クモハ12052発売

2013-12-31 | 鉄道模型
クモハ12052が明日発売されます。


クモハ12052

両運転台の電車で単行運転が自然な姿ですが、元々片運転台の車両から改造したので前後の顔が全然違う電車です。

17m級国電の話を少し書きます。

①昭和元~3年(1925~28年)製造のモハ30により国鉄鋼製電車がスタートを切りました。 当時の鋼製客車同様魚腹台枠、木製布張りの二重屋根、腰高で小さな窓と木造時代の面影を色濃く残した姿でした。

②昭和4~7年(1929~32年)製造のモハ31になって丸屋根のシングルルーフとなり、窓も上下寸法が拡大されて近代的な外観となりました。
1996年3月15日まで首都圏最後の旧形国電として鶴見線大川支線で活躍していたクモハ12052はこのモハ31系の仲間です。

③昭和5~7年(1930~32年)製造のモハ32は国電初の中長距離用2扉クロスシート電車で付随車は20m級として作られました。

④昭和7年(1932年)製造のモハ33(2両、片運)は関西の20m級モハ40の首都圏用です。

⑤昭和8年(1933年)製造のモハ34(26両、両運)で17m旧国電の新製は終了しました。

⑥昭和10~18年(1935~43年)木造国電を鋼体化してモハ50としました。

これらが10系旧形国電とされ、その中で①②④⑤⑥がクモハ11、12、クハ16として通勤路線で混合使用されていました。

クモハ12052はこの中の②です。


            台車DT-11
略歴
1928年 モハ31018 (川崎車両により製造)
1953年 モハ11210 (6月1日形式称号改正)
1959年 クモハ11210 (6月1日形式称号改正)
1959年 クモハ12052 (10~11月大井工場両運改造)
1996年 現役引退 (3月16日)

モハ31系出身の両運転台車には

1950~51年に改造されたクモハ12010~018 (モハ34を荷電に改造した穴埋め用)
 
1957~58年に改造されたクモハ12019~027 (可部、宇部、小野田線単行運転用)

1959年に改造されたクモハ12050~055 (鶴見線の日中閑散時の単行運転用)

が有りました。

50番台グループは改造によって設置された増設運転台が半室運転台で、増設運転台後側の側窓はつぶされて(幅僅か580mmの座席が設置されて)いたのが特徴です。

このグループは転出、廃車などで最後は12052と12053の2両が残されました。

相方であったクモハ12053の略歴です。

略歴
1931年 モハ31088 (川崎車両により製造)
1953年 モハ11256 (6月1日形式称号改正)
1959年 クモハ11256 (6月1日形式称号改正)
1959年 クモハ12053 (10~11月大井工場両運改造)
1996年 現役引退 (3月16日)

クモハ12-50としては連番ですが種車はモハ31の初期車と末期車という違いがあります。

その為、リベットの数や(2両が連結された写真で見ると)屋根のRにはっきりした違いが見られました。

モハ31系を製品化するにあたり、当初はHO1067の入門車両にするべく計画されましたが調べれば調べる程「入門」ではなく「これまでの模型界が実現出来ていなかったレベルを目指す題材」とした方が良いと考えるようになってしまいました。

プレス主体、日本鉄道模型製造の本来の作り方で作るとすれば丸屋根は“絞り”で作らなければなりませんが12052と12053の2両で4種類の絞りを作り、それに合わせた「曲げ」を実現しなければならないのです。

さて
車両の印象を決定付けそうな屋根のRですが、モハ31には1種類の図面があるだけです。

途中のマイナーチェンジは図面としては残されないのが普通ですのでこれは間違いなく初期車クモハ12052の屋根カーブを表しています。

同じ屋根の深さでRの取り方が違う図面はクモハ40の図面でした。
モハ31の屋根は2種類のRで構成されているのに対してモハ40は3種類のRで構成されています。

この屋根カーブがクモハ12053の屋根カーブだと確信しています。

モハ31系の屋根カーブをマイナーチェンジ → 直後に新製開始したモハ40系に採用 → 新形式である事から図面に残ったと言う流れです。

クモハ40は1932年関西地区初の国電として登場したグループですが、20m級を17m級にしたモハ33、34が首都圏に登場し、やがてモハ11、クハ16としてくくられるグループですが、見たところの屋根の印象もまさにクモハ12053そのままと言って良い様です。


