01逢いたや2014⑧ショップ

2014-10-31 | 海外蒸機
6月1日です。

水沼先生はシカゴへフライト中という「この日」残されたベンツ組は最終日の撮影に向かいます。

 P;井門
いつもの階段ではなくホテル間近の怪しい階段を降りてみたら駐車場には行けませんでした。

まずは拙いでだしです。

 P;井門
今日は昨日より10分早くスタートしました。 私のチョンボが無かったので15分早いです。

 P;井門
しかしドイツ曇りです。 昨日は夕方天気が快方に向かったと言うのに信じられない不幸です。

 P;井門
ノイシュタット市内で一回目の片側交互通行。

 P;井門
その先で二回目の片側交互通行。 

 P;井門
ヴァイデンタール駅(Bahnhof Weidenthal)は間一髪でした。

 P;井門
52形とはいえ蒸機最高の見せ場です。 窓から乗り出すお客様も大満足!

 P;井門
お世話になったヴァイデンタール駅と踏切で記撮です。

なんだか間に合っていない様な・・・昨日のヴァイデンタール駅の撮影程度の間に合い方です。

 P;井門
記撮のリベンジ! 上り列車が接近で踏切が閉まりました。

 P;井門
ヴァイデンタール駅です。

それにしても「30分早く」ではなかったのですが、完全に15分早く出発し、途中ゆっくりしたわけではないのになぜ今日も間一髪だったのか・・・・

(ドライバーは今日こそ余裕が有ると信じていたので昨日と同じ林先生でした)

謎は深いです。

アウトバーンの混み方が多少違って昨日は平均174㎞/hだったのが今日は平均156㎞/hしか出せていなかったという程度の違いが幾重にも重なった結果か・・・

 P;井門
ノイシュタット経由アウトバーン65号線を南下します。 エデンコーベン~エデスハイム~クネリンゲン・エッシンゲン辺りで狙う算段です。

 P;井門
ところで今日は増田さんを含めた5人乗りの体制です。 幅を取る井門は助士席ですぅ。

 P;井門
エデスハイム駅間際の踏切です。

 P;井門
エデンコーベン~エデスハイムの畑の中で 01 202 を待ちます。

 P;奥井
こんな感じでセットしました。

 P;井門
01 202 です。

コレを写して急いでエデスハイム~クネリンゲン・エッシンゲンで昨日 01 118 を写した場所に移動します。 01 118 を“良いワンパ”で撮りたいということからです。

しまった・・・昨日移動しないで晴れたワンパで押さえておくべきだった・・・

 P;井門
というわけで、押さえました。

 P;井門
こんなカマが動態で見られるなんて・・・S3/6とはまた違った意味で驚きがあります。

この日、ドイツ人が「草刈り」に対してぴりぴりしていたので、気勢を逸らした瞬間に私が草刈りしてしまいました。 しかし、不十分で阪上さんの画像にまだ残してしまったかも知れません・・・

 P;井門
撤収。

 P;井門
エデスハイムで記撮です。

増田さんは此処から帰路に就きます。

 P;井門
ショップ峠に挑む 01 202 を捉えるべく昨日同様10号線を西に向かいます。 さて、この自転車が何となく怪しい。

アイゼンバーンロマンティック!聞いたことが有りますね・・・オストロフさん、なるほど、水沼先生が出くわしたあの人たちです。

これはベンスハイムで01と41の同時発車を同じ撮影地で狙った服部重敬さんから教えてもらったものです。



なんとこの中に↓この映像が入っていたとのことです。

 P;服部さん
その動画の中の1シーンです。

水沼先生に続いてアイゼンバーン・ロマンティックに登場した日本人かな!

 P;奥井
そのスタッフはこれではないの? バックに写っている自転車が同じかな。

この10号線を行くフォルクスワーゲンはこの人たちを乗せた車だったりして・・・

 P;井門
ヒンターヴァイデンタール(Hinterweidenthal)駅に寄ってみました。

 P;井門
ダーンへ行く支線と分かれたあと、ダーンに向かう線の大カーブに近い位置にある駅です。

ショップ峠経由カイザースラウテルンに向かう路線、01 202 が走ってくる路線にある駅です。

勾配がある区間ではあり、この周辺での撮影ならばショップまでもう一度撮影できる事は確実と思われます。 しかし、良い足場は見つかりません。

 P;井門
もう一台車が上がってきました。

一般ピープルではなく“鉄”であることを「走り」が物語っています。


さて、ショップ方面に向い走り出した直後、奥井さんが“STOP”を掛けました。

「今日は工事が休みだから工事現場を抜けられる!」

ヒンターヴァイデンタール駅ショップ寄りの線路脇を見に行くことが出来ます。

すると、線路に沿った自動車が走れる小路が有るではないですか!

