ラグビー中等科 駒九小連合戦

2011-04-30 | ラグビー

春季都大会2試合目の相手は駒場東邦中・九段中・小石川中連合です。

ラグビーは人数が必要なスポーツで、ハードでもあるので人数不足、連合チームがどうして多くなります。

しかし連合チームは手強いこともままあります。

昨年秋には麻布中、開成中とも単独校相手には70点取って大勝した学習院ですが、メンバー入れ替わったとは言え数ヶ月後の冬1月、麻布・開成連合チームにダブルスコア位で敗れています。

この日、また私は遅刻しました。

言い訳をすれば小田急が「節電を隠れ蓑にした経費節減策」で多摩急行を運転していないからです。

キックオフは12:40だったと思われます。

グランドに到着した瞬間トライを奪われました。


学習院 0-7 駒九小連合 です。


8番(左ウィング)が突破を図ります。


抜けるか。


結局捕まって相手ボールスクラムになります。


相手の8番が勝負に出ます。 味方8番が追います。


この地点で捕まえます。


奪ったボールを4番が突破を図りますが、味方援護無く3人に囲まれボールを奪われます。


また一本取られました。


ど真ん中ですからゴール成功。

学習院 0-14駒九小連合


ボール争奪戦


中央突破を図る味方ウィング。


抜けた!


こうなれば誰も追いつけません。


ゴールキックは学校にゴールポストがないので練習出来無い事に加え、経験不足で失敗です。

学習院 5-14駒九小連合


敵モール


味方6番SH(スクラムハーフ)が拾って走ります。


トライ! ゴールは失敗

学習院10-14駒九小連合


味方5番LO(ロック)が抜けた! 彼はFWで一番足がある!


トライ! ゴールは失敗 しかし逆転しました。

学習院15-14駒九小連合


キックオフのボール争奪戦


敵ボールスクラム


止めろ!


敵ボールのモール


またトライを奪われます。


ゴール失敗と同時にハーフタイム 逆転を許しました。

学習院15ー19駒九小連合






もう一歩とところですがリードされて折り返します。 石井ヘッドコーチから具体的な指示がでます。


駒九小連合も真剣に後半に向けてコーチからの指示が伝えられます。


後半開始早々、味方4番が抜け出し40m程走りきって中央にトライ!


今回はゴール成功! 再び逆転

学習院22-19駒九小連合


リスタート、ボール争奪戦


敵の突破を食い止める。


再び食い止める。


ボールを奪った。


ラインナウト


外は抜けないと見て内側へ突っ込む。


味方モール攻撃。


突進、しかし引き倒される。


今度は敵の突破を食い止める。


敵ウィングにボールが渡った。


味方防御の間隙を突かれ中央へトライ!


ゴール成功。 再び再逆転を許しました。

学習院22-26駒九小連合


また攻め込まれます。


ラインナウト、手前の4番に直接投げます。


前進して敵ボールラインナウト。


後退して味方ボールラインナウト。


味方がハイタックルで止められ、ペナルティーを貰います。


攻撃


進路をふさがれる5番


反対方向へパス、受け取ったのが8番

スペースがあるので勝負!


見事トライ! 回り込んだのでゴール成功 何度目かの逆転!

学習院29-26駒九小連合


リスタートのキックオフボールの奪い合い。


味方突進


ペナルティーを貰い攻め込みます。


マイボール


ハンドオフで突破を図る


味方モールへ殺到する味方


8番が完全に抜け、ゴールライン寸前で後方を確認。


5番にパスして5番がトライ!

学習院34ー26駒九小連合


ボール争奪戦 まだまだ闘いは烈しい


トライを奪われます。 ゴール失敗

学習院34-31駒九小連合


敵の攻撃が続きます。


味方6番が抜け出して敵ゴールラインへ!


勢い余ってデッドゴールラインを超えてしまいました。 残念ながらトライではありません。


試合終了!


此処まで5連敗していた新チーム、初勝利です。


相手ベンチに礼、審判に礼、味方ベンチ前に向かいます。


敵味方タッチしながらすれ違います。


味方ベンチに礼!


