これは昨日出した写真ですが、客室と通路の間の仕切りが通路側に傾いています。
欧州のコンパートメントや寝台車には出やすい欠点ですが、解決できるのに放置するわけにはいきませんので残業となりました。
こんな具合に傾いています。
設計者はきちっと設計したつもりでしょうが、プラスチックの成型品は必ずバリや湯口があり、余裕を見て設計しなければ必ず起きる問題です。
設計が拙かったという事です。
仕切を外します。
1両だけどうやっても仕切りが外せないものがありましたのでその作業抜きで瞬間接着剤で固定しました。
「力まかせ」です。
初めの頃注目したのは椅子の側のバリです。
ブライト2000(←私のやつは持ち手に「900」の文字が見えます。ブライト900なのか?)の中目でバリバリ削ります。
実はこの原因はあまり大きくなく、仕切ごと反対側に向かって力を加えれば多少効果はありました。
椅子が上から取付られているということ自体に僅かな左右の余裕があったのです。
椅子などにゴム系接着剤を付けて仕切りを接着してしまい、さらに隙間に瞬間接着剤を流し込みました。
ゴムがかかっていないところは瞬間接着剤による補強ポイントです。
まっすぐ立ってくれました。
これは実は1両目です。
整形時の問題と組み立て者の資質のばらつき七日(イモンは「なのか」が好きですが、七日に変換しても今後は修正しません。 アップルの馬鹿な変換に時間を取られるのは我慢なりません)一両ずつ別々の問題点を抱えています。
最初の一両は仕切板にバリがあまりありませんでした。
その後はそんな車はあまりありません。
バリが激しいという事です。
この二両目はそれをヤスリ(中目だが細身のもの)で削ったのですが、削ったところの傷が目立ちます。
つまり、仕切は透明な成形材で出来ており、壁の色とドアの色はタンポ印刷で印刷されています。
拙いことに成形後に押し出すピンがたくさんあり、そこが凡ゆる凸凹の宝庫で、その「凸凹側」に印刷されているのです。
ダメですね。
「凹凸やバリのある側に印刷」というところがアウトです。
凹凸や激しいバリのところは修正前から印刷が欠けてしまってお粗末です。
別の車両では印刷してすぐに組み立てたのか?仕切を固定するための爪のところが全部剥がれてきてしまっています。
バリを詰め先で目立たないように取り去る工夫などで対処所ます。
次々と難題が発生します。
概して爪の側に印刷が剥がれ残る傾向です。
室内色を作ることにしました。
ここにはデザートイエローが写っていますが、実際に使ったのは「フラットホワイト」「フラットフレッシュ」「フラットイエロー」と“爪の先“程の「黒」でした。
TAMIYAのエナメルのフラットホワイトは他色のエナメルより薄いですから混ぜる時は「ご注意!」です。
完璧な仕事ができました。
完璧さが欠けるのは、写真を一枚も撮っていないことです。
実は「ムカッとした時に写真に撮って自らを鎮める」という事だったことに今気がつきました。
A5r(半室バー+コンパートメント5室)も作業します。
修正の仕方も
どんどん大胆になっていきます。
が不思議なことに写真は全く撮っていません。
思い出したくない程の辛い作業だったので早く終わりたかったのでした。
この客車の収納の仕方も開眼しました。
透明なビニール?が客車を1.6回回るほどの縦幅ですが、屋根で重ねてラストの所を車輪にして、両手で車輪を押さえながら枠の中に入れるのです。
(もちろん上を向けるのは一重しか掛かっていない側です)
とはいえ、ウレタン(スポンジ)ですからこの箱に入れておくことはできません。 IMONの編成箱に移し替える事は必須です。
ラベルの貼り方が雑ですが、一箱ぐらい記念に取っておいてあとは全て捨てることになります。