その路に沿ってショップ方面に進むと池が有り、さらに進むと踏切が有りました。 それがたまたま良い足場です。

 P;井門
踏切です。 向こうがヒンターヴァイデンタール駅経由ランダウです。

 P;奥井
踏切標識につかまって蒸機を待つ少年。

 P;奥井
その横で黙々とセッティングするおじさん達。

 P;奥井
ご両親が鉄ちゃんに付き合っている情景らしいです。

 P;奥井
愛犬も一緒です。

 P;奥井
ようやくおじさんたちのセッティングが終了します。 少年はあくまでも標識に掴まったまま耐えます。

 P;井門
来ました。

 P;井門
良い感じです。

 P;井門
ゼロイチは快調にSカーブを駆け抜けました。

 P;奥井
我々は今来た道を戻り、池のほとりを走り日曜日でお休みの工事現場経由10号線に戻ります。

奥井マジックを見た瞬間でした。


我々は10号線(西行)からピルマゼンスの近くで270号線(北行)にはいり 01 202 に対して少し先行した形でわき道に入りました。

ショップ駅の2~3km手前の陸橋で次の一発を狙います。

 P;井門
来ました。

 P;井門
快調な走りです。 

ウィッテデフというものがよく判る構図です。

門デフはウィッテデフを真似ていますが、日本ではボイラーとの距離が違う事に気が付きませんでした。
(実物を観察したのではなく、横気味の写真だけで判断したのかもしれません)

日本の標準デフはドイツのワグナー式デフの真似ですが、切り取りデフはウィッテデフの真似には失敗したものであると言えます。
(全然別物になってしまいました・・・ウィッテは人は外側を歩きますが門デフではまるで内側を歩く想定に思えます)

「鉄の節約」がウィッテデフ本来の目的ですが、小さくすると同時にボイラーに接近させているのです。 それでこそ小さくとも信号機を確認するための視界が確保されたわけです。

東ドイツ数千両の蒸機の大半はウィッテデフに改造されたなか、01だけがワグナーデフを装備していました。 その謎に答えているのは“Die letzten 01-Lokomotiven bei der DR”に書かれている増田泉の文章です。


元来パシフィックである01はどうしても1軸従輪側が重くなりがちです。

C59の煙室が前にのめり出ている事は皆さんご存知かと思います。

そこで01に於いてはコンプレッサーや給水ポンプと言った重量のある補機類をボイラー前側に持ってきているのです。

ワグナーデフならば補機類を大きなワグナーデフで囲っているので除煙板効果が得られますが、ウィッテデフにした場合には除煙板効果を守る為に(西独型01や日本型同様に)ボイラー後半に移動せざるを得ません。

重幹線で長大な国際最優等列車を120㎞/hで牽き続けなければならなかった東独の01は重心位置が不味い方向に大きく変わるウィッテデフ採用は見送らなければならなかったのです。

(増田泉が世界で最初に提示した仮説ですが、今になるとそれが正解だろうと思います)

 P;井門
ドイツ型の運転室と言うものがよく判る角度です。

 P;井門
正直言って西独型01には短編成でも大丈夫な感じが有ります。 C53同様と言って良い原形タイプの01に4両編成は「きびしーなー」という感じが付きまといます。

 P;井門
後追いのこのカットはもっと注意深く狙うべきだったと反省しています。

 P;井門
午前の部終了! まあまあ上手く行ったねという情景です。

 P;井門
みんなで画像チェックというデジイチの風景です。

 P;井門
ショップ(Sccop)駅です。

ショップ駅がサミットと思っていた我々、実際のサミットがもう少し先と知っていたら先程の陸橋を撮った後全力で追ったかもしれません。

先程の鉄橋でゆったりと発車の汽笛を聞いていたのです。

 P;井門
撮ったのは良いのですがこれは何でしょうか・・・転轍てこ?

