Mr.ロンバルディー

2013-09-30 | 鉄道模型ではない仕事
20~30年振りに昔の取引先、もっと言うならば仲間であるピエール・ルイジ・ロンバルディーと会いました。

ロンバルディーさんの来日は3年振りだそうです。


場所は六本木、ホテルアイビス13階“リストランテ・ロマーナ・サバティーニ”です。




㈱インテリア井門は輸入家具を旗印に1972年に渋谷で創業しました。


当初は北欧からの輸入が中心でした。 主にダイニング家具です。

1976年夏、私の初めてのヨーロッパでの撮影旅行はスイスのメーターゲージから始まり、西独ライネ等、東独には長期滞在、ポーランドに結構長く滞在した後相方の増田泉さんと別れ、ワルシャワからポーランド航空のツポレフ134でデンマーク・コペンハーゲンに飛び社員と合流、家具の買い付けに参加してスウェーデン経由で帰国しています。

私が大学二年生19歳の時です。 (買い付けに参加はこの時が初めてではありません)

70年代後半からはリビング家具を中心にイタリアからの輸入が爆発的に増えました。

その立役者がイタリア家具の商社『イタルプログラム』です。

ピエール・ルイジ・ロンバルディーはその70年代後半からその『イタプロ』で我々インテリア井門担当でした。

やがてそのイタプロの面々がエンツォ・ロージーさんを中心としてイタプロから独立し『イタルコム』となってから更に取引が拡大しました。

ロンバルディーさん、ザンボンさん、ジーノ・タラビニといった面々と日本でもしょっちゅう、イタリアでもしょっちゅう顔を合わせて仕事をし、旅行をしました。

インテリア井門の家具輸入も40ftコンテナで20~30本/年程度で継続していました。

当時叔父がイタリアやフランスのブランド物の並行輸入をしていたのでミラノに部屋を借りて車(アルファロメオ/アルフェッタ・・・キャブレターはウェーバー)も所有していた時代です。



その時代(日本でですが)ロンバルディーさんと食事をしていた時、質問しました。

「貴方はパスタのブランドは何が良いと思うか?」

丁度ブイトーニがTVCMを盛んに流し、バリラも入り始め、IMONのグループ会社で営業していたスパゲッティ店ではスピガドーロを使っていたように思います。

ロンバルディーの答えは「言い方」も含めて非常に印象的でした。

一言

    「ディチェコ・・・」 

と言いました。

あの紀ノ国屋でずらっと並んでいるあれか!そりゃそうだよね。 と思いました。

その話をディチェコの製品も使っているサバティーニで話したのが2週間ほど前です。

「ロンバルディー」という名前に反応したのがサバティーニの店員さんです。




「井門さん、ロンバルディーをご存知なんですか?」

「はい」   (昔の盟友だが何十年も会っていません)

「ロンバルディーさんは私共の店によく来ましたが、家具の仕事が終わってイタリアに帰りました。 また来ますよ」



そこで「来店したら必ず連絡するように言ってください」と言って名刺を店に置いておいたのが今回の再会に繋がりました。


「お店にお任せ」のカプレーゼ。


「ロンバルディーにお任せ」のパスタ。

日本を代表するイタリアレストラン“ローマ・サバティーニ”ですが、10年ほど前に別資本に売却され、青山の本店(リストランテ及びピッツェリア改めトラットリア/サバティーニ)はすっかり変わってしまいました。


昔は

「今日どこ行く?」

「ワンパはどう?」

「うん、ワンパでいいや」

で‘ワンパ’(ピッツェリア)ばかり行っていた私と相方ですが、最近では5年に一度位しか行きません。

その時、たまたま残っていた店員さんが我々を覚えていて「原田さんは六本木に居ますよ」と教えてくれたのです。

そんな事から「1.5回/週」程度の頻度でサバティーニに行く様になって1か月が過ぎたところです。


ピエール・ルイジ・ロンバルディーは元々は家具屋ではありません。 ピアノとフルートの奏者です。

この『カサノバ・セット』の前列右がロンバルディーさんです。

奥様は日本人で、日本語を覚え、日本で働き、年金は日本で日本円で貰っています。

しかし、住んでいるのはイタリアです。

物価が安く、高齢者医療が無料なのだそうです。

しかし昔の仲間が居ないのがイタリアの問題点だそうです。



サバティーニとロンバルディーの関係は、今は亡き渋谷店でザンボンさん(ヒデとロザンナの、ロザンナのお兄さん・・・交通事故で故人)とともに演奏していた時期があることです。