オリジナル運転台側 手前側が12053


改造運転台側 手前側が12053

また判明する範囲でリベットの「残っている」「消えている」を正確に再現。
ヘッドライト、テールライト、室内灯点灯。 室内は淡緑色、ロングシートのブルーが効いています。


クモハ12052 オリジナル運転台側


クモハ12052 改造運転台側

旧形国電としても実に美しい姿のまま最後まで活躍してきた電車お手元に置いていただければ幸いです。

クモハ12053も追って発売いたします。


クモハ12053 オリジナル運転台側


クモハ12053 改造運転台側

旧モハ31系統では他にクモハ12013、クモハ11、クハ16も各2種発売いたします。






慰安婦像撤去協力のお願い

2013-12-30 | 政治・経済
韓国が米国で展開している慰安婦像を撤去出来る展望が開けてきました。

ホワイトハウスのHPの請願コーナーに、像撤去を求める請願活動を始めた米国人(テキサス親父と言って、多くのYoutube画像で徹底的に日本を援護してくれている方)がいます。
日本人として、目標署名数10万人を達成しないことは堪えられない、ここは日本人団結力を見せなくてはなりません。

慰安婦問題はそもそも朝日新聞が吉田清治の作り話を事実であったように報道したことがウソを拡大させた原因で、未だにウソ記事の取り消しさえも行わず恥の上塗りを続けている状態です。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7558662.html

研究者あいだでは周知の事実ですが大手マスコミには掲載されません。

こうした中、このような運動があるのは日本人として心強く思います。

事実は違うと何度でも発信することが必要と感じます。

署名をすることで、日本人の意志を示しましょう。

  署名サイトはこちら →  http://goo.gl/mnXO3Y

  署名方法など詳細はこちら
http://staff.texas-daddy.com/?eid=454

署名のしかたが英語で判りにくいので、以下に補足説明します。

1.アカウントを作る;
署名サイトのCreate an accountをクリックし、自分のメールアドレス、名前、姓、郵便番号(zip)、Sing up for・・の前にチェック「チェックボックス」を入れます。(いたずら防止のため、クイズが出されるので答えを入力し、Create an accountをクリックします)

2.本人確認;
登録した自分のメールアドレスにパスワードが送られて来ます。

3.サインイン;
ホームページの先頭に戻り「Sign in」をクリック、送られてきたパスワードを入力して[LOG IN]をクリックする。

4.署名;                                  

さらにこの情報をメールで友人知人に拡散して下されば嬉しいです。







四国で法事

2013-12-30 | ノンジャンル

年賀状、1400枚余のうち鉄道趣味関係400枚は私が管理する事になっています。

私のチェックや一言が遅れる中、急の不幸の知らせが有り四国へ行く事になります。


12月26日15:15JALで羽田を出発。 5分遅れです。


松山は雨です。

JR駅までバスチケットを購入するも「渋滞で危ない」という言葉を聞いて払い戻してタクシーで急ぎます。


松山駅は貴重な地上駅です。


17:37【しおかぜ】で今治へ向かいます。


8000系振子電車特急です。


指定席です。 自由席は混んでいました。


18:12 今治駅に到着しました。

タクシーで通夜に直行し参列いたしました。


20:35頃今治駅に帰りました。 今治工業高校の生徒作品展を見ます。








作品展がタオルというのが今治らしいです。


今治高等技術専門校の生徒作品展です。






高架駅の1階の使用方法としてはなかなか素晴らしいと思います。


年賀状の一部は此処今治で投函しました。


20:53発【しおかぜ】で松山へ


電車の中でチェックしたものを松山で投函しました。


1泊4980円のビジネスホテル。

松山で泊まって明日7:40のJALで東京に帰ります。


せめて四国に来たからには“うどん”が食べたいと駅前のキスケボウルにやってきました。


奥へ進むと『かめや』が有ります。


メニューです。

 
立ち食い一歩手前の様なお店でした。 (そうではない『かめや』の方が普通です)