 P;井門
駅舎です。

 P;井門
ホーム上の券売機です。

 P;井門
閉まりっぱなしのカイザースラウテルン側の踏切です。

 P;井門
街の訪問と美味しい昼食を求めてカイザースラウテルンにやってきました。 駅方向を見ます。

 P;井門
これは駅近くから街を見た感じです。 日曜日ですから人もいません、店も休みが多いです。

 P;井門
この店にします。

 P;井門
メニューの雰囲気と

 P;井門
値段帯で我々の昼食に丁度良いと判断したのです。

 P;井門
これは店内メニューです。 な、なんとギリシャ料理でした!

 P;井門
ギリシャ風のトイレです。

 P;井門
ギリシャ風の店内です。

 P;井門
我々の席はその辺です。

 P;井門
スープが来ました。 ビールは後席の二人、コーラがドライバーたちです。

 P;井門
こういうスープと

 P;井門
こういうスープです。

 P;井門
サラダを皆でつつきます。

 P;井門
もう一人のお姉さんはこういう感じです。

 P;奥井
サービスはこのお店が最高に感じが良かったです。 料理もおいしかった!

 P;井門
奥井さんが食べたもの、骨付き羊肉かな。

 P;井門
阪上さんのはドイッチェビーフステーキ(ハンバーグの事)あれっ?ギリシヤ料理じゃなかったっけ?

 P;井門
林先生の注文。 これは何だろう・・・

 P;井門
私のはこれです。

 P;井門
ナイフで切った感じ。 美味しかった!

 P;井門
こうひいをいただきご機嫌です。

 P;井門
さあ午後の戦争に出発です。

 P;井門
でもその前に尖塔が目立った教会を見に行きます。 日曜日に教会に行くとはなんと正しい事でしょう。

 P;井門
AGIPでガソリンを入れます。

 P;井門
フロントガラスを掃除します。

昔のヨーロッパはもっと殺虫剤が効いていて虫が少なかったのですが、最近は自然保護に対する意識が強くなっている感じです。 雑草も増えてきていて写真の画面にお邪魔します。

この辺りは日本同様ですね。

 P;井門
たうぜんアイスクリーム調達です。

 P;井門
こんなでした。

「チョコアイス<チョコ+アイス」は、私の信条?かな・・・

 P;井門
反対回りのショップ峠列車、予定では 01 150 改め 41形と思いきや 01 118 !でした。

 P;井門
腕木信号機を越える01列車。

 P;井門
更に奥の撮影地を探しますがなかなか良い場所が見つかりません。

 P;井門
こんなアーチ橋で待ちます。

 P;井門
ところで、天気が変わって雨が降り出しても01は来ません。

天気が変わるほどの時間ゼロイチが走ったらベルリンまで行ってしまうかも・・・

とうとう来ませんでした。
この線は途中で分岐してピルマゼンスに至る盲腸線でした。

(ピルマゼンス中央駅には01は来ない事にやっと気が付いたのです)
(01が通るのは「ピルマゼンス・ノルド」でした・・・)

 P;井門
ランダウへ戻る途上、失意の我々に激しい雨の追い討ちです。



01逢いたや2014⑦-2 エデンコーベン-2

2014-10-25 | 海外蒸機
ベンツ組からです。

ヴェルト(ライン)モーツァルトシュトラーセ ~ カンデルの大きな森の中で撮りたいのでいろいろ考えます。

しかし、森の中の道は車は通行止め、自転車専用道路です。

 P;井門

 P;奥井
カンデル駅側(ランダウ寄り)に立つ車進入禁止の看板です。

仕方が無く・・・カンデル駅の「森」側で2度目の「返し」を狙う事にします。

撮影地の直ぐ近くにアウトバーン65号線が走り、乗り口(AS Kandel-Süd)も近いので追い掛け撮影に期待です。

 P;井門
ディーゼルのローカルトレインがリハーサルをしてくれます。

 P;井門
カンデル駅側からカールスルーエ方面行が交換で発車してきました。 実はこの辺りは単線なのです。

 P;井門
来ました。

 P;井門
「森」をバックに押さえました。


こちら水沼先生です。

 もう移動するのをあきらめて、ここで残りの時間を過ごすことにする。 ポルシェを少し移動させ、カメラを出していると隣のワーゲンから地元のファンが

「日本からポルシェでアウトバーンを飛ばしにきたのか?蒸機を撮りにのか?どっちだい?」

と聞いてきた。

「Both:どっちも」

と答えると回りのファンもどっと笑ってくれた。



リハーサルのDCはふんだんにやってきます。

 だんだん陽が傾いてきて4時すぎになると‘てつ’がどんどん増えてきた。
 Pfalz山で01 202を追っかけていた連中だろう。 堂々と反対の線路際で一人がカメラを構えだした、その位置ではもろに写真に入ってしまう。 文句を言う間もなく01が駆け抜けて行く。 なんとつきの無い日だと思い写真を確かめると01 202だった。 よかった、01 118はあと1時間後だ。