初勝利に笑顔もこぼれます。


実は相手チーム、1人少ない11人だったのです。

「本当の初勝利」と言えるかどうか・・・

そして5月4日、決勝トーナメントへ進めるかどうかが決まる重要な試合に臨みます。

未完成なチーム、1試合でも多く経験したいです。


先生からもいろいろ注意されます。


この日、登戸→溝の口→駒澤大学と移動して駒澤競技場へアメフトの早慶戦を見に行きました。


ハーフタイムショーの真っ最中です。 こちら慶應


早稲田です。


我々の席はチアリーダーが間近でした。

だいたい秩父宮でしかチアの活躍は見ていませんでしたが、此処が本当の見せ場だと思い知りました。


慶應のディフェンス


慶應のオフェンス


校旗、塾旗はこうして掲げられたままです。


慶應のディフェンス


慶應のオフェンス

ディフェンスは充分に対抗していますが、オフェンスは歯が立たない感じです。
オフェンスが奪われたタッチダウンもありました。


最終スコア

一時は10-10の同点としたのですが・・・・


表彰式


慶應のベストプレーヤーは早稲田側から、早稲田のベストプレーヤーは慶應側から賞を貰います。


慶應には怪我人もいます。


早稲田のヒーローインタビューでしょうか。


両校大集合写真を撮ります。

早慶両校がこれ程仲がよいスポーツも珍しいと思います。
メンバー表を見て納得、通常の早稲田の体育会は教育学部体育学科に学生が集中しています。(現在はスポーツ科学部?だったか名前が変わって居ます)
早稲田でありながら早稲田ではない、傭兵と言うか「プロ」なのです。

アメフトに関しては早稲田はホンモノの早稲田なのです。


慶應の選手が帰ってきます。

次は必ず勝って欲しいです。






カプラー交換/乗工社のD51 続

2011-04-28 | 鉄道模型

手前三列はHO-101 組立済を「トビカ」(グラファイトスプレー)で黒吹き付けしたもの(汚し無しの車両用)

次の二列はHO-101 組立済を汚し色に吹いたもの(シンガーフィニッシュ等の交換用)

向こう側はHO-102、HO-301、HO-401をトビカで黒吹きつけ。
(これらの汚しバージョンはこの時点では在庫無し・・・書いている時点=現在は在庫有り)


D51412のテンダーを開けてみました。

もちろんと言っては何ですが、特定番号機ではなく製品名は「D51重装備 長野工場形A」です。 そのラベルに「412」というスタンプが押してあります。

D51785は「D51重装備 長野工場形B」で、これらは乗工社1993年の製品です。

構造に問題を抱えたD51ですが、生産するたびに「音を小さくする工夫」「モーターのトルクで(特に)テンダーが傾かない工夫」を凝らしています。


下回り;台車を外さなくてはカプラー交換は上手く行かないので下回りもばらします。


ばらしてみました。

真鍮の上の塗装をキサゲで剥がして通電を確保している部分、真鍮剝き出しでは錆びて(艶が無くなるので判ります)通電しなくなりますのでいさみやの常温黒染液で黒染め磨きをしておきます。

テンダー床板と台車の間に見える細かいものは?

左の2つは既存の段付ビス(真鍮黒ニッケルメッキ;マイナスドライバー使用)
 → スプリング無しなので集電の都合上テンダーにも重量が必要

次の6つは交換用に用意した現在IMON製品で使っているスプリング+真鍮ニッケルメッキ後黒ニッケルメッキしたジャケット+鉄製プラスネジです。
 → この組み合わせにすることによって集電力が向上し、テンダーを軽く出来るようになりました。

その右側は黒ニッケルメッキ済み抜け止め段差付ジャケットと鉄ビスの組み合わせと黒ニッケルメッキ済のドローバーピンです。
 → これは、D51412のニッケルメッキのドローバーピンが取り外すのが困難で使用を諦めました。

(抜け止め段差無しのドローバーピンは組立式レイアウト(段差が大きい)を走らせていると外れてしまいます)