肉うどんです。


余りに軽かったので牛丼もいただきました。 (それでもかなり軽めでした)

翌日7:40の飛行機で会社に帰ります。


行きの羽田空港で気になっていた“大空の釜めし”です。 大井町本社に帰ってから食べる朝食です。


「おぎのや」の文字に騙されました。 「おぎのや」は「監修」だったのです。

「釜めし」と言うよりは「牛丼」に近い感じです。 だまされた感じです。

(それはそうと「おぎのや」の釜めしは2014年、随分おいしくなったと感じています)

いつもはチェックせず出してしまう鉄道趣味関係の年賀状、状況がどうなっても始めてしまったチェックはなかなか止まらないものですね。









サバティーニいよいよ大詰め

2013-12-24 | 喰いだおれ
今年12月30日で消える六本木サバティーニですが、先日最後かもしれないディナーに行ってきました。

(どうも本当に最後になりそうです・・・・涙涙)



あれっ・・・これは五目入りフカヒレスープです。

  ・・・実はこの日はPANDAレストランとの梯子だったのです。 (食べるのは片方にしろっ)


閉鎖が迫ったアイビスもすっかりクリスマスの装いです。


クリスマススペシャルディナーの設定になっています。


前菜です。 「メニューと違う」のは私がエビカニ苦手なのでスペシャルなのです。


ポルチーニ茸とパルマ産生ハムのフェトチーネ。


全員に追加で出して貰ったスペシャル、ボロネーゼスパゲッティ-とポルチーニ茸のリングイネ。

サバティーニのボロネーゼ(ミートソース)は絶品なのです。

また、此処でわざわざ追加までしたポルチーニクリームソースは来るたびに食べます。

そもそも30年程前、青山サバティーニで1人前2,100円程だった『お勧め』フンギ・ポルチーニのパッパルデルレを偲んで食べて居るのです。

  35年前のドイツ、ニュルンベルクのホテルで食べた小さな小さなジャガイモもそうですが、何十年探しても見つけられない絶品の食べ物ってありますよね。


オマール海老・・・には見えませんよね。 これは私のスペシャルです。


牛フィレ肉のグリル フォアグラのソテー添え バルサミコソースです。


ST-ON軍団の忘年会をこっちに持ってきたディナーだったのです。


デザート。

 
27時までバリバリ遊びました。 ええかげん歳を考えろって。。。かなぁ。。。

極力体はいたわるつもりですが・・・






アートサロン展始まる

2013-12-22 | 国鉄時代
鉄道アートサロン展が今日から始まりました。


本日午前9:00からの設営です。


写真の梱包を解いたところで写真展の中心、三竿さんから設営の注意事項のお話です。

 
展示がほぼ出来上がった時点でその場に居た出展者一同の集合写真を撮りました。 そして受付テーブルの準備です。


始まりました。

一般のお客様に“鉄道趣味とはなんぞや”を理解して頂けると同時にディープなファンが来てたっぷり楽しめる展示が出来ている様に思います。

ただ、井門義博の写真がナサケナイ事になってしまっています。

あまりに忙しいので広告代理店にこの写真パネル作成を依頼したのですが、私はデジタル一眼レフの2:3(1:1.5)の画面比率でノートリミングで使う写真を撮る癖があります。
半切は356mm×432mm(1:1.2135)という長くない長方形です。
私の写真は上下は96%程度が見えているのですが、左右は77%程度しか見えていない・・・撮影者の意図とまるで違う写真になってしまいました。

ただ1枚、広告代理店が焼き忘れた写真を急遽追加した1枚だけは上下左右とも96%位を使った具合の良い写真になっています。

(良い1枚、ダメな5枚は見ればすぐにわかります)


1枚全紙を外の展示スペースに採用して頂いたのですが、巨大な絵に圧倒されてしまっています。


最後に改めてハガキによる案内を致します。

私以外は凄い絵画、凄い写真が揃って居ますので是非ご覧ください。