“すこぶる快調”を思わせる 01 202 の走り。


反対側の線路際の人はスチル写真には何の影響も無い様です。 逆に彼は逆光アウチでしょうに。


そしてもう一つリハーサルDC もしかすると私が撮ったリハーサルと同一の列車?



 また煙が見え、バック運転の52がやってきた。
 この船底型テンダーは逆行が似合う、盛大に煙を振り向いて通過して行く。
 その18分後、凄いスピードで01 118がやってきた。 急客機にふさわしいスピードだ。 ほとんど煙をあげず、忙しいブラスト音とともに駆け抜けて行った。






 最後のシャッターチャンスで光線はばっちりだったが今度は煙を全然吐いていない。 しかし、井門さんや増田さんも写真もこうだった。 質の良い石炭で本来煙はあがらないのだ。 あと一日あればと後悔するがもうチャンスは無い。 最後にワイン畑をバックに911を写し、最後に幌を空けてドライブを楽しみながら夕闇のアウトバーンをフランクフルト空港へ向かった。





水沼先生はフランクフルト宿泊、早朝便でシカゴへ向かいます。


ベンツ組は少しもたつきましたが“カンデル郊外”の入口からアウトバーンに入り北上します。

少し走ってから気が付いたのは恐るべき01のスピードです。 予定時刻を見て呆然です。

 P;井門
ランダウを過ぎて北方の並走区間で仄かに煙を発見!

 P;井門
やはり120㎞/hは出ている感じです。

 P;井門
01の速度を確認して

 P;井門
先回りするべく猛然とスピードを上げますが、彼のスピードは我々を半ば諦めさせるものがあります。

当初予定はこの並走区間を考えていたのですが、ノイシュタットの出口まで爆走し、市内への道を走って線路アンダーパス近くで捉える以外に可能性はなさそうです。

01はノイシュタット接近で減速中、絶気確実ですが唯一のチャンスです。

 P;井門
結果はこんな感じでした。

この場所、車を右に寄せて急停車、腰のピストル(C120)でこれを撮るのが精一杯でした。

 P;井門
途中ランダウに停車もしますのでこんなに速いとは思ってもみませんでした。 アウトバーンを200㎞/h超で車を掻き分けるようにして走る以外に01の追い掛けは不可能です。

 P;井門
今出てきたノイシュタットの乗り口からアウトバーンに戻りマンハイムへ向かいます。

 P;井門
アウトバーン650号線から直進でマンハイム市内に向かいます。 ルートヴィヒスハーフェン (ライン) ミッテ駅横を駆け抜けます。 この先の橋梁はライン川橋梁です。

 P;井門
徐々にマンハイムの街にも慣れてスムーズに中央駅駐車場に接近します。

 P;井門
中央駅駐車場へ入り斜路。

 P;井門
駐車券発行機で渋滞しています。 こんな早い時間(夕方5時半か)に駐車場に入ったのは初めてなので様子の違いにびっくりです。

 P;井門
無事に駐めました。 昨夜、宴会開始が23:00、宴会終了25:00、起床が早かったので今日一日限界の眠さです。 えらく疲れも溜まっています。 今日は早く宴会開始し、早く寝て30分早く起きるのが目標です。

宴会は01に勝るとも劣らない訪独の目的ですから決して疎かには致しません。

 P;井門
駅前の電停にバスが停まっています。 電停バス停兼用はよく見る景色です。

それにしても陽が差しています。 (52形はまだ動いていたかも?しれませんが)蒸機列車の運転は終了しているとはいえ撮影可能時間帯にホテルに入るなんて!感動です。

感動の所在地!
               (すみません、意味が全然違いました・・・)

