朝食です。
窓からの眺めです。
『氷太くん』は海抜約900m、さすが天空のリゾートというだけの雰囲気を持っています。
中国地方2位の高峰氷ノ山(ひょうのせん;海抜1510m)登山口へ続く道路から左に入ると『氷太くん』です。
背後にわかさ氷ノ山スキー場が見えます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E3%83%8E%E5%B1%B1
この高度では既にかなり紅葉しています。
2台のバスと自家用車に分乗して若桜駅に向かいます。
若桜駅にて3300形
http://www.uraken.net/rail/chiho/wakasa/3300.html
圧縮空気での走行を実現したC12167
煙突からの煙は模型並に発煙装置(火室内で廃材など燃やしている)です。
若桜駅を元気にする会幹事でもある若桜鉄道社長原卓也さんから説明です。
100名では多すぎますので2班に分かれ、もう一班は若桜町を案内されています。
C12の事、転車台のこと、12系そしてDLのこと。
地元鳥取のテレビ局が取材に来ています。 この日放送されたそうです。
日本海新聞では今朝の朝刊に昨日の保存協会総会の模様を掲載していました。
http://www.nnn.co.jp/news/121019/20121019008.html
圧縮空気で自走して転車台に。
両端2名ずつで回します。
公式サイドに光が回ります。
転車台の表記。
試運転線に繋がり、バックします。
試運転線を走行、皆写真を撮ります。
屋根付き車庫の中から引出してきた無蓋車ト1形に乗り、引張って貰います。
奥まで来た試運転線の様子です。
転車台に乗せられたト1形ト6
長野電鉄から譲渡されたもので明治大正期に作られた10t積み無蓋車。
妻側から見た姿。
反対側です。
無蓋車を仕舞うと今度はC12の番です。
“両極端”私と猪井さんが並んで回しました。 撮影;堀江晴俊さん
後退して
給水塔脇の定位置に収まりました。
順番に、思い思いにC12167を見せていただきます。
銘板の跡なども残り、決して平板ではありません。
私も助士席に座りました。
若桜駅には10:38発の因美線乗入れ鳥取行(鳥取11:23着)DCが停まっています。
人影が少なくなって再度運転室に入り、機関士席に座りました。 撮影;堀江晴俊さん
焚口も開けてみます。
助士席前方窓からの眺めです。
機関士側は上の半円部にワイパーを取り付けたのでこんな具合に見えます。
キャブ内側は淡緑色にはしていないのですね。
交替してこちらの班が町の見学に回ります。
宿場町“若桜宿”がどういう位置にあったか、その成り立ちから解説が始まりました。
若桜町観光ガイドクラブ有田晃さんです。 その説明の面白いこと!
まずは若桜駅前から出発です。
若桜町営バスターミナル。 若桜町観光協会の女性を紹介、テレビカメラ付きです。
お食事処『大入』
カツ丼が美味しいという解説が有りました。
カツ丼研究家として食べてみたかったのですが今回は時間がありませんでした。 心残りです。
若桜吉川豚と言うのが有名な様です。
若桜駅前通りを歩いて県道176号線(旧若桜街道)を左折しました。
右側の“昭和おもちゃ館”で少しの休憩時間です。
休憩時間=入場券を買って中を見なさいということなのです。
予想以上に良かった(撮影禁止なのが残念!)です。
おもちゃ館は2階、ちょっとしたNゲージのジオラマも有りましたが、古いブリキの玩具が沢山展示されて居ます。
町の造りについて解説を受けます。
江戸時代以前から道沿いの両側に上水道が流れ、炊事は此処で行うとのこと、裏通り側は下水道(昨日の保存会総会時に若桜町の建物の中央付近には中水道という紹介もあったかもしれません)
屋根からの雨水も上水道に落ちるように作られています。
氷ノ山はじめ周辺の山々からの豊富な水を生かして豊かな宿場町だったようです。
雪の季節は軒下を歩けるようになっていました。 「カリヤ通り」と言うのだそうです。
http://www.infosakyu.ne.jp/s-wakasa/map/syousai.html
伝統的な造りの建物です。
蔵通りです。
http://kanko.town.wakasa.tottori.jp/search/watch/culture/kura-st/
西方寺
蔵通りで火災の寺町への延焼を止めたのは、寺まで燃えてしまうと町を再建するまでの間雨風を凌ぐ場所が無くなるからだそうです。
隣の正栄寺 お寺は4つ並んでいます。
駅に戻ると私達保存協会総会出席者の昼食のために駅構内で焼きそばを作っています。
頂くのは綺麗になった12系客車の中です。
スロフ12-3車内です。
乾杯!