グラファイト塗装のHO-101と飾りカプラーポケットに付け替えました。

乗工社時代のD51は布巻線を使った暖房管を少し曲げてやらないと飾りカプラーポケットが取り付けられません。


ボルスター先端が黒染し終わっています。 重すぎるウェイトをはずして分厚い金属ワッシャを(2枚使いました)2mmネジとナットで止めます。

昔、普通だと思っていた2mmネジは今見ると2.6mmネジに見えます。

OJはどうか知りませんが16番の世界でも2mmネジはだんだん使わなくなっていくと思います。


再組立を終わったD51412のテンダー テンダーに関しては最新のIMON製品に近くなりました。


機関車本体を開けてみます。

乗工社製品を乗工社蒸機火室内モーター換装キットを使って「メーカー換装」をした状態です。

モーターはキャノンLN-14。

ヘビーデューティーの仕業がこなせる機関車にするべくシリンダーブロック用ウェイトが入るかどうか試してみます。


ゆるみ止めの筒型ナットを外して寸法ぴったりのはずのD51シリンダーブロック用ウェイトを入れます。


固定にはちょっとゴム系クリアを付けて・・・


・・・結果は駄目でした。

シリンダーブロックウェイトを使うIMONはヘッドライト用の配線コネクターをボイラー内を通して安全弁下で繋ぐ構造です。

乗工社は煙室内にコネクターが来る構造を採っており、それ(コネクター部分は凄く長い)がシリンダーブロック内にまで絶対達するのでウェイトを積むと合体不能になってしまうのです。

残念ながら諦めます。

乗工社のヘッドライトは、天賞堂がかつて猛烈に多数使っていた「イルミネライト」と同様の火室内の電球を導いてヘッドライトを光らせる構造です。

薄暗くボ~~っと光る様を「昼行灯」と呼ばれたりしました。

私は天賞堂と乗工社のヘッドライト・・・・光ればいいんでしょ?・・・・という態度の薄暗いヘッドライトが許せず「幽霊屋敷」と呼んできました。

そう、その幽霊屋敷も残しておかなければなりません。


IMONカプラーへの交換完了! ぐっとディティールフルなイメージに変わりました。


連結してみた感じです。


次のお題はD51197 1995年発売のD51長工デフ重装備という製品です。

この車両は以前の所有者によって前のカプラーもケーディー#711に交換されています。




フロントカプラーを「トビカ」塗装のHO-301に交換しました。

カプラー取り付け板が先輪同様の支点を中心に動くようになっています。
(HO-301、HO-401はもちろん)IMONカプラーは首振能力が素晴しいので無用の機能と言えますが・・・


そして触らなければこの様に中央に来ます。


フロントカプラーはこれにて解決。


テンダーは93年発売商品と違うつくりです。


テンダー内側に真鍮波板が貼ってあります。

テンダーモーターが発する轟音と戦う苦心の跡が伺えます。

鉄道模型においてはモーター音は無ければ無いに越したことは無いです。

鉄道模型の中で蒸機だけはモーター音が絶対駄目な車両です。

「サウンド」が出てきたのもそれが理由だと私は思っています。

私は個人としては天賞堂カンタムDD51を2両持っていますし、委託でブロードウェイのアメDL買ってしまいました。

しかし、磐越西線で改めて感じたDD51オリジナルエンジンの音、音が小さいです。

DD51のサウンドとは何か? やはり「チャンチャン」言う中間台車の音に尽きます。 以前から百も承知していましたが、世間で「ディーゼル音」と言うから気にして注意深く聞いてきましたがディーゼル音は小さいです。

電関の吊り掛け音よりは大きいけれど、いかなる力行時といえどジョイント音と同程度以上にはなりません。

そんな静かなのは日本のDLの特徴かもしれません。

中国のDLは音が大きいです。 音圧は100倍程度・・・下手をすると千倍かもしれません。

アメリカもそうかもしれません。  すみませんまた話が逸れました。


ウェイトの交換


テンダー台車のセンタービスの交換も終えてD51197も一丁上がりです。


最後にもう一台、D5195です。

特定ナンバーとして1995年に発売されたようです。

これはテンダーモーターを残してあります。 キャブ下からシャフトが飛び出しています。


こちらテンダーです。

シャフトを入れる部分が見えます。

シャフトの両端の突起をテンダー側の雌型シャフトの両端の溝に合わせて線路上で繋ぎます。

この構造を採ったせいでドローバーもワンタッチタイプ、しかも2ポジションのワンタッチタイプという珍しいドローバーを使っていました。

機関車+テンダーの連結は慣れればそれほど大変ではないですが、最初のときのハードルが結構高かったです。


D5195はフロントはダミーが付いていました。


先輪、従輪には復元バネが付いています。

この復元バネは強すぎて、付けた状態では全く走行不能です。 したがって外しておきます。

12mmゲージャー(これは正しくはアメリカ同様にHOスケーラーと言わなくてはいけないのです・・・本当に滅多に例外が無く9mmと16.5mmの線路、其れに載るHOスケールの車両を持っているからです)の先輩から「乗工社蒸機は何も考えずに復元バネを取り去りなさい。そうしないと絶対走らないよ」と言われてきました。