 P;井門
駅構内の探索も欠かせません。

これはお弁当を売っているのでしょうか・・・

 P;井門
ファストフード、こういう店で茹でブルスト売っていないかなァ~・・・ウソみたいですが無いのです。

 P;井門
スーパーで水の買入れです。

 P;井門
電停前を通って

 P;奥井
初日の晩入ったお店で、今回は屋外の席です。 女性が持って来てくれました。

 P;奥井
多分カウンターで発注して自分で席に運ぶのとは値段が違いますが結構疲れ切った我々にはこれがやっとです。

 P;井門
乾杯です。 左手に持ったカメラで撮っていますね。

 P;井門
まだ明るいし、電車は頻繁に行き交うし、最高です。

 P;井門
スパイゼカルテ、メニューです。

 P;井門
こんなんや

 P;井門
こんなのが有ります。

 P;井門

 P;井門

 P;井門
濃い感じの食べ物が一杯です。

 P;井門
「ピルス」は勿論ビールの事です。

「コーラビール」って何でしょうか・・・飲みたいとは思いませんが、どんな味覚の人が飲みたがる?

 P;井門
ソフトドリンクでしょうか。

 P;井門
来ました。 米軍の手先・・・いやハンバーグはドイツのものです。

シングルですが・・・でっかい。

 P;井門
ダブル・・・デカイデカイ!

 P;井門
色から言えばホタルイカ?タコ? つまみとして発注したカバブ・・・肉です。

 P;井門
レーゲンスブルクに旧友を訪ねていた増田さんが帰着して合流、結構長い時間「宴会」やってしまいました。

増田さんは飛行機の時間の都合で明日午前中帰途に就きますが、それまでは一緒に撮影です。

明日は今日と似た運行です。 自動車のナビが動かせるようになった事もあり、今日よりは上手に撮るぞと誓うのでした。







01逢いたや2014⑦エデンコーベン

2014-10-21 | 海外蒸機
P;井門

7; エデンコーベン:Edenkoben

 5月31日、ドイツに来て初めて快晴の朝を迎えた。 朝早めに起きて荷造りをする。 皆は既にホテルを出たようだ。
 

P;井門
ベンツ組出動!

今朝は水沼先生別行動です。

水沼先生は今日チェックアウトしてマンハイムを後にフランクフルトに宿を移します。 明日のシカゴ便が早朝だからです。
 
また、朝のこの「一本」は52形です。
52形はゼロワンちゃうほう(あのときは41形)とも更にちゃうほうですから!

P;井門
マンハイム駅前地下駐車場、もう使い方は判っているのに私が駐車券をホテルの部屋に忘れてきてしまう大チョンボ! 急いで部屋に取りに戻りようやく精算機に入れます。

P;井門
時間は全然ありません。 元からギリギリだったのに誰かのせいで更に大変です。

マンハイム→ノイシュタットをガンガン飛ばして通過、カイザースラウテルンの方へ行く線路沿い(39号線)に向かいます。

この画面は自動車備え付けのナビですが、使い方が全く判りません。(ドイツ語)オンリーですし、

『現在地』



『縮尺変更』

が出来ないのです。

出来るのはスクロールだけですが、『現在地』を出来ないことの不便さは例えようもありません。

この画面は上が南でしょうか・・・・

写真の順番かから言ってこれは朝一番列車の前ですが西北西に向かう筈なのに東南東にむかう画になっているのが不思議です。

ノイシュタットから先は52形の牽く列車とほぼ競争になって居ますので逆向きに走る余裕は1秒といえども無いです。

P;井門
運転する林先生。

昨日、ベンツは100%井門の運転だったので今日は林先生が頑張っています。

でもそれは、義務としての運転担当だった感じがします。 というのは私は果てしなく運転が好きなので、途中あるいは、朝などは運転させてもらうべきだったかも知れません。

なぜそう言うか・・・は後で理由が出てきます。

P;井門
朝もやか?競争状態になっている目標の列車か?まさか! 車が少ないので猛烈に飛ばします。

P;井門
アンダーパスばかりでなかなか撮影可能な場所は有りません。

P;井門
前に車が・・・

P;井門
ヴァイデンタール駅(Bahnhof Weidenthal)で駅に車を寄せて停め、線路に走ると数秒で列車は来ました。

ドライバーの林先生は五感が伝える状況から汽車が来るのが判っていましたが、腰が悪いので無理せず諦めました。 運転席からでは線路端に駆け込むのは無理と判断したのです。

(ですから運転席は私であるべきだったのです)

朝一番の蒸機は最高です。 速いテンポのブラスト音を響かせて猛然と駆け抜けて行きました。 もうこれを撮ったら家に帰って寝ても良いかも。

家に帰って寝てもいいですかァ~~~

朝イチは明日も走ります。 林さんにリベンジのチャンスはあります。

今日、阪上さんは数秒の間に線路を渡って向こう側から『朝イチ』列車を撮りました。 明日は私もそれを狙うかな・・・

P;井門
ノイシュタットに戻りながら途中に良い撮影地が無いかロケハンしながら帰ります。 ノイシュタットの市内で歩道橋発見!

