キハ58系収納〔き そ〕

2020-10-07 | 鉄道模型
IMONの最初期製品キハ58系は1999年9月からパノラミックウィンドウの製品から発売が始まりました。

当初よりスポンジの劣化の問題を意識していたのでグレーの硬質ウレタンの中に収められ、今も販売継続中の「IMONハイテククロス」に包まれて収納されていました。

取り出して見ようとすればいちいち包みを解いて見て、再びきれいに包まなくてはなりません。


こんな風に出てきます。


しまう時はゆったりした気持ちで包みます。

IMONハイテククロスは最高級メガネ拭きです。 模型が引っ掛かったりしません。


マークが真ん中にくる包み方があります。 実は慣れれば簡単です。

作業、手始めは2002年発売の後期製品(青箱)の長ナノの車から扱ってみようと思います。

箱の入換だけでなく、カプラーがナックルで線路に乗った者同士の連結が出来ない問題をIMONカプラー密自連で一気に解決する作業実行の用事もあります。


キハ58交換用を想定していたHO-135を使うつもりです。


貨車や台車のブレーキに使っている「茶色」と同じ材料のヘッドをパチンパチンと組立てていきます。


あっという間に快適に組み上がりました。 こうして置いてみると確かに茶色があまり茶色く無いです。


ほぼストレートに置き換えられる両者、右がナックルカプラーです。 私の想定していた色はまさにこれです。


取り付けてみました。 確かに明るすぎる感じです。


グレーの車両に使うことにして黒で再チャレンジ。 組立済で仕舞ってしまいました。


会社でも各種作業ができる「東大井工房」開設に向かってビスの整備をします。 SBー6にこれらのビスを入れます。


今度は黒でやってみます。


ヘッドを作るのは簡単です。 パチンと組んでバラけないのはものすごく楽です。


ポケットへの組付けは頭側を当てておいてマイナスドライバーでチョット推しながら上下から押さえるとすごくスムーズに「ムギュ~~」っと組み上がります。


またナックルと比べてみます。 これまたさっきより差が大きいですね。


先頭部のカプラーはこちらが良さそうです。


連結面側は色が薄い茶色でも良さそうにも思いますがキハ58系は全て黒にします。


21.3m車用の馬場9mmのモルトを貼っていきます。


屋根を押さえるモルトは6mmのモルトは内箱内部の幅が約260mmなので片方30mmのスペースを測りながら貼っていきます。
9両編成用の箱です。


あっとびっくり!非冷が出てきました。

これは仲間外れでした。 昭和40年代後半の〔き そ〕は基本編成8両で季節などで3両増結され名古屋~松本間11連になることがあります。
8両でピッタリだったのです。

この非冷のキハ28の相方はモデルワーゲンベースの特製品キハ55が1両で寂しそうにしていました。


そうなると8両用の外箱を持ってきて内箱を交換し、もう一つの8両用の箱も登場して8両編成に化けました。


中身が入れ替わりました。


キハ65にもナックルを付けてみます。

久々に見るキハ65がよくできているのでびっくりです。 黒車輪の中に白いディスクブレーキが光ります。


そんな予定ではなかったのですが先頭に使うことにします。

キハ65はIMONでは全車T(モーター無し)です。 理由はDML30HSDエンジンをわざわざモーター収容の為猛烈幅広にするのはいかんかなあ・・・と思ったからです。

DMH17Hはモーター付きと無しで別のものにするわけにはいかないので幅広で我慢です。


一応遊べるようになりました。

「指定ー指定ーグ指ーグ自ー自由ー自由ー自由ー自由」の編成です。

手を付ければきりがないのですがこれでモーターも統一されています(ナミキ径12.5片軸)ので良く走ると思います。





Rocoは手強い2

2020-10-07 | 鉄道模型

BR50です。 DR東ドイツ国鉄です。

スノープラウがありますね。


さっきのBR043とは逆に「なんちゃってエアホース」と「鎖なしフック」が取り付けられています。 同じメーカーとは思えません・・・

ゼロ番台=重油専燃です。(東独国鉄DRのチェックディジット改番以降)

チェックディジットが付けられたとき、東ドイツ国鉄では蒸機は2桁形式のままとし、番号を4桁にすることにしました。

元々の1000番台の車両達は違う番台に持って行かれてしまいました。

例えばゼロサンの1000番台はゼロサンではありません。
ゼロサンは最高速度120~130km/h 2気筒です。
ゼロサンの1000番台は流線型(全機普通型に改装済み)最高速度140km/h 三気筒)ですが、ゼロサンのゼロゼロ番台にされてしまいました。

有名なカマとしては「03 1010」だったものが「03 0010」になってしまいました。

50 0063-3

重油専燃は当然としても50形の63番なのかしら??

