス唯一の観光貸切車で、2017年夏にメルファに代替されたのですが、どういうわけか撮影の機会に恵まれず、捕獲するのに3年以上かかってしまいました。夜暗いところながら半ば強引に撮影。




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Love Letter Vol.3

2020年11月09日 | Live(ポップ/歌謡系)

1週間以上経過してしまいましたが、11月1日に流川教会(広島市中区上幟町)にて、
Mebius チャペルワンマンライブ Love Letter Vol.3
が開催されたので拝見しに、そして、彼女たちにお会いしに行きました。
流川教会でのライブは今回で3回目となりました。



出演者は以下のとおり。

Mebius:岡田真実(Vo、Pf)、岡田賀江(Vo、Gt)
サポートメンバー:渡辺祐平(B)、折田新(Perc)

礼拝堂のステージです。


なお、撮影禁止のため、公演中の画像はありません。


Mebiusのおふたり、つまり、マミさんとノリエさんにとってかなり久しぶりのワンマンライブでした。コロナウイルス感染拡大の影響で音楽活動が出来ない状態が続いてしまい、音楽家にとっては死活問題でもあり試練の日々でもありました。収束したわけではないものの、落ち着きを見せてきたこともあり、ワンマンライブが久しぶりに企画されました。開催にあたっては現状で考えられる感染対策が施されました。


そして、夕刻からスタート。教会の礼拝堂という、たくさんの人たちの想いが集う神聖な場所でライブが行われました。
久しぶりにお会いしたマミさんとノリエさん、姉妹ならではの息のあった爽快なハーモニー、ピアノとギターによる繊細なメロディで、さまざまな色彩のラブソングを披露されました。サポートで参加されたナベさんと折田さんのお力添えもあり、より演奏は洗練されていきました。
楽曲は『ラブレター』『♯33』『カメレオンナ』『ここにいるから』『メロディ』など既存曲に加え、新曲やカバーを織り交ぜて選曲されました。長い音楽活動や人生経験、人とのめぐりあいによって生まれた珠玉の作品たちを、ひとつひとつ言葉を紡ぎながら、この場所に集まった人たちに心を込めてお届けされました。

前述のとおり、なかなか音楽活動が出来ない日々が続いていましたが、久しぶりにワンマンライブとあって、彼女たちもお客さんも「待ってました!」と言わんばかりに、みなさんとても活き活きされてました。音楽を聞く楽しみ、音楽をお届けする楽しみを改めて実感されると共に、生演奏だからこそ伝わる反応や空気感を、ここに集まったみなさんで楽しまれました。


公演終了後は久しぶりにマミさんとノリエさんに、少しながらご挨拶。応援されてるファンのみなさんとの触れ合いを最後まで楽しまれてました。

わずかな時間ながら、本当にありがたいひとときでありました。また、お会い出来る機会が訪れればと思います。先日はおつかれさんでした。


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安来市広域生活バス

2020年11月07日 | バスネタ

先日、島根県松江市に行った際に、さらに東へ足を延ばして安来市へ行ってみました。ここでは安来市広域生活バスを取り上げてみましょう。


(安来駅前にて)


もともとこの一帯は一畑バス(運行当時は一畑電気鉄道からの分社化前)が路線を展開してましたが、2000年3月末を以って撤退、翌2000年4月より当時の安来市と広瀬町と伯太町による一部事務組合によって広域生活バスの運行が開始されました。路線は安来市、広瀬町、伯太町にとどまらず、一畑バスの路線を引き継ぐという性質上、県境を越えて鳥取県米子市まで乗り入れされます。なお、後年に広瀬町と伯太町は安来市に合併されました。
運行形態ですが、自家用バスによる有償運行となります(80条バス)。
車体色が黄色いことからイエローバスの通称で親しまれています。

わずかな時間ながら、撮影してみたので掲載してみましょう。
自家用の白ナンバーとなりますが、公的な有償運行車両ゆえに隠す必要性は乏しいため、ナンバープレートの画像処理はしていません。
車両は小型がほとんどですが、中型も在籍します。