P;井門
フランケンシュタイン/カイザースラウテルン側を見ます。 朝イチ列車に対しては後追い方向です。

P;井門
ノイシュタット・アムデア・ワインシュトラーセ側を見ます。 ちょっと駄目ですね。

P;井門
ノイシュタット駅すぐの跨線橋を見に行きます。 それだと『発車』狙いと言う事になります。

P;井門
駅の情景は大したことはなさそうです。 しかし、18形(ドイツ国鉄は国鉄統一後、各国国鉄のパシフィックはすべて18形に纏めました)の静態保存機が見えます。 この18形はバイエルン国鉄のS3/6形ですね。 でもバイエルン時代を経験していないS3/6も有るのです。 

03形の開発に時間が掛ったのでドイツ国鉄は軸重18tのライトパシフィックの不足を補うためバイエルンのS3/6を追加生産したのです。

さて

さてそろそろノイシュタット~ランダウの非電化複線区間に行く時間です。 水沼先生もポルシェで向かっている筈です。

線路脇に着いて一回目の場所は奥井さんとしてはイマイチということで線路に沿って探していると「鉄」の大砲列に出くわしました。

エデスハイム~クネリンゲン・エッシンゲンの区間です。

P;井門
この場所は「大森隊」が最初に砲列を敷き、そこへドイツ軍が加わったとの事です。 私は手前側に入れてもらってしまいました・・・ありがとうございます。

水沼先生も合流して来ました(写真左側、列手前側)

P;井門
雑草を刈る水沼先生。 此処でもう一歩の集中力を発揮して居れば!

 やや遅れ気味でLandauの前の非電化複線区間へ出た。 01 202が朝日と共にやってくる。 背後のPfalz山が美しい。 ファンの列に最後に加わったのでしゃがんで撮った。 写真を見ると雑草が写り込んでがっかりだ。

P;井門
ムービーには絶好の恵まれた位置の井門はこんな感じ。


痛恨の雑草一本!

P;井門
砲列をどかせて車が強引に通りました。 その時に我々も移動します。

01 202 に続いてすぐに 01 118 がやってきます。 そのまま撮る手も有ったかもしれませんが私は同じ場所で写真を撮る事を良しとしないので思いつきませんでした。

今思うと、これも痛恨の判断ミスかと・・・

P;井門
なんとか場所に辿り着いたのはこんな陸橋でした。 編成の短い保存運転の列車には駄目でした。

鳥が驚いて飛び立ち01と一瞬併走状態になりました。

P;井門
クネリンゲン・エッシンゲン駅を通過する列車。 向こうの陸橋、左側の木に半ば隠れて見える人影は水沼先生?


水沼先生は次の陸橋(先に見えているのがベンツ組が使った陸橋です)が足場です。


クネリンゲン・エッシンゲン駅からこちらの陸橋までは結構距離が有ります。 ベンツ組の人影(多分林先生?)も見えている感じです。


水沼先生は流し撮り風に撮っています。

と言うよりもゼロイチが速い!


 皆は山へ向かうが、原型01 118につきあうべく、ここで皆と別れた。 この日は機会がなかなかつかめない。 カールスルーエまで行くが良い場所に巡り合えず、結局もとのエデンコーベン(Edenkoben)駅付近の陸橋で構える。 01にふさわしい平原の複線区間ということでここを選んだ。 しかしなぜかタイミングが合わない。 多分、01でガラにも無く緊張しているのだ。 逆光だったり、たまたま小さな雲に遮られたりする。 


エデンコーベン駅を発車する52形の牽く列車。



 午後になると雲が増えてきた。 ますます焦ってくる。 陸橋で構えていると、偶然横で写真を撮っていたのは日本の方だった。 関西から来られた貝塚さんで、定年後ゆっくりとドイツのSLを追いかけて居られるとこと、この後も北部の保存鉄道を回られたそうでうらやましい限りだ。 このあたりは一直線で遠くから蒸機がやってくるのが判る。 52型がやってくる。 ドイツの蒸気は駅発車の加速が終わるとほとんど煙をはかないで高速で通過していく。 視覚上は物足りないがブラスト音は歯切れが良くてほれぼれする。 貝塚さんを駅まで送った。