チェックディジット導入で番号が4桁になったカマならともかく50形は何千両か居た筈ですから。


つかみ棒やスノープラウがあるのに説明書にはナンバープレート貼付のことしか書かれていません。


重連の次位に使う予定はないのでちゃんとしたエアホースに交換します。


珍しいスノープラウも付けました。


左の「S3/6」を含むエッチング文字は数ヶ月~1年前の「03-10」のエッチングの残りです。
下の「G5/6」を含むエッチング文字は「50-35」のものです。
右上に乗っているエッチング文字は今回のもので、ライヒスバーンも軸重表示もシャープになっています。


プレート類貼付け前のキャブ


プレート類貼付け後のキャブ プレートが厚ぼったく見えますが0.2mm余の厚みです。

しかし、安定しません。


軸重などの表記の下に入るリベットがきっちり出っ張ったままです。


マイナスドライバーでキサゲました。


だいぶ落ち着きます。


つかみ棒を兼ねた吊り輪を取り付けます。 説明書は無いですが多分間違ってはいないと思います。


50形00番台は解決しました。


35形です。 東ドイツでリベットだらけの58形コンソリ(まるで9600)を撮りに行った時に随分見かけたプレーリー(まるでC58)です。


こんなパーツが入っていて「力作」を感じます。 細い金属製のつかみ棒です。


2軸/3軸の客車を牽く本命(実はザールフェルトの周辺ではあろうことか「01」や「01-5」が牽いていたのですが)と考えていますので旅客用の伸縮を生かすカプラーに交換します。


ダイキャスト製の動力部分を分解してカプラー取付座を掘り出します。


伸縮カプラーには番号「15」と「10」の2種類があって取付部分の上下寸法に差がありました。

適合したのは「10」の方でした。


エッチングのプレート類がめちゃくちゃに薄くてデリケートなので測ったら厚さ0.1mmでした。


50形などのプレート類は0.22mmです。

日本の普通のプレート類は0.3mm厚です。


有り得ない厚さ0.1mm

エッチングの厚さは0.05mmでしょうか。


シリンダーの銘板が印刷されていますが


それを「貼れ」ということみたいです。


カールマルクスシュタット機械工場製シリンダーのようです。

ゼロイチ原形タイプが現役の時、3割程が「原形」である鋳物製、残り7割が組み立て式でした。

組み立て式はこのカールマルクスシュタット機械工場製だったのでしょうか・・・

原形の鋳物シリンダーブロックは01-066、01-120、01-137などです。
カールマルクス機械工場製への交換済は01-118、01-204など多数です。


左側貼りました。


0.1mmだとニッパーでも上手く切れません。 ハサミで切るのですが、こんな0.01mmみたいな切り込み過ぎが発生してしまいます。

カッターでも切れます。


これから右側に貼りますので実演してみましょう。


鉄道模型は走らせて遊ぶおもちゃですから頑丈にゴム系接着剤で接着します。


細かいものほどガッチリ接着剤をつけます。


ゴム系接着剤が盛大にはみ出しますから、まるめて指先で玉にしたゴム系接着剤をピンセットでくっつけて吸いつけさせて絡め取ります。

これが出来るから細かいものの接着ほどゴム系接着剤がぴったりです。

「セメダイン」と「小西ボンド」にそれぞれ「黄色」と「クリア」が有ります。 この4種類は内容成分が全部違います。 それぞれの癖があるのです。
私は断然セメダインのクリアです。
五反田工房(もしかすると両工房とも?)も同じでした。

小西ボンドは溶剤臭く無いのが良いところのようです。


さらにはみ出した接着剤をこのように爪楊枝の先で時間を掛けて転がして丸め捕る方法もあります。

爪楊枝は尖っているように見えますが、人の口腔用の爪楊枝の先端を30倍くらい細くなるまでヤスリで尖らせる必要があります。
我慢して綺麗な先端を作る必要があります。


こうして「番号板」「ドイツライヒスバーン」「G5/6 軸重18t」「マグデブルク鉄道管理局」「ハルバーシュタット機関区」を貼り付けました。


説明書にはありませんが金属製のつかみ棒を瞬間接着剤でつけます。


テンダーのつかみ棒はプラスチック;軟質プラスチック製で結構細いです。


そして禁断の墨入れを企みます。

ロコのプラスチック蒸機は見栄えが良いのですが墨入れで見間違うほど良くなることもわかってはいます。

でもそんなことに手を出したら地獄です

そんな墨入れ、私の得意の黒+レッドブラウンでやってみてしまいます。

私としては撮ったカマではあるけれど、ものの数に入れたこともなかったBR35で墨入れですぜ!

(でも撮ったカマは重油だったかもしれません)


墨入れしてみました。


こんな風です。


少し拭き取ってみました。 炭水車の前半分です。

でも、この機関車のダメなポイントは石炭の表現なんですよね。

(iPadの鈍いのは23:30~24:30ころが断然ダメなことがわかりました)