魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アカガレイの頭部

2023年02月01日 14時29分43秒 | 魚紹介

こんにちは。今日から2月です。

この間北海道からとどいたカレイ目・カレイ科・アカガレイ属のアカガレイ。アカガレイは北日本沿岸、日本海岸では山陰くらいにまで見られるやや深海にすむカレイの仲間である。今回は頭部以外はやや残念な姿になっていたので、写真には撮影していない。しかしながら眼の位置や、口の歯の形状などの特徴により、アカガレイであることがわかる。

このぶろぐでアカガレイを紹介するのはこれが初めてではない。2016年にこのぶろぐで一度紹介している。以前はアカガレイ属はソウハチ、アカガレイ、ウマガレイ、ドロガレイの4種からなるとされており、当時のぶろぐでもそうしてきた。しかし、ソウハチのみ別属(ソウハチ属)とされた。しかし眼の位置(上眼が頭の背面にある)や、胸鰭中央部の軟条が分岐するのが異なる。現在日本産のアカガレイ属魚種で入手しているのはこのアカガレイのみ。もう2種、ウマガレイとドロガレイはまだ入手していない。この2種はアカガレイと異なり両顎歯がとくに大きいということはなく、アカガレイとは下枝鰓耙数や体高、背鰭軟条数などが異なるので見分けられる。ただしウマガレイは国内では北海道日本海岸およびオホーツク海沿岸、ドロガレイは国内では北海道のオホーツク海岸、新潟県、富山県にのみ生息するが数は少ないようである。入手したいのだがこればかりは根気が必要である。

アカガレイはやや深い海から底曳網で漁獲される。唐揚げや煮つけなど、火を通す料理が美味しい。今回は唐揚げでいただいた。このアカガレイも昨日のケムシカジカと同じく、北海道羅臼の「有限会社丸の野水産」野圭司さんより。ありがとうございます。

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