D5195に関してはそれすらやっていなかった事がばれてしまいました・・・・


カプラー交換するにはスノープラウごと外す事になります。

ケーディー#711(厚さ3mm)に交換してもスノープラウ高さが変化しないように高さ2mmのスペーサーを噛ませる構造です。


下から見た姿です。
一番オリジナルに近い乗工社D51として置いておいても良いかとの考えも無いではないのですが、このダミーカプラー(中央)はかなり良くないのです。

手前は乗工社の何か(電機かな?)から外したダミーカプラーです。


上から見た姿です。
D51ダミーカプラーだけが肉抜きの表現がありません。


正面から見た姿です。 此処では割合善戦しますが、異様に小さいかなと思います。 それが他の蒸機などと比べての違和感になります。

そのままでも良いか?という考えに勝るのは100点満点の機能を持ち、外観でもより優れたHO-301に変えておいたほうが後々実験するときにも重連してみるときにも便利だからです。


テンダーの中にはEN-22が入っています。


集電性能向上を狙ってスプリング組込の新システムに交換します。

(集電性能の悪いことが原因の)モーターのトルクの急変でテンダーが傾かないように前側台車のボルスターをうんと広くしていますが、今度は乗工社のテンダー台車の仕組み(台車枠とイコライジングシステム+車輪が別々で2本の1.4mmビスで固定する)と相反することになってしまっています。

1993年モデルでは此処は1.4mm×長さ2mmビス2つで固定していますが、95年モデルでは巨大ボルスターを引っかいてしまうので1.4mm×1.5mmビスを前側だけ使っています。

それでも引っかいています。 回転時の抵抗になりますし機械としていかがなものかと・・・


乗工社時代に組み立てていた人の中にはかなり危ない人も居て、まっすぐ付いていないものが結構ありました。

このD5195も台枠とボルスター、どちらがセンターから狂っているのか判りません。

日本で組み立てると日本人の性質なのか韓国、中国での組立に比べると遥かにまっすぐ綺麗に、水平垂直がきちんと出るように組んできますが、中にはかなり怪しい組立もあるのです。

現在のIMON(五反田工房)の組立、現在IMON南品川工房となっている旧フクシマの組立は現時点では夫々個性も違うし(クリアランスの取り方など)哲学が違うとまで言っても良いような違いがありますが、いずれにしても非常に高いレベルにきていると自負しています。

しかし、こういうものを見たときにも「気を付けなければ!」とヒヤッとする感じがあります。

(また話がそれてしまいました・・・)


一応作業終了です。

実はD5195はシンガーフィニッシュです。
中古委託で手に入れた4台の乗工社D51の中で唯一のシンガーフィニッシュです。

この時代のシンガーフィニッシュは極限に近くまで強くなり、ノーマルフィニッシュにまでシンガー的なフィニッシュをしていた時代です。

オーストリアのシンガーさんが開発して乗工社スタッフが習い、真似して倉持尚弘乗工社代表の言葉を借りれば「免許皆伝」を頂いたシンガーフィニッシュの手法ですが、日本型に適用するのに「そのままではいけないんじゃないか」と思ったことがあります。

シンガーフィニッシュはスイス、オーストリアの山岳ナロー・・・主にメーターゲージ・・・車両をレイアウトに置いても出来の良い風景の中で浮かない為の舞台用メーキャップだと倉持さんに聞かされてきました。