メイン会場は2両目オロ12-9お座敷客車です。
メインは若桜鉄道SL弁当です。
若桜吉川豚でしょうか!
焼きそばも頂きました。 いっぱい入って居る鶏も地の素晴しいものだったはずです。
突然襲撃されて仕舞いました。 この地の風土、人情の素晴しさについて感銘を受けた話をしました。 撮影;名取紀之さん
12系にC12167が連結され、
引出してみせるデモンストレーションが締めくくりです。
まずはDL牽引での12系運転を計画しているようですが、圧搾空気C12で牽けたら素晴しいですね。
その為には若桜鉄道途中に交換駅を作って「全線一閉塞」を脱しなくてはならないということです。
若桜駅の一部はこの様なグッズコーナーになっています。
解散となり若桜13:18発鳥取行DCでこの地を去ります。 3300形ですね。
鉄道保存活動をしている仲間のハートの熱さが伝わってくるような別れの情景です。
テレビ局は鉄道でこの地を去る我々を乗せた気動車を追います。
若桜鉄道は素晴しい駅舎が多数残って居ます。
乗って残そう若桜鉄道。
ホーム待合には寅さんの案山子が居ました。 「男はつらいよ」のロケ地にもなっています。
案山子は八頭(若桜町は八頭郡)の名物なのでしょう。
13:49 郡家に着きました。
13:52 郡家発、鳥取(14:09着)に向かいます。
因美線のこの辺りの各停は智頭急行のDCと若桜鉄道のDCばかりでJRは第三種鉄道事業状態だとも聞きます。
14:08発【スーパーいなば6号】で岡山に向かいます。
昨日のHOT7000系に続きキハ187系初体験です。
2連で走るキハ187系の‘激混み’は有名なので指定席を取ってあります。
酷い車両だと思います。 経営的には効率の良い車両でしょうが・・・
A席ではなくD席でなくてはいけなかったです。 ずっと日の当る側でした。
山陽本線の上郡まで【スーパーはくと】と同じコースを走り、上郡で方向転換して岡山に向かいます。
この走るコースにびっくりです。 距離より速度!(倶知安回りと千歳回り比較と同じですね)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%B0_(%E5%88%97%E8%BB%8A)
平面顔特急は岡山に到着しました。
停止位置目標に合わせるのは「ぴったりじゃないと具合が悪い」車両ですね。
醜い車両の日本代表として世界に発表したい様な車です。
(そう云う車両は模型が売れないということが無いというところが模型の面白いところです)
折角岡山に来たので駅弁を買って記念に食べます。
停車中の【さくら】の隣に進入する【のぞみ40号】16:14発
‘瀬戸内’に惹かれてあなごめしにしてしまいました。
広島じゃなく岡山でコレを買った事に対して反省しています。
味は良かったです。
(意外と言っては何ですが)あまり空腹ではない状態に対して丁度良い軽さでした。
デジカメタイムラグで逃した併走する阪急電車の顔・・・
品川19:26着、流石に本社に行く元気はなく帰りました。 やはり結構遠かったです。
日本鉄道保存協会と会員の皆様の真剣な取組みにおおいに感銘と刺激を受けた2日間でした。