クモハ12052キット間もなく発売

2010-12-31 | 鉄道模型
クモハ12052キットはどうにか間にあって2011年1月1日発売です。


2010-01-19 既に1年前此処まで来ていました。


2010-02-10 リベットが流れ出さない(左)ように出来ました。


2010-02-10 シルヘッダーの厚みをどのレベルにするかの実験です。


2010-02-24 こんな差が出ます。


2010-10-05 そしてこの時点では完成品も12月は堅いと思っていました。


2010-12-14 実は新しい車体に切り替わっています


2010-12-14 最後に追加パーツを待ちます!

妥協せずがんばり抜いた製品になりました。 
価格もやせ我慢プライスです。
(私も痩せたいですが・・・)

余裕が無く
途中の写真をもっと出して何故この様に時間を食ってきたのか明らかにしたいところですが
ここで書きこんでしまいます。

残念

本日の実に盛り上がった6788会のレポートは後日といたします。

12053 12013 と続きます。 その後クモハ11 2種類、クハ16 2種類!

是非お楽しみに!

良いお年を!





ウコンの力

2010-12-30 | 喰いだおれ

ここのところ、忘年会シーズンで「ウコンの力」の宣伝が凄まじい勢いですね。


左;ウコンの力 ¥200   右;ソルマック ¥368

このふたつを「同じようなもの」と考えてはいけません。



“ソルマック”は大鵬薬品工業の指定医薬部外品です。

はっきり言って「これがないと生きていけない」ほど重要な奇跡の薬です。


“ウコンの力”はハウス食品工業の清涼飲料水です。

ソルマックが「売り切れ」のときに代用品として飲む前に飲んだのですが、全く効果が無く唖然としました。

値段もだいぶ違いますが効果は値段の差以上に桁外れの違いがあります。

もし“ウコンの力”しか飲んだことがない人が居たら高価ではありますが一度“ソルマック”をお試し下さい。
効果があると言うことはどういう事なのかをはっきり認識出来て“ウコンの力”は一体何だったのだろうと考えてしまうはずです。

ウコンの錠剤は“ウコンの力”とは全然違うかなり効果的なもののように思います。






吉兆

2010-12-30 | 喰いだおれ
忘年会のシーズンも残り僅か

      「もう終わっているでしょう」と言われそうですが、本日の6788会が終わってこそ今年が終わるんだなと言う気分になります。

今年の忘年会で一番高級な忘年会はホテル西洋銀座B1の「吉兆」でした。


バブルの極致という感じがするホテル西洋銀座入口です。

http://www.kitcho.com/


吉兆入口は地味な趣です。


最初の品

からすみは少し焙ってから頂きます。

器2つの中身を撮るのを忘れました。 虎は今年の干支で、間もなく兎に替ります。


冷酒「吉兆貞翁」 貞翁とは吉兆創業者湯木貞一のこと


吸い物 陰陽椀と言ったかな・・・忘れてしまいました。 月と太陽を表わしているのでしょう。




鮑です


希望者は蟹も選べました。 この器も凄いです。


お造り 雀の器が凄いか繊細に包丁が入った刺身の数々が凄いか・・・・


次は


イクラです。 生筋子からほぐして軽く味を付けたというほどのお味です。


ふぐ石焼きです。


石は良く焼けています。 ふぐを食べる食べ方として№1だと思いました。


次は


えび芋、穴子・・・


ローストビーフ


赤出し、かやくご飯(お釜から)


おかわりは「お焦げ」を頂きます。


もう一杯。


柿の実をくりぬいて


柿果実入り柿のムースです。


カカオの入ったきんとん、ちょっとチョコレートのような和菓子です。


そして御抹茶


少し塩が入ったお茶


最後は焙じ茶です。


仲居さんに「本日の献立」を頼んだら「ささっ 」とこれを書いてくれました。







C11133 [釧]

2010-12-29 | 鉄道模型

昭和49年3月 標茶駐泊所

汽車製造大阪工場=1552
1938-03-09 製造→ 配属;大阪局
1945-09-30 現在;深川
1949-03-01 現在;深川
1955-08-01 現在;標茶
1962-03-00 現在;標茶
1964-04-01 現在;網走→ 釧路
1974-10-12 廃車;釧路
保存;北海道苫小牧市「青少年科学センタ-」

(レールマガジン300号付録 沖田祐作「機関車表」より)