島根200さ669、日野リエッセ。


島根200さ850、日野リエッセⅡ。


島根200さ899、三菱ふそうローザ。


島根200さ902、三菱ふそうローザ。


島根200さ1177、日野リエッセⅡ。


島根200は181、日野ポンチョ。


島根200は236、いすゞエルガミオ。





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また山陰のバスネタ(松江編)

2020年11月03日 | バスネタ

また島根県をウロウロしてみることに。約1年ぶりに松江市へ行ってみました、撮影したバスネタを載せてみましょう。

【一畑バス】

島根200か848、いすゞエルガミオ、2020年式、8446。


島根200か850、いすゞエルガミオ、2020年式、8447。


島根200か851、いすゞエルガミオ、2020年式、8448。


以上3台、本年導入された新車で、松江市内の路線をフル稼働してました。

島根200か809、いすゞエルガミオ、2019年式、

こちらは昨年導入された車両です。

島根200か791、日野セレガ、2018年式、6004。

2018年に隠岐汽船接続の境港線に導入された車両で、新たに宣伝ラッピングが施されました。

出雲210あ819、いすゞガーラ、2019年式、8443。

くにびき号(出雲・松江⇔大阪)の高速車で、本年4月より出雲市内で交付が開始された出雲ナンバーに変更されました。元は島根200か819。プレートはご当地特別仕様。


古参車も併せて掲載。

島根22き1795、いすゞジャーニーK LR、1995年式、8289。

先代エルガミオよりさらに一世代前のKC-代のLR、まとまった数をまだまだ見かけます。

島根22き1858、いすゞLR、1996年式、8306。

同じLRでも、ひとつ上に掲載したのはいすゞ純正のボディですが、こちらは西日本車体工業製(58MC)。



【松江一畑交通】

島根200か329、いすゞガーラ、2007年式。

元々は一畑バスの高速車でしたが、同じ一畑グループの松江一畑交通へ移籍。出雲空港連絡バスとして運用されています。


【松江市交通局】

島根230あ90、日野レインボー、2019年式。

松江市交通局90周年を記念して登場した旧カラーの復刻車であります。

島根200か833、日野レインボー、2019年式。


島根200か835、日野レインボー、2019年式。

以上2台、こちらは通常カラーとなります(833は広告ラッピングですが)。上に載せた復刻カラーと同時に昨年導入されています。834もいるはずですが、この日は見かけず。

古参車も併せて掲載。
島根22き1865、三菱ふそうエアロミディMK、1997年式。

かつては松江市交通局は三菱ふそうがメインで、エアロミディは主力車だったんですが、あっという間に数が減少しています…。


【日ノ丸ハイヤー】

鳥取200か753、三菱ふそうエアロバス。

米子空港連絡バスです。千葉交通からの移籍車です。いつの間にかゲゲゲの鬼太郎のラッピングが施されました。これは夜見たら怖そうな気が。


そういえば、松江市内は日ノ丸自動車も米子⇔松江線で乗り入れしてましたが、10月を以って路線廃止となり、高速バスは別にしても松江市内で同社の一般路線バスを見かけなくなりました…。
なお、当該路線が廃止されると旧東出雲町地区から路線バスがなくなってしまうめ、安来市広域生活バスが安来⇔竹矢の路線を運行開始され(竹矢で松江市交通局の松江駅行きのバスに接続)、一畑バスが荒島⇔松江の路線を運行開始されました(安来市内の乗り入れ復活です)。


【中鉄バス】

岡山200か1721、三菱ふそうエアロバス、2002年式、2028。

ももたろうエクスプレス(岡山⇔米子・松江・出雲)で、松江に姿を現しました。両備バスからの移籍車のようです。


広島と松江の往復はグランドアロー号を利用しました。往復とも広島電鉄の便に乗車しました。

往路は。
広島200か2047、三菱ふそうエアロエース、2015年式、29699。


復路は。
広島200か2405、三菱ふそうエアロエース、2018年式、29703。






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