ロージー(エンツォ・ローズィー)さんも癌で亡くなったそうです。

口数は少ないが素晴らしい深みのある一言をぽつりと呟くロンバルディー、
味には物凄くこだわりが強いロンバルディー、

イタリア旅行中に聞いた彼の言葉で印象的だったのは

「ロンバルディア地方は食べ物が美味しくないよ」

です。

ロンバルディア地方とは「ミラノ」の事です。

「猛烈に味にウルサイ」ロンバルディーとして、ロンバルディアの料理が美味しくない事は我慢がならないことだったのに違いありません。




ロンバルディーも現在76歳。

イタリア在住。

でもまた会って昔話が出来る事を期待いたします。

「元気でね!ロンバルディー!!」







C55流線形キット(8)流線形カバー②

2013-09-25 | 鉄道模型
粛々と進行しています。

フロントデッキは何とか仕上がりました。

楽に組んでやろうと企むのですが、これまでにも何回か上手く行かず「手が熱い」思いをして修正しました。
フロントデッキも手こずったもののひとつです。

裏から見た姿です。
意外に(4対ある)ステップが上手く固定されて居なかった例が有り(2カ所)苦労しました。

フロントデッキを台枠にネジ止めしてみて側板との‘合い’をチェックしてみます。

組み合わせてみて実物の写真と見比べます。

すると、とんでもない拙いところを発見しました。

紙は珊瑚の組立説明書です。
(ステップの取付足は現実には三角形の長辺のほぼ中央に、長辺に対して直角に付いていますのでこの説明書は全然違います)
この説明書の‘8’と‘9’を見て、形から見て‘8’は小さいステップ‘9’は大きなステップと見てしまい、この写真の様に大きなステップが下(前)寄り、小さいステップが上(後)寄りに組み立ててしまいました。

ところが実物写真では上が大きいのです。

説明書の部品表を見ると‘9’は“ステップ”‘8’は“ステップ大”とあります。

思い込みで間違ってしまいましたので修正します、付け換えます。

万力で押さえて半田を解かして付け替えました。

残念ながら元の状態と比べるとかなり汚い・・・・残念です。

ボイラー上カバーにハンドレールを取り付けます。

ハンドレールノブはロストワックスです。 普通はロストです。 頭も小さく出来は悪くないです。

(飛ばしてしまったときの予備が全く無いのは怖いです)

取付部の太さをノギスで測って見てびっくり!0.6㎜です。

ボイラーカバーの穴は径0.8mmだったので、開け直した穴も0.8mmです↓。


取付部が径0.7mmだから0.8mmの穴なのかと思っていました。

0.8mmの穴に0.6mmの足を差し込む? 太平洋にゴボウでは?

それでよいのなら↓これを使いたかったです。


「日本工芸技術の華」といえる‘正確’‘精巧’なパーツを『目立つ』流線形蒸機に使いたかった。

(これに付け換えることを忘れてさっさと穴を開けてしまった私が悪い、また足の太さが同じと判っても明日の関西合運に持っていく事を優先した私も悪いです)

汽車、日立製のハンドレール位置から川車製のハンドレール位置に移動したのでハンドレールの曲げ方を変えなければなりません。

手前側が川車のカーブに直したモノです。

取付足の部分をキサゲ刷毛で磨いて半田が流れて馴染みやすくなるように工夫してから切り落とします。

大雑把な位置決め。

半田付け用の最終位置決め。 (まだ半田用マスキングテープ入手前です)

半田付けしたところです。 (拡大できます)

反対側のハンドレールにノブを通します。

半田付けしました。

こんどは汽笛を付けます。 実物写真を見るとハンドレールは汽笛取付足に当っている感じです。

結構浮いているのです。

愚痴を言えばIMONの挽物高サ1.4mmにしておけばハンドレール高サも微妙に低くて更に全体に具合が良かったかもしれません。

棄てないで置いてあった洋白の端材・・・・エッチング抜きのデフ裏補強部の保護用端材を使います。

端材を切って幅1.75mmに削り、勘で切って丸めて汽笛の足に巻き付けます。

汽笛の足が来る部分のハンドレールを切り落として置きます。

付けました。 もう少しキサゲしなくちゃいけませんね。

こんな感じ。

吊るしタコ抜きでボイラーの上に置いてみます。

こんな感じですね。

久しぶりに位置決め用の真鍮棒を通して吊るしタコを置いてみます。

当る部分をバリバリ削るつもりです。

バリバリ削ります。 助士席側は給水ポンプの頂部を僅かに削るだけでOKですが、

機関士側は当然複式コンプレッサーが大幅に削られる事になります。

(下に落ちている削り屑の量が物語っています)