最初は大阪ですが、戦争終了時には既に北海道へ渡り昭和20年代のうちに標茶に来ていた標津線の「ぬし」の様な機関車です。


電化線の近くに居たためしがないので「架線注意」が無い機関車です。


例によって加工前に写真を撮っておきます。


反対サイド、ナンバープレートがそれほど荒れていないのでこの機関車はそのまま使う事にします。


まずはブレーキ装置、先輪、従台車などを外していきます。


塗料が回り難いエアタンクと車体の間、冷却管の奥をエナメル「セミグロスブラック」で筆塗りします。


汚す前のシリンダーブロックです。

動輪のオイルレスメタルを小さく作って外から見えないように工夫しています。

C55以外のスポーク動輪の機関車を作るときはこの「見えないオイルレスメタル」が重要です。


シンガーフィニッシュ様の汚しを掛けたシリンダーブロックとフロントデッキ。


これからつや消し(と言っても1/4艶位の)黒を吹いて全体を整えます。


マスキングした状態です。


今年10月にキャブに入れて貰ったC11171です。

蒸気機関車のキャブは当然乗務員室の淡緑に塗ってあるのが当然です。

かつて16番「モデルパシフィック」のC53のキャブ内側が塗られていたのが印象的でした。

C11は塗りやすそうなのでこのC11133は塗ってみる事にします。


エナメル「スカイ」に多少他の色を加えて作ってある塗料を塗りました。


色々な業者がこの淡緑を持っていますが、私の作ったこの色が一番良いと思っています。


これは黒を吹いた状態です。


反対サイド。


蒸機のキャブ内は通常過激に汚れて真っ黒です。


わざと吹き込ませてウェザリングしたわけです。


しかし、汚れ色は下から多く吹くので折角塗った室内色が全滅しないようにキャブ内へ行きにくいように軽いマスキングをします。


動輪その他、こんな具合にマスキングします。


吹き終わりました。


キャブ内ボイラーバックプレートはこんな具合。 ブレーキハンドル単弁、自弁を研き出します。


シリンダーブロックはこんな具合になりました。


動輪タイヤを筆塗りするために回します。


タイヤを塗った状態です。 乾くと自然な感じに馴染むはずです。


窓ガラスを貼ります。


石炭が減った状態を表現する事にします。

蒸機末期、大概の機関車の炭庫の中は錆びて真っ赤なものです。


IMONで扱っている「ウェザーシステム」を使って錆を作りました。

エコーのウェザリングベンガラと同じようなものですが錆を表現するのに3色用意されていて組み合わせるようになっています。

そしてまた安直ですが選ばないで片端からUPしてしまいます。








































C11133は二次型なので、落成時は重見式給水加熱器が付いていた、その名残でこういう形の梯子になっていたんじゃないでしょうか。




天窓からブレーキハンドルが見えます。

古いタイプの天窓なので(C11三次形を含む)近代機の「天窓に2本レール」はありません。








室内の淡緑は見えるのですが、写真には写ってくれないものです。


少しは新しい角度をやって見ようと中間を考えたりいろいろやってみました。

蒸機は全く面白いです。






C11209 [釧]

2010-12-28 | 鉄道模型

C11209を仕上げ致します。

取りかかる前にIMON完成品のC11227SFと並べて各部を比べてみます。

C11227は札沼線時代は単線用スノープラウで、日高本線苫小牧時代に複線用スノープラウに付け替えています。

C11209はもっと古くから苫小牧に居て、前後ともLP-42二灯に改造されています。

両機とも日高本線無煙化後は標津線を受け持つ釧路機関区標茶駐泊所に配置されました。


北海道のC11は全て炭庫を改造してテンダー機と共通の中央に給水口を設けていますが、改装時期の違いなのか所属機関区の指定の違いなのか色々なパターンがあります。


この写真で見るとこのままでもそう遜色ないのですが、やはり程々の「汚し」を掛けます。


先輪、従輪ともに「復元」が入っていると脱線の原因になります。 復元バネは絶対に駄目です。

一方、下向きのバネは緩く入っていなくては跳ね上がって脱線する可能性が残ります。

その両者を一挙に解決したのがこの先輪、従輪と一体で動く弱いバネです。

従輪のバネは左右二軸ずつから集電してモーターへ給電する為のブラシを兼ねています。


また、写真に見られる様に「段付きビス」を使わず、普通のプラスねじ+真鍮挽物ジャケットで止める構造にしていますので先輪、従輪の「遊び」は安定しています。

(製品によるばらつき、締め方によるばらつきが出ません・・・・経験上そうなるのです)