日本型にやる場合、手法は使えるとして、夫々の手法の比率や汚れ色の比率は日本の事情に合わせる必要があると感じています。

日本のサブロク(3ft6in≒1067mm)はメインラインですから走行距離がぜんぜん違ってきますし、高湿度な気候が全く違います。

鉄のブレーキシューを使った時代、真っ赤な線路(Nゲージトラックも昔は錆び色だった)を遠くまで走る日本型に相応しい舞台メイクをしなくてはならないのです。


D5195(シンガーフィニッシュ)とD51197(ノーマル) ともに1995年モデル

並べてみるとD5195は真っ白だということが判ると思います。

この時代の乗工社蒸機は白く(本当は銀色ですが)汚しすぎているのです。


シンガーさん本人がフィニッシュしたらしいというOm(1/45 22.2mm・・・MOROPでは22.5mmだがフェロースイスは22.2mmという主張を曲げない)のモデルを見たのですが、買って置けばよかった・・・

それは(特に銀の使い方に)メリハリが利いたこのD51とは結構違う雰囲気のモデルでした。

残念ながら(失礼ながら)この時代のD51SFは三十数年前大学生時代に自分がウェザリングしたがやりすぎて失敗だった模型に見えて仕方が無いのです。

写真はしかし、必ずしも真を写しません。

「良く」写せて仕舞うものだと思います。 まずはSFのD5195から参ります。
 (クリックで拡大できます・・・いつものことですが・・・)










D5195はこんな箱に入れることにします。








D51197










D51412

動輪のテーパー角度やいろいろなところがIMONのD51と違うので何時か能力テストをしてみたいと考えています。

ところで、同時期にIMONのD511も手を加えましたので(似てるか似てないか)比較の意味でもちょっと紹介いたします。




これは社員が会社のスタジオで撮ったものです。

D511は過渡期の製品で、架線注意が貼られていてケーディーが付いています。


台車を外してみて「あっまだ真鍮色のままにしてあったんだ」と気が付きました。


後ろのボルスター、後ろのマクラバリをマッハキサゲ刷毛で磨きました。


台車枠をひっくり返した状態です。 この構造の場合両側磨く必要があるのです。


ボルスターを黒染め磨きしました。 ちょっと水をつけてティッシュで拭きます。


後ろ側だけ黒染め磨きした状態です。


実は結構あっという間に出来てしまう作業です。

本当はいさみやの常温黒染液は強すぎるので4倍程度に薄めて付けて磨くのがいいかもしれません。

真鍮剝き出しで「錆びるに任せる」はこれまでの50年も行われてきた普通のことです。

黒染め磨きが「そのまま」に比べて優れているのか劣っているのか10年したら判定を下せるかなと思います。

(此処まで私は黒染め磨き実施に軍配を上げてきました・・・今後は製品でもやって見ます)


無事IMONカプラーに換装なってがっちりした感じになったD511です。







太田で宴会

2011-04-27 | 喰いだおれ
仲間の一人(群馬ではなく埼玉在住)が東日本大震災復興のために仙台に転勤になります。

かねてより約束だった太田(群馬県太田市・・・中島飛行機→富士重工の故郷)宴会を「実現」するべく行ってきました。


東武鉄道 浅草駅入り口

このエスカレーターは故障か?節電を装った経費節減か?


浅草駅 改札口


特急【りょうもう】号乗客のための関所 反対側のホームから乗り降りする5番線もあります。


東武200系 乗ったことの無い優等列車に乗るのはわくわくします。


前のほうへ行くとこんな按配で乗降用ステップが渡してあります。


6両編成でぎりぎりです。


車内の様子。 車体幅はうんと狭い感じがします。

5号車定員は72名、デッキは片方、6号車の前寄りはデッキと思いきやトイレがあります。


切符です。 太田まで乗車券¥1030特急券¥800です。 距離の割に安いと感じました。

「16列」という表示は切符を持った人が席を見つけやすいようにという親切で書かれたもので、買うときは列の番号まで言うと出札口の人が混乱します。


スカイツリーを見ながら隅田川を渡ります。


久喜に到着です。 宇都宮線(東北本線のこと)電車は併走するかと思いきや停まったままでした。


羽生発車。 秩父鉄道の線路と分かれます。


野州山辺で【りょうもう】同士の交換です。

地震以来【りょうもう】号も間引き運転しています。
乗客が極端に減ったから地震節電という隠れ蓑を使って間引きしている(何処の鉄道も同じ事をしています)ようですが、それは「経済の大減速」なので大変危機感を持っています。