メンディングテープが行方不明なので塗装用のマスキングテープで真鍮棒を固定します。

ところで、中央とキャブ寄りの吊るしタコを前後間違えています・・・・慌てているのです・・・・明日が関西合運だからですね・・・・間違えた組立・・・・上カバーが少し浮き気味で関西合運に持って行ってしまいました。

というわけで一寸浮いていますが・・・

この状態で関西合運に持っていきました。

ボイラー上カバーの最上部後端の部分がちょっと伸びていますね。

ここはキャブ前面上端が丸くなければならないはずです。

キャブ屋根の前縁の斜めになる部分にRはありますが、それより5~10倍程度Rが大きくなければならない感じがします。

このキットを設計した人はそう意識したはずですが、説明書にはキャブ屋根の前面とキャブ前面のどちらが上カバーと当るのか?どちらが前に来るのかも書かれていません。



設計者と説明書製作者が別で、説明書製作者は設計者の意図を全然判っていないと推理します。

設計は並々ならぬ素晴しい精度で出来ているのではないかとの思いが頭をもたげてきました。

次の組立レポートではその辺りの挑戦が始まります。 (全然駄目かもしれませんが)

輪ゴムでくくって大阪行き、キャブ屋根は載せてみただけ・・・この辺のパーツはみんな置いていきました。

合運から帰ってきました。 吊るしタコの前後が間違っていたことを発見、恥ずかしいです。

キャブ前面を置いてみます。

素直に組まない井門は作戦を練りながら今日は寝ます。

お休みなさいませ・・・





2013ST-ON同窓会

2013-09-24 | ノンジャンル
今年も季節がやってきて渋谷ストリートオーディションの同窓会が開かれました。

今年は29周年です。



思えば付き合いの長い面々ばかり、最短の人でもまるまる27年ですね。

目尻が下がりっぱなしでスミマセン m(_ _)m






2013中高大ラグビー部

2013-09-23 | ラグビー
先週台風で試合が順延となり、昨日は学習院ラグビーにとって中等科、高等科、大学という3校全部に公式戦が有りました。

特に高等科は負ければ今シーズンは御仕舞いというトーナメントで、相手は成蹊という因縁浅からぬ相手でもあり、強敵過ぎる相手です。

まずは中等科の試合から見に行きます。

グラウンドは“けんぽグラウンド”大宮です。

初めて行くグラウンドです。

http://www.tokyokenpo.jp/tizu.htm

荒川の堤防の川側で恐るべき大きなグラウンド群、番号で言って61+α有ります。

大宮駅から新大宮バイパスを越えて行かなくてはならない遠い遠いグラウンドでした。


天然芝のグラウンドです。 学習院中等科は今年は2部に出場しています。

相手は「聖学院+芝浦工大付属中」合同チームです。


学習院、学習院、聖学院+芝浦工大、と得点して10-7と拮抗しています。


学習院トライ! 15-7


前半接戦ながらリードして折り返します。


ハーフタイム


後半も拮抗した試合という感じで始まりました。


後半最初の得点は学習院!


押し込まれて嫌な雰囲気が続きます。


ターンオーバーしたボールを運びます。

この走り↑がこの試合を完全に決するプレーだった様に思います。


激しい肉弾戦が続きますが


徐々に点差を広げて


終わってみれ余裕の戦いぶりでした。


時折突破を許したものの


最後のゴールキックは決まりノーサイド。


敵味方全員が手を合わせます。

学習院中等科は予選リーグ連勝で決勝トーナメント進出を決めました。


研修試合です。 学習院B対国学院久我山Cです。


1~2年生による試合です。

我家の4男慧士朗も出ています。


フォワードは国学院久我山の姿勢の低さが素晴らしい! 特に初めの頃次々オーバーされて球を奪われます。


そして決定力のあるバックス! 両者にラグビースクールで鍛えられた選手が居るのですが組織としては差が有ります。


それでも時折連続攻撃を仕掛けます。


個人の力に差が有り一方的と言ってよい内容ですが、洗練された久我山ラグビーらしさはまだ見られません。 まだポジションが固定されていないようです。


後半には1トライを返すことが出来ました。

素晴らしく練習になる相手です。 また研修試合の相手をさせてもらえれば嬉しいです。

大宮から湘南新宿ラインと中央線を乗り継いで吉祥寺へ、タクシーで成蹊学園グラウンドへ。


高等科の試合は前半が終了していました。 ハーフタイムです。

前半、最初の15分ほどは膠着状態でしたが最初のトライを献上してから徐々に得点を許し0-28とリードされています。

今年の学習院高等科は単独チームで出場ですが、3年生は1人。2年生が3人、1年生が11人という若すぎるチームです。

我家の3男紘之進も出場、負ければ今シーズン終了、3年生は引退という試合を戦います。


昨シーズンから今年の夏合宿まで合同チームを組んでいた学校の女子マネージャーが応援に来てくれました。

「ガンバってー!」 の声に力付けられます.


