明日は健康診断です。
(本当に健康診断なんです)
じゃなくて、明日はEF56特製品発売です。
減量の書き込みを割り込ませたので今夜第二弾の書き込みです。
EF56
そう!
EF56はEF53にSGを搭載して暖房車を不要とした機関車です。
SG搭載の都合からパンタ位置を煙突から離して中央寄りにずらせた不思議な形態をしています。
日本ではSGを搭載した初めての機関車です。 それ以外はEF53同等の機関車です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/9d/bd5cc56d52707d56e73a8ff84b7ab730.jpg)
試作状態でC5711と並んだところです。
パンタは新開発のIMON製です。
これは試しに塗装した新型パンタを搭載して見せた状態なのです・・・・この時はまだ一基しか有りませんが。
一次形は1937年製
(1~7号機)で丸みを帯びた車体。
二次形は1940年製
(8~12号機)は角張った車体で先台車が外側軸受方式に変更されています。
13号機として製作されていた車両は出力増強型の電動機を装備したためEF57形
(EF57 1)として落成しています・・・C5563、64がC57として落成したのと同じですね。
昭和27年6月、サンフランシスコ条約発効を伊勢神宮へ奉告するお召列車が運転されました。
当時の決りで暖房車を連結する必要がありましたが、使える暖房車が無いためお召し専用機
(EF53 16)ではなくEF56を使うことになりました。
その時状態が良い6・7号機が指定され、6号機が本務、7号機が予備だったのです。
この時に側面エアフィルターを増設、屋根上ベンチレーターの増設が行われました。
そして6号機は端から2つめの窓位置を移設し、7号機は車体下の排気口が廃止された様です。
模型は昭和50年までEF57と共に上野口で最後の活躍をしていた40年代のEF56 6・EF56 7です。
EF57は電気暖房化されて東北本線の客車列車、夜行急行に活躍しましたがEF56はSGでしたので荷物列車の牽引が主でした。
(電気暖房が無関係になる夏の臨時急行には時々使われていたことはご存知かと思います)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/23/69307f85be77b7cd9e8e366923fc4baa.jpg)
6号機と7号機の外観の相違で一番目立つのは車体下にある大きな排気口の在る無しが一番です。
他にその「移設」が為されたという2番目の窓の大きさや位置、増設されたエアフィルターの微妙な位置の差も有る様です。
微妙なところでは本務機と予備機の差なのか乗務員名札入れの人数が違うとか・・・
表記類は両機の資料を調べて夫々正確なものを制作して転写してあります。
ナンバープレートもきっちり作った筈です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/43/a63d9aa0fad0214ca7af22f428b0a9d0.jpg)
一番の見どころはパンタグラフ!
FABのキットをベースに特製品化するにあたり、Jパンタシリーズの新型パンタの手法で
(かつてEF58に搭載した)PS-14を改良して製作・搭載しました。
X字にクロスしている部分の中央部の継手を表現しているのが見えるでしょうか。
EF566の末期は集電舟の1エンド寄り前側片方ががホーン式になったようですが
また、動力装置はワールド工芸系としては定評のあるモーター軸が線路方向に向いて搭載される方式の「そのまま」ですが、若干ウェイトを補重してあります。
特製品、それはいつもそうなりがちですが、これはかなり力が入った特製品です。
(買ってくださいと言えるほど作れていないのが残念です)