カワハギはこのぶろぐでも何度も紹介している...と思いきや、最後にカワハギが登場したのは2010年8月で、13年以上このぶろぐでは出てきていなかったらしい。このあたりの海は熱帯性の魚が多数みられ、温帯の魚は少ない。キュウセンやホンベラ、メバル類、アナハゼなどほとんど見ないが、その中で温帯性種であるカワハギはよく釣れる。漁港からのブッコミ釣りや砂底での投げ釣りで、シロギスとならぶターゲット。しかもこのあたりのカワハギ、なんかでかい。ヒトの顔くらいのものさえ見られる。
なぜこのあたりのカワハギがでかいのかは不明だが、餌も豊富であることが理由かもしれない。サンゴやカイメンの類も多いこの海であるが、あまりそれらを食べてほしくはないところ。肝が美味しい本種だけに、毒化してもらっては困るのだ。
この近辺ではモンガラカワハギ科の種はそれなりに見るがカワハギ科の種は少なく、ヨソギ、アミメハギ、ウスバハギ、ソウシハギと本種くらいで、しかも前二者は一度しか見たことがない。ハクセイハギ属の種もいるとは思われるのだが、少なくとも私は見たことがない。