いい加減皆が元気を出さないと「日本滅亡」です。

「自粛という病気で日本は瀕死」とニューヨークタイムスに取り上げられたようです。

「自粛」という日本人にしか理解不能な奇行(英語には訳語は無い)は日本人から見れば日本人の美点かもしれないですが出来るだけ早く気持ちを入れ替えて消費に励まないと復興する力を失ってしまうと思います。


太田に到着。 この【りょうもう23号】はもともと太田行きで赤城(大間々)までは行きません。


太田の街には「隼」「疾風」(←ものづくり日本の歴史遺産!)が置いてあるか・・ とまでは期待していなかったのですが、「ピンク」は北関東で一目置かれる街なのだそうでびっくりしました。


中国スナック来来(らいらい)


夢いっパイ


京家 本日の目的地です。


キャンディーズの映像がお出迎え。 地デジ(「ちでじ」から転換できないので今びっくりしました)化は大丈夫か・・・


こんなお店です。 いい感じ!


バイ貝

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4


お刺身

美味しい

「目黒のさんま」じゃないのですが、太田の刺身恐るべし!

蒸機撮影だけじゃなく、社会人となっても仕事で日本中住み歩いた者どもが「太田に凄い店有り」と呼んで呼ばれる店だけのことがあります。


魔王 焼酎の一升瓶です。 横にたけのこもありますね


錦江町 キロの比率がやたらに高いディーゼル急行〔錦 江〕を思い出します。
(でも汽車が通っていない町かもしれません 我々が馴染みが無いのでは)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E6%B1%9F%E7%94%BA


いも焼酎なのですが癖も臭いも無い「恐るべき焼酎」です。

http://www.sakehonpo.com/benry/tyu/imo/maou.html


こんな部屋(社長室?)です。 こんなメンバーです。


社長室は店の一番奥です。


太田駅 大きな駅は静まり返っています。

駅そばのコンビニで食事とジュースを買って電車に乗ります。 (やはり東京より物資は豊か)


怖いポスターが一杯貼ってあります。 特に「探しています」が怖い。


立派な駅ですが全部生かしている感じではないですね。

乗る電車は21:16発北千住行き区間急行です。 もう浅草行きは有りません。


電車の中で二次会をするべく買ったものです。

私は弁当1つとジュース2缶です。 誰ですか弁当2つは・・・


野州山辺で再び単線「行き違い」です。


野州山辺 われらが北千住行き区間急行(つまり此処では鈍行)です。


久喜に到着しました。 お家まで相当遠いのに地元の電車が停まっていてびっくりです。

此処で東北本線に乗り換えて上野に向かいます。 残念ながら湘南新宿ラインは終わっています。


久喜にはもう一本5000系が停まっていたということでしょうか。

赤羽を寝過ごして上野に到着、座ることなく池袋経由の山手線で渋谷に帰りました。

「魔王」はしょうがないとしてもジュースは1本にするべきだったと反省しております。







カプラー交換/乗工社のD51

2011-04-26 | 鉄道模型
初めて乗工社の制式蒸機模型を見たときは衝撃的でした。

見たのは銀座天賞堂です。

日本型1/87に対して「強い反感」を持っていた時代です。

それでもあまりにも佳いのでケースから出してもらい観察しました。

空気作用管の表現に腰を抜かすほど驚いたものです。



四釜店長だったと思いますが、頼みもしないのにそれを動かして見せてくれました。

走行性能が話にならないほど酷かったのです。

酷い音

まともには走りません・・・つっかえつっかえ走ります。

つっかえるたびに機関車もテンダーも大きく傾きます。 なんじゃこれは?


「好いと思った貴方!  これはまともな鉄道模型じゃないですョ」

     という天賞堂によるデモンストレーションだったのです。

機関車側には目一杯鉛のウェイトだけを搭載して重量を増やし、行き場を失ったモーター(EN-22)はテンダーに搭載して機関車側の動輪を回すという意欲的な設計だったのでした。

残念ながら全く駄目でした。 (牽引力はまあまあでしたが期待したほどでは無かったです; 重心が中心よりやや前に無くてはならないのに中心やや後ろだったからでしょうか)

テンダー内部で減速してキャブ床下位置のシャフトを機関車に繋いで動輪を駆動するのですが、ものすごい音を出します。
(PEMPのDF50のほうが実は遥かに大きな音を出します)