52形は逆行でも前向きと同じ速度で走れます。



さてこちらはベンツ組です。

01 118 の15~20分前に通過した 01 202 はランダウから90度右(西)へ変針、山へ、ショップ(Schopp)峠に向かいます。 これを追って10号線を西へ爆走します。

P;奥井
リンタール~ヴィルガルツヴィーゼンで 01 202 と並走です。

P;奥井
速い! 110㎞/hと云う感じです。

P;奥井
01列車はヴィルガルツヴィーゼンで停車です。 その先、‘ダーン’と‘ショップ’の分岐点近くの並走区間で捉えるチャンスです。

しかしこの時はその決断が出来ませんでした。 冷静さを失っていたのか・・・

P;井門
アウトバーンもどきになりつつある10号線を行きます。

この時しかし我々は全く行く先知らずでした。

スクロールで自車の位置を出しても縮尺が変えられないので全然わかりません。

ピルマゼンスの駅に辿り着いたところで立ち往生となりました。

ピルマゼンスの駅、片側にしか線路が無いのはトンネルなのか?でも線路そのものが目に入りません。 01はもう行ってしまったのか・・・


実はピルマゼンス中央駅は01が走る線の途中から分岐している盲腸線の終点だったのです。 終点だから片方にしか線路が伸びていないのは当然です。 ナビ無し、地図無しの我々には全く想像もつきませんでした。 昨夜の「だらだらした撮影」(ノイシュタットの時間潰し)の「時間」を使って地図を見ながら研究して居ればどれほど役に立ったか!

(地図はドイツには持って来たそうですが、この時ホテルで留守番しています)

悔し涙でランダウ方面に戻ります。

P;井門
先程01と並走したすぐ傍にパーキングが有り、線路確認を兼ねてトイレ休憩です。

P;井門
トイレです。

P;井門
極限まで省スペースで作られた手洗器です。 (水を出して撮りました)

ここで驚いたのは先程並走時の01列車は猛烈な上り勾配を走っていたという事実です。

この凄い上り勾配、さぞや力行苦闘すると思いきや110㎞/hで駆け抜けられてしまったらかなり「がっかりびっくり」する事でしょう。

P;井門
ランダウの街を抜けてランダウ~カールスルーエ間の線路際に急ぎます。

カールスルーエに行った01(01 118)の‘返し’を狙うのです。

しかし、イマイチですが陸橋上に着いた時にはもう通過した後と思われる時間でした。 残念!

2~3分待って「やはり来ない」と近くに停めた車のところへ歩いて戻った時高速走行する蒸機の走行音が聞こえました。

あと1分あの陸橋上に居たら「イマイチの写真」が撮れたのに!!

やはり帰って寝るべきだったのでしょうか。

P;井門
途中のガソリンスタンドで給油します。

P;井門
ディーゼルなので燃費はまあまあ良いです。

P;井門
スタンドの売店で缶コーヒーと

P;井門
スニッカーズを買いました。

P;井門
ランダウの駅を通り過ぎて

P;井門
いつものノイシュタット~ランダウ区間の平原に来ました。

P;井門
52形の牽く列車を撮ろうという訳です。 バックはワインのブドウ畑です。

P;井門
50形(D51相当)の準戦時型が51形、戦時型が52形です。 ほぼ同じ性能で1万両以上作られました。 ボイラーの太い42形(D52相当)も1000両以上作られたようです。

(大型標準貨物機44形は42形と違い3気筒でもっと強力、総勢1753両です)


全て動輪径は日本の貨物機と同じ1400㎜ですがドイツの貨物機は動輪5軸(E型)です。

日本とは国力が桁違いだったことが判ります。

52形のキャブはガラス固定部分が無く鉄板、それも防御鋼板です。 機銃掃射に備えての事らしいです。

P;井門
おっと、可愛らしい虫さんが・・・すぐに食べてしまいました(←と言うのは冗談です!放しました)

実はランダウに戻ってきたところでナビの使い方が判ってきました。 突然氷解したのです。


『現在地』と『縮尺変更』はドイツ語の画面をタッチするものと思い込んでいたのですが、ナビから数センチ離れたところ、ダッシュボードに独立して付いているスイッチで操作するものだったのです。

