フェニックス店主作品C5770[佐倉]のフィニッシュをしました。
ナンバープレートはこちらで用意していますのでプレート類無しの状態から仕上げに取り掛かります。
塗装は昔の状態・・・「そのままでもOK」の美しさです。
数年前
(D5110もその時期)の悪かった時分の塗装とは余りにも違いすぎます。
煙室に艶消し塗装筆塗り後、半艶黒の吹付けに参ります。
エコノミー式先台車の支持方法を弄ってみることにします。
既存のIMON製品は取付アームと先台車の間には真鍮スペーサーです。
これを、テンダー台車と同じパーツを使ってスプリングが噛む状態にしてみます。
(本当はもっと上下寸法の小さなものが良いのですが・・・)
目的は僅かの違いではありますが集電性能に更に万全を期すためです。
唯一気になるの点の修正を試みます。
C5770の写真をよく睨んでいると、炭庫前板中央部が高くなるように改造されている様です。
D5110の経験があるので同様な方法で簡単に改造してしまうことにします。
3mm×0.4mmの帯板を切って筋彫りして曲げて作ります。
左側はATS本体を収めた部分
(ホワイトメタル接着)があるので、右側で半田付けします。
左側にゴム系の接着剤を付けて仮付けして右に半田を流します。
上手く行きました。
ところが、指に付いていたゴム系接着剤がせっかくのテンダー側面に付いてしまいました。
サンドペーパー
(#1500)で取り除いてもう一回半艶黒を吹くことにします。
(発電機排気汚れ表現もぼかさなくてはいけないので丁度よいです)
キャブ室内色が僅かに窓枠にはみ出ていたり、
天井
(室内色)とキャブ
(黒)の境界がきれいに仕上がっていないところを、
細い筆で修正します。 これは修正後。 佐倉の区名板シールの紙の断面も黒く塗ります。
こちら修正後。 単に見える
(=作業が可能)か見えない
(=作業不可能)かの違いだけが全てです。
全検表記を転写します。
続いてATSの「S」表記を転写します。
架線注意を貼って「汚し吹きつけ」に向かいます。
汚しました。
実はもっとハードに汚す気合で居たのですが、仕上がりが綺麗に出来すぎていて申し訳無くて「やや綺麗」な機関車になってしまったのです。
製造銘板
(C5765や72と同じ昭13川車)や換算表記もキットに同梱されているものがそのまま使えます。
いろいろな角度と距離から撮ってみます。
テンダー後方のナンバープレートの位置は個性的です。 1956~66年の10年間に新津で過したからです。
もちろんキャブ屋根延長やドーム前ステップの5角形の手すりにもその特徴が表われています。
写真で見ると色もあまり付いていない感じですが錆色はだいぶ使ったつもりです。