魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ツツウミヅタ

2011年11月22日 22時43分29秒 | 魚介類飼育(海水)

前回の日記でツツウミヅタを購入し、水槽に入れたお話はしたと思いますが、写真をまだ貼っていなかったので、ここで載せます。このサンゴのポリプは美しく、花のようにきれいで繊細、我が家のお気に入りのサンゴになっています。

ただこのサンゴは儚く、水質悪化で状態が悪くなりやすい種類で、本来はベルリンなどナチュラルシステムのほうが飼育しやすいということが書かれていました。我が家では、2週間に1回、半分弱水替えによって対処する予定です。

魚は何も追加しておらず、ネタで苦しんでいますが、最近お気に入りのアケボノハゼ。最初の頃はハタタテハゼを意識していましたが、今は互いに「我関せず」の状態。餌は、細かい配合飼料を1日1回与えるほか、サンゴ用のプランクトンフードも捕食しています。

器具はヒーターを入れました。

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食べにくい魚、しかしそれは美味い魚かもしれない

2011年11月20日 22時14分49秒 | 魚紹介

一口に美味しい魚といってもいろいろな魚があります。アジ、サバ、イワシ、サンマ、サワラ、マグロ、カジキ、ヒラメ、マダイ、マゴチ、カサゴ、キンメダイ・・・。これらの魚は、一般的な魚屋で購入でき、そしてさばき易い魚たち。

しかし、さばきにくい魚もいろいろおります。内臓に毒があり、さばくのには資格が必要な「フグ類」、独特な切り方「つるし切り」でさばく「アンコウ」、匠の技の包丁さばきが必要ともいわれる「ハモ」・・・

今回のエビスダイOstichthys japonicus  (Cuvier)は、鎧のように鱗で覆われた姿が特徴的な魚です。包丁が入りにくく、調理には苦労する魚です。

鱗をはぐのに苦労する魚ですが、苦労して剥がして、煮ると大変おいしいものです。鱗つきのまま煮て、調理の前に箸で鱗を取って食べるのも良いと思います。

エビスダイは、イットウダイ科の魚です。肉質はよく、鱗をはぐのに苦労しますがおいしい魚たちです。イットウダイ科の魚はキンメダイ目に含まれ、重要食用種をいくつか含みます。キンメダイ、エビスダイなどのほか、琉球列島ではアカマツカサの仲間を「みんたまーあかいゆ」と総称して食用としますし、南半球や旧ソ連ではヒウチダイ科の大型種オレンジラフィを食用魚として開発しています。

 さばくのは大変な魚ではありますが、さばいて、調理し、口に運ぶときには、その大変さが味となって、口腔内に消えていくのです。さばくのが難しいか否かで、魚の味を判断してはいけないのです。

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なにこれ?

2011年11月19日 21時33分40秒 | 魚介類飼育(海水)

60cm海水水槽に直結してあります小型魚水槽ですが、この水槽で面白いのを見つけました。

ヤドカリの入っております、ツメタガイの貝殻に何かくっついています。これは何でしょう?

これはおそらく「セイタカイソギンチャク」というイソギンチャクの仲間で、砂が体にくっついているようです。ヤドカリが貝殻をひっくりかえしてるうちに、イソギンチャクに砂がくっついてしまったのかもしれません。

これがセイタカイソギンチャクです。大量に発生しますと、サンゴなどに悪影響がありますが、この水槽にはサンゴが入っておらず、対して影響はないと思われます。

イソギンチャクの畑で黄昏る??イソギンポParablennius yatabei  (Jordan and Snyder)。眼が赤いのがかわいらしい。まるでウサギみたい・・・

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最近の水槽

2011年11月18日 21時48分27秒 | 魚介類飼育(海水)

どうも最近は水槽の話題が少ないですが、少しレポートします。写真はアケボノハゼNemateleotris decora Randall and Allen、赤色と紫の体がとてもきれいなクロユリハゼ科の美種。

●水槽内に「アメフラシ」出現

水槽を眺めてると、茶褐色の生物が出現。アメフラシの仲間のよう。以前持ち帰ったカキの中についていたようです。アメフラシの仲間は植物食とのこと、水槽に生えてるアオサがピンチかもしれません。ほかの生物にはおおむね無害なようで、放置中。今度写真撮ります。

●カクレクマノミ、1年たつ

カクレクマノミAmphiprion ocellaris  Cuvierさん。1年たっても元気です。くねくね泳ぎで水槽の王として君臨、イソギンポやアカオビシマハゼよりも強い地位にあるようです。ロクな写真がなくて、すみません。

●サンゴを新しく追加

魚は足してはいませんが、サンゴを一つ追加。ソフトコーラルのツツウミヅタを入れています。魚はハナゴンベか、ディアディムアンティアスを入れたかったのですが、販売水槽にいる魚のコンディションがいまいちのようで、追加していません。サツキハゼ、ワニグチボラ、ヤエヤマギンポ、ハタタテハゼ、イレズミハゼ、ほか、海水魚は元気。イザヨイベンケイハゼは下の水槽に移してまったく姿を見せませんでしたが、先日陰日サンゴの給餌の時間にあらわれました。写真は撮れませんでした。

このほか、60cm水槽から、90cm水槽へのバージョンアップを図りたいのですが、照明や、濾過方法などで納得!とはまだ行きません。しばらくは上・外部濾過の併用で行きたいと思います。

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アカムツ

2011年11月17日 22時43分51秒 | 魚紹介

最近はイトヨリダイや、シマセトダイ、キントキダイなどの魚を紹介してきました。これらはやや浅い海でも漁獲されている魚です。今回はもう少し深い海の魚をご紹介しましょう。

ホタルジャコ科の深海性魚類アカムツDoederleinia berycoides (Hilgendorf)です。アカムツは水深150-270mの海域で多く漁獲されていました。大きいものは1匹1,000円になることもある高級な魚です。

アカムツは写真でご紹介するのは今回が初ですね。

アカムツは煮物、焼き魚、鍋などにすると非常に美味な魚、そう、今の季節においしく味わえる魚なのです。今年も昨年同様厳しい冬、とくに「節電・自粛ムード」などもあり更なる冷え込みが予想されますが、そういう時には鍋を美味しくいただきたいものです。

「絵に描いた餅」ということわざがあります、これはどんなによいものを描いても、実物でなければ何もならないというものです。つまり、どんなおいしそうな餅をかいても、それは食することはできず、役にたたないのです。しかしこの「写真撮影したアカムツの煮つけ」というものは、それだけで食欲を増やしてくれそうです。鹿児島の名焼酎「れんと」も半分まだ手元にあります。お酒もすすみそうです。私はあまり飲まないほうですが・・・

お値段は残念ながら、安いとは言えませんが、1匹1,000円以上するような大型個体でなくても十分に美味しいと思います。種類は釣りもの、底曳網のものがあります。釣りのものはきれいで見た目がよく高価ですが、鱗がはがれてしまってる底曳網のアカムツも脂ののりは良いものです。

産地は、底曳網の基地があります山口県や三重県、愛媛県、高知県、長崎県などのほか、日本海側の各地から入ってきます。

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