学習院も有望な選手を多彩に抱えていますが、如何せん1年生ですからまだまだ力の差が有ります。


しかし、単独チームとなって二段縞のジャージーを着られたのは幸せです。


数少ない上級生はFWに、唯一の3年生仁部君は‘快速’‘強力’な素晴らしいセンター、バックスの選手ですがプロップで組むしか無いのが現在のチームの苦境を示しています。


15人対15人では力の差があります。


マイボールをキープして


攻め込みますがもう一歩です。


0-68で


敗れました。


味方応援団に礼、今シーズンは終了、3年生は引退です。


男子校学習院高等科には勇気百倍の女子マネ応援!本当にありがたかったです。


円陣を組んで


高等科ラグビー部引退時の恒例、記念写真です。


先生方も入って


そして肩を組んで写真に写りました。

2男竜之助の所属する大学ラグビー部は15:00から武蔵大学朝霞グラウンドで試合でした。

http://www.gakushuin-rugby.com/match/detail.php?id=143&y=2013&u=1379864386

幸いにも開幕連勝です。 尾崎朗と田中杜尚が復帰、津田琢朗も本来のポジションに戻ってくれば戦力は相当なものになります。
今季の優勝、入替戦勝利=来季のA昇格目指して準備は整いつつあります。








2013鉄道模型大集合 IN OSAKA

2013-09-22 | 鉄道模型
本日(と言ってももう日曜日になっていますが・・・)関西合運に行ってきました。

今年は第22回になるようです。




模型を持って、五反田工房に預けてある【北斗星】編成も受け取って、


品川から新幹線です。


大崎


富士山


お弁当は


鶏照焼き重


ナカナカのボリュームで美味しかった。


名古屋を過ぎ


伊吹山を過ぎ、


京都からは


500円払って丹波橋まで特急に乗ったお蔭で


一本早い京阪特急に乗れて (京都競馬場の淀)


枚方市に到着。 10分得しました。


交野線私市行


いわふね自然の森スポーツ・文化センター


わが出来掛けのC55流線型もHOJCの競作の棚の端に到着! (C5343の左手前)

珊瑚のC55流線形発売が原因となってHOJCの流線型っぽいものの競作がスタートしたのに此処に初めて珊瑚のC55流線登場で光栄ですぅ。

(原嶋さんの方が遥かに進んでいるようですが、この時点ではまだ到着していません)


森井さんの見事なC5343。 競作が流線型になったために急遽ラインナップに加わるC53流線形です。


HOJC


浅本さんのマスターピースEF81に牽かれて走る【北斗星】です。


昨日発売のC579が牽くプラ貨車中心の貨物列車。


日本トロリーモデルクラブ


日本トロリーモデルクラブ


日本トロリーモデルクラブ


日本トロリーモデルクラブ


鉄道模型交友会


鉄道模型交友会


鉄道模型交友会 安田幸生さんとの思い出コーナー


撮影中


脱線会


脱線会


関西鉄道模型クラブ


関西鉄道模型クラブ


京都トンネル倶楽部


ゼネラルトレインズクラブ


13ミリゲージ同好会


鉄道模型同好会どうりん


鉄道模型同好会どうりん


GTC高田さんのIMONのJパンタ新製品PT48を使ってもらった京阪7200系


ISカプラーを愛用頂いております。


JORC関西


JORC関西


これから記念写真です。 (まだ揃っていません)


集合写真撮影後はスケジュールや注意事項の伝達。


“どうりん”メンバーによる競作


京都隧道倶楽部メンバーによる競作


懇親会会場準備中。


懇親会の料理。


こちらも


すみません、充分頂きました!!ご馳走様です。


大久保さんの発声による


乾杯です。


名人級モデラーが料理提供側に参戦! おでんやステーキ、てんぷらなど・・・・


今年も外に会場が・・・


私は寂しく帰ります。


京都駅・・・これまた寂しい雰囲気が盛り上がります。


最終の1本前に乗って帰りました。

関東からも大勢が来ていてその面ではなかなかの盛り上がりですが、使わせていただいている公共施設側の状況がだんだん余裕がなくなってきている様で心配です。