モーター軸をくわえ込んで吊り掛けにしている新型ダイキャスト製軸箱です。


こういう構造になっています。

台枠から動輪裏側にベリリウム銅の柔らかいしなやかな集電ブラシが其々独立して6本、すなわち非絶縁側にも付けてあります。
(この写真でも僅かに見えています)

この車輪の動きに追従できるだけの長さを持たせた集電ブラシを得た事によって我々が手に入れることが出来る全ての鉄道模型の中で№1の集電能力を持っています。

ライバルに成り得るのはKATOのD51だけ(片側10か所の集電ポイントを持ちます)

IMONにも片側6か所集電は有りましたが、「非絶縁」に頼らず其処にまで「集電ブラシ」を付けるという事+集電ブラシに大きな動きに追従できる長さ、大きさが有る事の威力は素晴らしいモノがあります。


先ずは磨き出された空気作用管を沈んだ色にするため‘いさみや’の常温黒染液で染めます。

筆で塗り付け、すぐに拭き取り、磨きます。

筆は使ううちにどんどん傷んできます。 使う筆の「毛」の材質によって傷み方が違ってきます。 

手に持つ軸が黒いのはTAMIYAの特殊樹脂毛の筆で、傷んでくると外側に反って跳ね上がってきます。

手に持つ軸が木製のはTAMIYAの馬毛の筆で、傷んでくると細って抜けて減っていきます。

(この写真で雰囲気が判ると思います)

筆を長持ちさせるために一所懸命にティッシュで拭き取りながら使いますが必ずこうなってきます。


シリンダーブロックの中にもウェイトが入っています。

これも一見上回りを組み付けると空間が出来そうですが上回り側に出っ張りが有り綺麗に空間が埋まってしまいます。
(この写真でそれが判ると思います)


従台車を上から見たところです。


下から見るとこうなっています。

「付随車輪に集電ブラシ」は感心しませんが「下に向けて押さえる力」があるので大丈夫かなと思います。

車輪裏側に思い切り長さをとった集電ブラシが車輪の形に合わせて伸びているのが判りますでしょうか。

この長さが当りの柔らかさを生みます。


煙室を艶消しに塗装し、ディティールを浮き立たせるシンガーフィニッシュの手法に近い仕上げを行い、マスキングをしたところです。


反対側の姿です。

先ずは艶消しの黒を吹きます。

目的は

① 筆塗りでマッハシールプライマーを塗ってあるクルクルパー(回転式火の粉止め)の上面の網を塗装する。

② 筆塗りで艶消し黒を吹いた煙室部分の艶を安定的なものに仕上げ、煙突との艶の差を誤魔化す。

③ シンガーフィニッシュ手法は「軽く」やるのが難しいので、一旦やり過ぎておいて吹き付けで減ずる方が安定した仕上がりを得られる事。

です。


ついでですから接近してよく見てみます。 これはシリンダーブロック。


ボイラー上面とサイドタンク上面。 吊り環が面白いタイプです。


フロントデッキの手すり類。


黒を吹き、そのあとすぐに「汚し」も吹きました。


反対側からの様子です。


シンガーフィニッシュ的手法が効果的なバックプレート部分。

此処は効果を狙って椅子を青くして、ブレーキレバー2つを真鍮面を磨き出してみました。


上回りと下回りを組み付けます。

この後先輪、従台車を組み付けてから動輪周りのブレーキを組み付けます。

従台車から電気を受け取るニッケルメッキされた「平原」の様子も判りますね。

このやり方は木曽ボールドウィンの従輪から左右の電気を吸い上げる構造の応用なのです。


石炭は下まで積むのがもったいないので、1/80蒸機にも大きくて使えないカンタムC62付属の石炭を下積みに使って上にIMON新HO石炭を積みます。


ナンバープレートがやはり周りが汚い、大きく見える事から一旦はがして周りをヤスって仕上げなおします。
右の一枚が仕上げたものです。


動輪タイヤ部分の塗れ方がちょっと汚いので、いつもの動輪用の塗料を筆塗りでタイヤ部分だけ塗り重ねます。

もちろん轆轤(ロクロ)の様にモーターに通電して回しながら塗ります。

この動輪タイヤ用塗料はリターダーシンナーだけで溶かしてあり、乾きがうんと遅くて筆塗りに適するようにしてあります。


大体仕上がったところでC551SF(シンガーフィニッシュ)と並べて比べてみます。

まあ馴染みますね。

写真は選ぶのが面倒なので写した写真全部載せます。 クリックすると大きく見られます。

(問題点はスノープラウが低すぎる事です。 どうするか悩み中です)