こんにちは。毎日、暑いですね。夏休み、楽しそうだなー。なお椎名さんは残念ながらお仕事です。
この間近所で捕獲したのがこの子。コウチュウ目(甲虫目)・カミキリムシ科のウスバカミキリ。
ウスバカミキリは見た目的にはミヤマカミキリやクワカミキリなどに似ているものの、それらのカミキリよりもだいぶ小型の種類となる。やはりほかのカミキリムシ同様強い大顎を持っていて、咬まれるとかなり痛そうである。どうも本種は大顎が特徴のノコギリカミキリに近い仲間であるようだ。
比較的大きくなり、マッシブなので注意が必要かもしれないが、この個体はウスバカミキリとしては小型のようである。
ウスバカミキリの翅
ウスバカミキリの翅。たしかに名前の通り翅が薄い。翅のすじが美しいのもこの種の特徴のようである。雑木林に生息し、数は少なくないのだが、なぜかなかなか出会うことができず紹介できていなかった種である。なお、名前のよく似たものにウスバカマキリというのもいるが、こちらは甲虫ではなくカマキリの仲間であり、分布域は広いものの数は少ない、というかUMAかもしれない(もちろん見たことがない)。
ウスバカミキリの顔
カミキリムシ科といえば、顔が独特なので写真に撮ってみたくなるもの。しかし夜のためうまく撮影させてもらえなかった。顎が格好いい種なので残念。また次に会う機会があれば、その時に撮影してみたいと思っている。というか撮影した雑木林、今後とも末永く残っていてくれればいいのだが、と思う。