更に、集電が悪かったので見るに耐えない走行性能でした。


乗工社はスイスに輸出していました。 「フェロー・スイス」です。

フェロースイスが走行性能、集電に対してうるさかったから乗工社製品も・・・という事は残念ながら無かったのです。

フェロースイスをやってきた事によって従来の日本型に無いアイデア溢れる構造は実現してきましたが、「こと」集電に関してはあまり気にしていなかったのです。

日本型が大きく、重い(集電には有利)だからと安心していたのかもしれません。

(同じ1/87 12mmゲージですが、実物軌間1000mmのスイス形は完全にナローで小さく、実物軌間1067mmの日本型は所詮メインラインで車体が1435mmの本線形に近い大きさだった)

私の持っている乗工社の制式蒸機はC59一台(・・・悲しいことに現在行方不明)を除いてD51すべて中古(委託)です。

そして、IMON製D51製品化に伴ってモデルチェンジした部品へと大なり小なり交換してしまっています。

ともかく

IMONのD51の原型というべき乗工社のD51に触るのは刺激的です。




D51785 [長] 乗工社製 2009-10-18撮影

モーターはテンダー→火室内に換装(EN-22 → LN-14)してあります。

動輪輪芯は黒亜鉛メッキ、動輪タイヤは黒ニッケルメッキですが、極力黒亜鉛メッキに近い「黒い色を!」と指定してメッキしたそうです。

艶消しの黒亜鉛メッキは表面があまり電気を通しません。
艶出しの黒ニッケルメッキは(艶出しですので)電気を通します。

そんな両者で「色あわせしよう」という努力を買ってそこをそのままにしておいているのがこのD51785です。

(実物では輪芯+タイヤ焼嵌め後に一緒に塗装しますので表面が同一でないと可笑しいのです)


増炭の囲いがまるで九州の「石炭前寄せ囲い」のようになってしまっています。

この部分はエラーかもしれません。

(好意的に見ればテンダーモーターの都合でやむなくこの様にしたのかも・・・)

石炭の雰囲気も積んでから塗装が掛かっていてちょっと変です。

あとで積み増しして雰囲気を変えようと思います。


前/後のカプラーの様子です。


連結させてみた状態。

フロントカプラーは殆ど完全にダミーで、IMONのD51に使っている首振りナックルより遥かに実用から遠いモノです。


IMONカプラーHO-301(左)とダミーカプラー(右)

IMONカプラーが不随意解放を防ぐために上下寸法をうんと大きくしている感じが判る写真です。

まるであつらえた様な交換用にぴったりの寸法です。 (寸法一致は偶然だと思います)


車輪&イコライジング部を外して台車枠だけを残した状態です。

乗工社蒸機の集電の悪さの原因のひとつがテンダー台車台車枠取付段付ビスにスプリングが入って居なかった事です。

(さすがにこれは現在のパーツに入れ替えます)


テンダーモーターを撤去した後に積まれたウェイトが重過ぎるので写真のような大きなワッシャ2枚に置き換えてしまいます。

乗工社蒸機が期待したほど牽けなかった原因のひとつは(モーターを積んだ)テンダーが重くて、自分の力を「割引」する結果になっていたことが挙げられると思います。

テンダーは結構負担になります。 タンク機関車C11の牽引力が馬鹿に出来ないのはテンダーという客車2両に相当しそうな「負担」をしないで済んでいるということも大きいのです。


中央の台車が動軸ではない「実質ED」のEF級電気機関車の中間台車も大きな負担です。

中央の台車が動軸だったら負担が無くなった事に加えて小さな補機が付いたようなものです。

更に中央台車にも両端台車に近いウェイトを掛けてやると更に全体に力が出ます。

ですから全車輪駆動のIMONのEF65は異常な牽引力を出すのです。

16番EF58の場合、私が持っている天賞堂旧ギヤボックス製品の場合、イコライジングが殆ど無いので6軸駆動でも普通のEF級「ボギー構造=強力である」実質ED電機と同程度の牽引力(110~120g)だったのですが、IMONのEF58(180g)は軸バネが入って居ることに加えて動きの自由度が高いIMONギヤが功を奏したのかなと考えます。

軸バネが有ると驚くほど粘ってグリップするものなのです。

(すみません話が逸れました)


テンダー車輪&イコライジング部(真のテンダー台車)