相変わらずドイツ語だけの表示なので読めませんし、目的地も設定できませんが、縮尺が変えられて『現在地』にいつでも戻れるのでスクロールする事が出来ます! ‘革命的’に良くなりました。

ランダウの街の中で昼食をいただきます。

P;井門
ランダウの旧市街です。 (時間が有ればもっと店を探したかった) 

P;井門
この「角」のお店に入ります。

P;井門
ランダウ、実にいい感じのところです。

P;奥井
ビールを用意しています。

P;奥井
こんなお店です。

P;井門
サラダ

P;井門
ハムとチーズ

P;井門
ペンネパスタ

P;井門
シュニッツェルの一種です。

P;井門
かな、豚肉の間にハムを挟んで揚げて居ます。

P;奥井
サービス精神旺盛な阪上さん。

P;奥井
ビールは阪上さんと奥井さんが頂きます。 ドライバーとその予備は「お預け」です。

P;井門
出てきた店の前を馬車が通ります。



こちら再び水沼先生です。


雲が多くなってきた空。


01 118 が再びカールスルーエへ向かいます。 (午後の往復) 


(ベンツ組も後でコレを追いかけます)



 午後はぶどう畑の中で01 118を待つ。プファルツ山脈の回りから雲が増えてくる。 直前までピーカンだったのに直前に空が雲に覆われ01が通過していく時だけ暗くなってしまった。 隣のドイツ人が空を指してののしっているが天気だけはどうにもならない。 もう移動するのをあきらめて、ここで残りの時間を過ごすことにする。



そして、ベンツ組も出撃です。

P;井門
ランダウの街を抜け、

P;井門
郊外の洒落た街並みも抜けて

P;井門
今日2往復目に入った 01 118 を捉えます。 つまらない所ですが「非電化単線」です。

P;井門
カールスルーエの近くまで追いましたが01には追いつけませんでした。 ライン川です。

P;井門
手前は国道、すぐに並んで鉄道の鉄橋が渡って居ます。

この先カールスルーエに近づくと線路が複雑で我々にはどの線路を行くのか判りません。 街中を避ける意味から言っても、追撃して01をもう一回撃つことを考えても郊外で狙ってアウトバーンにすぐ乗る作戦で‘返し’を狙います。

P;井門
しかし、これぞライン川という眺めです。


一方こちらは水沼先生


エデンコーベン駅を見遥かす陸橋の上から52形の列車を捉えます。


夕方が近付いて天候が再び好転してきました。

つづく。







01たいへん

2014-10-20 | ノンジャンル
今日は必死でブログ書きましたが全然だめです。

今回の“6”は所要20時間程度で書けるかなと期待しましたが全くそんなものではない事を思い知る事となりました。 まだUPははるか先です。 集中力の限界を超えて本日はギブアップです。



斉藤幹夫さん島秀雄賞受賞記念パーティー

2014-10-19 | 今鉄
連日“01逢いたや”を書いているのですが連日連夜の宴会でUPできずにいます。 通常のブログの約30倍の時間を要するので今日も割り込みで今日の事を書いてしまいます。

今年の鉄道友の会“島秀雄賞”に斉藤幹夫さんが選ばれたという事でパーティーが渋谷パンダで開かれました。
世話人はc57135さんです。


入口で会費を集めて名札を渡しているのが本人、斉藤幹夫さんです。 手前に楯が見えています。


2014年島秀雄記念優秀著作賞 定期刊行物部門 『ミャンマーに行った日本型気動車2013』


左から斉藤幹夫さん、鉄道ピクトリアル今津編集長、S川Jさん、c57135さん


実際に写真や動画で日本の気動車の姿や使われ方を紹介して頂きました。


“感動の所在地”の椎橋俊之さんからも言葉をいただきます。


恒例の記念写真・・・すみません井門は邪魔です。 撮影;渡辺クリステルさん

関西や中京地区からも大勢の参加者が有り大盛況でした。

二次会はS川Jさん行きつけの“HOOTERS”(冗談です!)

http://www.hooters.co.jp/


私も「黒」を纏ったおねえさんと記念写真に納まりました。 撮影;S川Jさん

二次会まで大変な盛り上がりでした。

それにしても、タイやインドネシアと比べてもミャンマーは恐ろしくディープな世界で驚きました。

斉藤さんおめでとうございます!

(ブログに書きませんと言っておいて書いてしまってスミマセン!)