2012/1/6放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。2012年が始まり、一週間がたとうとしていますね。一年をどんなスタートで始められたでしょうか。早速ご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。
今日の詩篇は56篇の13節です。「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでした。」
この詩篇56篇はイスラエルの2番目の王のダビデが先の王サウルから逃げる途中に、ペリシテ人の陣営で敵に捕えられ、神からの不思議な助けと守りを経験した時に歌ったものです。旧約聖書の第一サムエル記によると、この時のダビデは狂った人の振りをして危機を脱したその事が記されています。とっさに取った行動とはいえ、能力も力もあるダビデにとっては狂人として扱われることは屈辱的なことだったのではないでしょうか。しかし彼はそれを神の助けであると捉え、命の光の内に神の御前を歩むためには必要だった、と言うのです。
ダビデは他の人が自分をどう見るかということを怖れていませんでした。彼の心は神の前に自分がどう歩み生きていくかということに集中していたのです。ですから、屈辱的とも言えるような恥ずかしい態度を取ることさえ厭わなかったのです。
神様は私たちを命の光の内に歩ませるために敢えて苦しみを与えるときがありますが、その苦しみから救い出す恵みをも与えてくださいます。自分の面子やプライドに固執して人の目を恐れることよりも神の前に真実に歩みことこそが大切であるとダビデにはわかっていたのですね。
この一年私たちも命の危機や屈辱的な扱いに遭遇する時があるかもしれません。しかし、そのような中でも私たちには、すべてを創造された愛なる神様の御前をまっすぐに歩む道が残されているのです。
もう一度13節をお読みします。「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでした。」 それではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2012.1.6放送でのお話しより)
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。2012年が始まり、一週間がたとうとしていますね。一年をどんなスタートで始められたでしょうか。早速ご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。
今日の詩篇は56篇の13節です。「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでした。」
この詩篇56篇はイスラエルの2番目の王のダビデが先の王サウルから逃げる途中に、ペリシテ人の陣営で敵に捕えられ、神からの不思議な助けと守りを経験した時に歌ったものです。旧約聖書の第一サムエル記によると、この時のダビデは狂った人の振りをして危機を脱したその事が記されています。とっさに取った行動とはいえ、能力も力もあるダビデにとっては狂人として扱われることは屈辱的なことだったのではないでしょうか。しかし彼はそれを神の助けであると捉え、命の光の内に神の御前を歩むためには必要だった、と言うのです。
ダビデは他の人が自分をどう見るかということを怖れていませんでした。彼の心は神の前に自分がどう歩み生きていくかということに集中していたのです。ですから、屈辱的とも言えるような恥ずかしい態度を取ることさえ厭わなかったのです。
神様は私たちを命の光の内に歩ませるために敢えて苦しみを与えるときがありますが、その苦しみから救い出す恵みをも与えてくださいます。自分の面子やプライドに固執して人の目を恐れることよりも神の前に真実に歩みことこそが大切であるとダビデにはわかっていたのですね。
この一年私たちも命の危機や屈辱的な扱いに遭遇する時があるかもしれません。しかし、そのような中でも私たちには、すべてを創造された愛なる神様の御前をまっすぐに歩む道が残されているのです。
もう一度13節をお読みします。「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでした。」 それではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2012.1.6放送でのお話しより)
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******