魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ガンギエイ

2023年02月06日 16時36分29秒 | 魚紹介

これも久しぶりに我が家にやってきた魚。ガンギエイ目・ガンギエイ科・ガンギエイ属のガンギエイ。

標準和名で「ガンギエイ」と呼ばれるだけあってこの科の代表的な種であるといえる。この種は北海道の全沿岸から九州沿岸まで広い範囲に分布している。

なお、北海道の近海ではほかにメガネカスベも多く生息している。以前羅臼からきたのはメガネカスベであったが、今回はガンギエイがやってきた。なお、メガネカスベとガンギエイは属が異なる。メガネカスベはメガネカスベ属で、日本では1属1種であるが、ガンギエイはガンギエイ属、日本にはほかにゾウカスベ、テングカスベ、キツネカスベという種がいる。Dipturus chinensisという種もいるが、これはいったい何者だろうか?Fishbaseでは日本にもいることになっている。なおCASによればタイプ産地は中国だが、タイプはNo typesらしい。

鰭についていた寄生虫。寄生性のカイアシの仲間ではないかと思われる。海底にじっとしていることも多いので、カイアシにとっては格好の付着先であろう。

ガンギエイの仲間は重要な食用魚として扱われるが、地方により差がある。北日本ではありがたいものだが、西日本では北日本ほど重宝されないのか安価である。ガンギエイの仲間は唐揚げで食することが多かったのだが、ガンギエイは以前唐揚げで食したことがあるため、今回は煮つけでいただいた。美味しい。今回のガンギエイも有限会社丸の野水産 野圭司さんより。ありがとうございました。

コメント
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