程ほど走り込んで居ますので洋白製車輪の踏面が出てきています。

踏面はNMRAの推奨する3°のテーパーが付いています。

テーパーがあるときちんとレール上を蛇行します。 この車輪踏面は多くの車輪ではちゃんと蛇行しているのだということが判ります。

しかし、蛇行のしすぎ でもあります。

シノハラのフレキシブル線路(IMONシステムトラックの前にはこれが唯一の線路と言うに近かった)はゲージが広すぎるから、黒ニッケルメッキが剥げる範囲が大きすぎる・・・・更に、2筋になってしまうのです。

ゲージが12.5mm程有るのです。 (IMONシステムトラックはカーブ12.4mm程、直線12.2mm、ポイント12.25mmと言う感じです)

(HO1067の規格は ゲージ;12.0~12.3mmです)


D51785のテンダー台車のボルスターは前後とも狭い丸型なので、ふらつかないように前のテンダー台車のセンタースプリングを硬いもの(長くて白いほう)をそのままでは使えないので燐青銅スプリングと同程度の長さに切り落として使います。


積み直し前の石炭


積み足した石炭と、換装した飾りカプラーポケット付IMONカプラーHO-101。


換装終わった前後のカプラー。


それを連結してみた状態です。








すっきりとして役に立ちそうな機関車に仕上がりました。




節電は正当化されるのか?

2011-04-26 | 政治・経済

エスカレーターが止められています。

‘高齢者 妊婦 障害者 怪我人’には厳しいです。 「鉄道を使うな」ということでしょうか?

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110421ddlk11040285000c.html

本当に電力は現在逼迫しているのでしょうか? 高齢者や妊婦、障害者、怪我人に無理を強いるほどに?

表参道についてはこんな書き込みもあるようです。

http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6103.html

駅によってはもっと早くからエスカレーターを上下両方で動かしていました。
それだけに、この様に止めてあるエスカレーターを見て思うことがあります。

「電気代節約分→利益を上げることを考えているのだな」

ということです。

「節電ポーズ=経費節減の一石二鳥」は誰でもが「考えに浮かぶ」事です。

此処までくると非常に悪質だと思います。

「日本は明るさに関しては贅沢しすぎてここまでは来たのかな」という事については東日本の住人皆が感じたのではないかと思います。

そういう点においては見直すべき事が有ったという感じを持っています。

日本の商売の常識として「蛾と人間は明るくすれば集まってくる」と言われてきました。

電器、家具、宝飾品、紳士服、そして鉄道模型に至るまで日本で商売をしていくためにはIMONも日本社会のしきたりに従って商売していかなければならなかったので、これまでは「明るく」を心がけてきました。
これからは出来る部分から修正をしていかなければなりません。

ヨーロッパと比べてみると

* あらゆることで照明を過剰にしてきた日本

* されどエスカレーターが極端に少ない日本

という「激しい差」は昔から強く感じていました。

エスカレーターは「公共交通が公共であるため」には必要です。

これまでの考え方を革命的な程修正して設置していくべきものだと思います。

この節電の時期であってもそれ以降であっても、事業者(鉄道事業者)に任せておいて良いとは思いません。
これからは政府から指導あるいは命令する必要が有るのではないでしょうか。



さて、政府はほとんど夏対策を採ってきませんでした。

「電力供給量はあまり心配無そうだ」と既に知っていたからなのかもしれません。

しかし、此処にきてこんな声が聞こえてきます。

「夏、冷房節約=暑いから人が街に出てこなさそうで大変な不景気になりそうだ」

→電車がまず第一に「暑い」のは目に見えています。 非冷房なら窓全開で心地よいですが蒸し風呂は目に見えています。

「無策」(=節電のお願い)で済まそうとする政府ですが、その無策による不況の責任はとってくれるのでしょうか・・・


そして↑これも悪質だと思います。

渋谷の東京都児童会館なのですが、遊んでいても税金で養ってもらえることをいいことに閉鎖していますが、加えて周辺住人が施設周辺を通行するのも止めてしまいました。

(地震で危険があるかもしれないような建物を児童会館にしていたのも異常です)

そして周辺住人は「通れない→引き返し」といった不便を強いられています。


公務員たるものは住人(納税者)の目がある事を認識したほうが宜しいと思います。